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Appleが2024年6月に開催したWWDC24の中で発表されたパーソナルAIのApple Intelligenceでは、Siriのアップグレードが予定されていました。しかし、AppleはSiriのアップグレードが遅れていることを正式に認め、2026年中のリリースになることをアナウンスしています。開発が遅れている「進化したSiri」について、9to5Macがこれまでの報道をベースにどのようなものになるのかを予測しています。
Here’s how Apple plans to fix Siri in iOS 19 – 9to5Mac
https://9to5mac.com/2025/04/26/apple-fixing-siri-in-ios-19-heres-how/
「進化したSiri」の根本的な問題は、AppleがiOS 18の発表に向けて急いで準備しなければいけなかったという点にあると9to5Macは指摘しています。実際、Bloombergは「iOS 18のSiriは、基本的に2つの頭脳を持っています。ひとつはタイマーや通話といった従来のSiriコマンドを操作するもので、もうひとつはより高度なクエリを処理するためのものです。後者の機能はユーザーデータにアクセスできるようになる予定で、ユーザーがコマンドの途中でリクエストを変更しても混乱しないよう、既に活用されています。Apple IntelligenceをiOS 18の一部としてリリースするために、Appleは2つのシステムを統合する時間がありませんでした。そのため、ソフトウェアは本来あるべきスムーズさで動作していません」と報じています。
AppleはiOS 18のリリース前にSiriのアーキテクチャをすべて書き直したいと考えていたようですが、時間がなかったため、結局はこの「2つを統合したシステム」のままとなってしまった模様。このアプローチは円滑とは程遠いもので、エンジニアはバグの急増に悩まされ、最終的に意図した通りにSiriが動作しなくなってしまったそうです。Appleのソフトウェア担当シニアヴァイスプレジデントであるクレイグ・フェデリギ氏も、Siriが意図した通りに動作していないことに懸念を表明しています。
Appleのバーチャルアシスタント「Siri」のAI機能は開発が難航しておりリリースが延期される可能性 – GIGAZINE
そのため、iOS 19でリリースされるであろう「進化したSiri」は、アーキテクチャを根本から再構築したものになるだろうと9to5Macは指摘。これにより、当初はiOS 18.4でリリースされる予定だった「ユーザーのパーソナルコンテキストを認識する機能」「画面認識機能」「アプリ内アクション機能」といった3つの機能がSiriで利用可能になると目されています。
Apple関連のリーク情報でおなじみのBloombergのマーク・ガーマン記者も、新しいSiriについて「iOS 19ではAppleは2つのシステムを統合し、新しいSiriアーキテクチャを導入する予定です。これは早ければ2025年6月開催のWWDCで発表され、2026年春までにiOS 19.4の一部としてリリースされると予想しています」と予想しています。
これが実現すれば、10年以上にわたって使用されてきたSiriのアーキテクチャがついに段階的に廃止されることとなります。
また、AppleはSiriのエンジニアリング責任者をApple Vision Proの開発責任者であるマイク・ロックウェル氏に交代しました。そして、ロックウェル氏はSiriの開発チームの多くを、Apple Vision Proのソフトウェ開発グループのメンバーと交代しているそうです。さらに、ロックウェル氏はSiriの音声認識、理解、パフォーマンス、ユーザーエクスペリエンスに関連するチームの再編にも取り組んでいるとのことです。
NEW: Apple’s new Siri chief Mike Rockwell is revamping the voice assistant’s management, putting key Vision Pro leaders in charge of the turnaround effort. He’s also restructuring core teams for speech, understanding, performance and user experience. https://t.co/Rg1ULjwhsr
— Mark Gurman (@markgurman) April 22, 2025
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