🔸内容:
こんにちは!今回は「AIと会話して業務を自動化するバイブコーディング超入門」の第4回をお届けします。
これまでの振り返り
第3回では、AIが生成したコードのキーワードを理解し、自分の手で修正できるようになりました。これまでは業務自動化をスプレッドシート内で完結させていましたが、ビジネスはオフィスの外と結びついています。
例えば、営業で「顧客リストから移動時間を計算したい」と思ったことはないでしょうか?あれを手動でやるのは大変です。そこで、GoogleマップのAPIを使って、一発で移動時間を計算するツールを作ります。まずは、APIについて理解しましょう。
APIとは?
API(Application Programming Interface)は、サービスを連携させるための「公式な依頼書」のことです。たとえば、あなたが外部のコンサルタントにレポートを依頼する時の流れをイメージしてください。
- あなた(プログラム)=依頼元の担当者
- Googleマップ(外部サービス)=分析を行うコンサルタント
このプロセスでは、正式な依頼書を記入して提出する必要があります。この一連の流れが、APIに特徴づけられています。
APIの依頼書の構造
実際にGoogleマップAPIに送る依頼の例を見てみましょう。
https://maps.googleapis.com/maps/api/directions/json?origin=東京駅&destination=東京タワー&key=YOUR_API_KEY
ここには以下の情報が含まれます。
- 宛先(エンドポイント):サービスの指定
- 依頼の詳細(origin、destination、APIキーなど):具体的な要求内容
GoogleマップAPIの準備
実際にGoogleマップAPIを使うには「APIキー」が必要です。これはあなたが正式な利用者であることを示すものです。このキーを取得するために「Google Cloud Platform」での初期設定が必要となります。
設定手順:
- Google Cloudでプロジェクトを作成し、課金を有効にする
- Directions APIを有効にする
- APIキーを作成する
この設定は一度だけで、以降のツール開発に活かされます。
住所リストの準備
まず計算に使う住所リストをスプレッドシートに用意します。
- 新しいスプレッドシートを開く
- 出発地や訪問先リストを作成する
- A2: あなたのオフィスの住所
- C4: 訪問先リスト
AIに設計図作成を依頼
次に、AIに「移動時間計算ツール」の設計を依頼します。ChatGPTなどのAIに以下の指示を与えましょう。
- あなたのAPIキーを指定
- 出発地はB2セル、訪問先リストはC5セル以下
- 各訪問先への移動時間と距離を計算し、D列とE列に出力する
これにより、高度な自動化ツールへの第一歩を踏み出すことができます。
このようにして、AIとAPIを活用することで、業務効率を大幅に向上させることができるのです。次回以降に進む準備が整いました。楽しみにしてください!
🧠 編集部の見解:
こんにちは!この記事は、AIと連携して業務を自動化する「バイブコーディング」の魅力を感じさせる内容ですね。プログラミング未経験者に向けて、GoogleマップAPIを使った自動化に踏み込むって、実にワクワクします!
### 感想・関連事例
AIに頼ることで、業務の効率が飛躍的に向上することが具体的に提案されていますが、特に「移動時間を一発計算!」というアイデアには共感しました。実際、私も以前、顧客訪問のスケジュールを立てる際に地図アプリを使って移動時間を調べる手間に悩まされました。このツールがあれば、たったワンクリックでルーチン作業が終わるわけですから、時間の節約にもなり、より重要なことに集中できるようになりますね。
### 社会的影響
この自動化の進展は、特に営業職の方々にとって、大きな意味を持つと思います。従来の手法ではオフィスの外で効率的に動くことが難しい場面でも、精度高く情報が得られ、戦略的に動けるようになるのは大きなメリットです。「働き方改革」という言葉があるように、こうした技術の活用は、私たちの労働環境やビジネスのあり方を根本から変える可能性を秘めています。
### 背景・豆知識
API(Application Programming Interface)の概念が紹介されていて、特に「公式な依頼書」というアナロジーがありがたいですね。エンドポイントと呼ばれる「窓口」や、必要な情報をしっかり集める重要性は、ITに詳しくなくても理解しやすい表現です。また、多くの人がAPIという言葉を聞くと難しそうに思ってしまうかもしれませんが、この記事のように分かりやすく噛み砕くことで、技術への敷居を下げられると思います。
それに、GoogleマップAPIには無料利用枠があるということも重要なポイントです。新しい技術を試す際のコストが抑えられているので、気軽に実験できますね。特に、若い世代の方々がこうした技術を活用することで、今後ますます新しいビジネスモデルが生まれてくるのではないかと期待しています。
これからも「バイブコーディング」の連載を楽しみにしています!
- この記事のキーワードとして最も適切なのは「API」です。
理由は、APIの理解がプログラミング未経験者が業務を自動化するための重要な要素であり、具体的な例(GoogleマップAPI)を使ってその利用方法が解説されているからです。APIは外部サービスと連携する際の「依頼書」の役割を果たし、効果的な自動化を実現するための基礎となります。
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