金曜日, 5月 23, 2025
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Anker、非常時にポータブル電源から自宅コンセントで電気が使える切替分電盤


Anker Solix Power Link System。写真右上の細長い製品が切替分電盤

アンカー・ジャパンは、非常時にポータブル電源の電力を家庭用コンセントから使えるようにする切替分電盤「Anker Solix Power Link System AS1R1521」を、6月24日に発売する。切替分電盤本体の価格は199,900円(工事費込み)。ほかにポータブル電源とのセット商品もラインナップする。5月22日から予約販売を開始した。

切替分電盤「Anker Solix Power Link System AS1R1521」の本体

同機は、ポータブル電源から自宅へ電力供給ができるようにする切替分電盤。設置後は、ポータブル電源を接続しておくだけで準備完了。停電時には、自動的にポータブル電源から電力が供給され、指定した特定の家庭用コンセントで、家電製品が使えるようになる。

同社はこれまで多くのポータブル電源を展開してきたほか、2025年1月には家庭用蓄電池事業にも参入。今回発売する切替分電盤は、ポータブル電源の可動性や導入の手軽さと、家庭用蓄電池の家庭での電力確保やバックアップとしての安心感、両方のメリットを兼ね備えた中間のソリューションとして提案する。

これまではポータブル電源を持っていても、自宅のシーリングライトなどの照明には電力供給が行なえなかった。だが同切替分電盤を取り付ければ、停電時にも使えるようになる。また冷蔵庫など、コンセントの抜き差しに手間がかかる家電なども、停電時に途切れることなく使い続けられる。

普段は、家の分電盤からポータブル電源に電気が流れ、そのまま通り抜けて(パススルーして)家のコンセントに戻る。しかし停電になると、ポータブル電源が電気を供給する側に切り替わり、そこから家のコンセントへ電気が流れる仕組みになっている。そのためポータブル電源は、普段は常に満充電の状態にあるが、サイクル寿命が減っていくことはない。

なお、ポータブル電源は常設する必要はなく、分電盤からケーブルを外して持ち運ぶこともできる。使用後に改めて分電盤とつなげれば、ポータブル電源はフル充電される。そのため、例えば自宅からの避難が必要になった時には、即座にポータブル電源として持ち運び、避難先で使える。

分電盤から流れてくる電気は、普段はポータブル電源内をパススルーされる。停電時に切り替えられ、ポータブル電源から分電盤へと電気が流れる

切替分電盤の内側

既にポータブル電源を持っている人は、切替分電盤のみを購入すれば導入できる。なお、推奨ポータブル電源は、容量が1,000Wh以上でAC出力が1,500W以上のモデル。

本体サイズは約160×118×320mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約1.6kg。

直販サイトからの注文であれば、施行日の日程調整、設置工事まで同社が対応する。複数業者との調整や手続きが不要。なお、電気工事士による切替分電盤の取り付けは、約3時間で完了するという。





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🧠 編集部の感想:
Ankerの新しい切替分電盤は、非常時の電源供給の安心感を提供してくれる優れた製品です。特に、ポータブル電源との連携で、停電時にもスムーズに家電を使える点が魅力的です。今後の防災意識の高まりに伴い、多くの家庭に普及することが期待されます。

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