木曜日, 5月 22, 2025
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AMD、VRAM 32GB搭載で4枚差し対応の「Radeon AI PRO R9700」


Radeon AI PRO R9700

 AMDは21日(台湾時間)、Radeon RX 9070シリーズに採用されている「Navi 48」のダイを利用したAIワークステーション向けGPU「Radeon AI PRO R9700」を発表した。7月から提供開始予定で、現時点では価格は未定。

AI推論に特化した性能を実現するRadeon AI PRO R9700、カード4枚にスケールアップも

Radeon AI PRO R9700はNavi 48のダイを採用している

 AMDは3月に一般消費者向けのGPUとして「Radeon RX 9070」シリーズを発表。Radeon AI PRO R9700は、そのプロフェッショナル向けバージョンで、グラフィックスワークステーションやAIワークステーション向けと位置づけられる製品になる。Radeon RX 9070シリーズと同じ「Navi 48」のコードネームで知られるダイを採用しており、CUの数などは基本的にはRadeon RX 9070シリーズそのものだ。

スペック

 最大の違いはメモリ容量で、Radeon RX 9070、Radeon RX 9070 XTともに16GBであるのに対して、Radeon AI PRO R9700は32GB(GDDR6)と倍になっている。これは、製品ブランドに「AI」という文字が入っていることからも分かるように、メモリ容量が性能に影響を与えるAI推論での利用を意識しているためだ。半精度(FP16)のスループットは96TFLOPSで、INT4/スパース性利用時のAI推論性能は1,531TOPSに達する性能を実現する。TDPは300W。

ベンチマーク

複数のカードを束ねてAI推論に活用できる

 強みはやはり32GBのメモリを搭載していることで、GeForce RTX 5080(16GB)と比較して、モデルサイズが大きくなればなるほど性能差が大きくなっている。

 また、AMDのAI開発向けキット「ROCm」を利用すると、複数のGPUを束ねてスケールアップして利用することが可能で、4枚を束ねると128GBとなり、Mistral Large Instruct(128B、GPTQ4)やDeepSeek R1 Distill(Llama 70B、FP8)のような巨大モデルを利用したLLMも十分な性能で利用できるとAMDは説明している。





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🧠 編集部の感想:
AMDの新GPU「Radeon AI PRO R9700」は、32GBのVRAM搭載と4枚差し対応で、AIワークステーション向けに特化した素晴らしい製品ですね。AI推論性能の向上に寄与するメモリ容量の多さが強みで、今後の開発に期待が高まります。この性能で大型AIモデルの利用が促進されることを願っています。

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