🧠 あらすじと概要:
映画『かくかくしかじか』のあらすじ
映画『かくかくしかじか』は、漫画家・東村アキコの青春時代を描いています。物語は、彼女が高校生の頃から始まり、厳しい指導を行う日高先生との出会いを通じて、漫画家を目指す道のりが描かれています。主人公・東村アキコ(演:永野芽郁)は、熱血恩師の日高先生(演:大泉洋)に出会い、石膏画を描く技術を身につけるための厳しい指導を受けます。この過程では、彼女の日常生活や家族、友人との関わりも描かれ、彼女の成長がメインテーマとなっています。アナログな努力を重ねるアキコの姿は、今日のAI時代においても希望と励ましを与えるものです。
記事の要約
この記事では、映画『かくかくしかじか』が描く90年代のアナログな青春を称賛しています。東村アキコの成長過程を通じて、努力や情熱の大切さを伝え、AIの進化した現代においても響くメッセージがあると述べています。特に、手間を惜しまず描き続ける姿勢は、今の若者たちに勇気を与えるもので、全世代におすすめの作品としています。映画を観ることで、夢を実現するためのヒントが得られるはずと強調されています。
漫画原作者の東村アキコが自ら脚本も手がけた、映画『かくかくしかじか』(2025)を観た。売れっ子漫画家・東村アキコの高校生のときから漫画家になるまでの9年間、キョーレツな熱血恩師との日々を描いている。
日々漫画を読むことが大好きなぐーたら女子高生・東村アキコ(永野芽郁)が絵画教室へ行くと、超スパルタ教師・日高先生(大泉洋)が待ち構えており、美大受験までに石膏画を「100枚描け!」と、竹刀で脅され喝を入れられる。
熱血恩師との出会い、温かい両親、個性的な友人と繰り広げられるドラマがとても面白く素敵なのだが
私がいちばん注目したいのは、AI到来・令和の時代に、”美大の油絵学科合格を目指して、卒業後はプロの漫画家を目指して、とにかく描いて描いて描きまくれ!!” という超アナログな90年代を描いたこの映画を公開できたことだ。
1975年生まれの東村アキコが高校3年生の時・1992年から物語は始まる。
途中ガラケーを使っているシーンがあるが、ガラケーの登場は1999年だから、主人公のアキコは高校生〜大学生、社会人になってからの数年も携帯もパソコンも持たない時代を過ごしたようだ。
映画では、石膏の形が全然へたくそ、パースも間違っていると、生徒を怒鳴る日高、そして落ち込む東村アキコが描かれている。令和のいま、10代のわかものたちは、AIにリクエストすればパースも完璧、石膏の形も完璧な絵は一瞬で描ける時代を生きている。
そんな時代に、アナログな努力を繰り返す主人公を描いた映画を観られることは貴重だ。自分の時間を犠牲にして「描く」という技術を習得していく。他人から認めてもらえるようになるまで、その努力は続く。そして寝る間を惜しんで描きまくった結果、プロの漫画家になっていく過程を描いている。
そんなどろ臭い青春は、きっと今の時代でも心に響くし、とても「アリな青春」だと思うのだ。いままさに夢に向かって努力している学生たちも、きっと励まされるだろう。夢を実現するためにどうしたらいいか、Chat GTPに質問する前に、一度ぜひ観てほしい映画だ。きっと人生のヒントを得られるはず。一人でも多くの人に観てもらいたい、10代のわかものはもちろん全世代におすすめの、まさに青春映画だ!!!
Views: 0