1. 問題を可視化するのはAIが得意
かつては、経営データを読み解き、課題を分析し、改善案を立てるのがコンサルタントの価値だった。しかし、今はChatGPTやLooker、TableauなどのAI/BIツールが、「この指標が悪化している原因は○○」「売上を伸ばすには、まずこれ」と、たった数分で提案してくれる。実際、ある中小企業では経営会議の前にChatGPTを使い、売上データとアンケートを分析。AIが示した仮説をもとに話し合うだけで、**「コンサルに月30万払ってたのがバカバカしくなった」**という声もある。
2. 戦略の設計もAIで十分?
事業計画の立案や、マーケティング施策のアイデア出しも、ChatGPTのような生成AIは大得意だ。ターゲット設定、ペルソナ分析、キャッチコピー作成、SNS戦略…しかも、徹夜で資料を仕上げてくれる。人件費ゼロで、24時間365日稼働。現実に、AIと経営者だけで月商1000万を突破した個人起業家も出てきている。
3. 私がやっているAI経営コンサルの実例
実際、私自身もChatGPTを“社内コンサルタント”として使っている。具体的には、自社の3期分の経営データをChatGPTに入力し、財務の傾向を分析。そこからKGI(重要目標)を定め、それを分解する形でKPIを設定。さらに、それを実行するためのアクションプランと、日々の行動計画まで落とし込んでいる。さらに面白いのは、ChatGPTの中に「経理担当」「営業マネージャー」「スケジュール管理者」などの“仮想社員”を設けていること。役割ごとに分けて会話し、それぞれに「何を」「いつまでに」「どう進めるか」を整理してもらうことで、まるで社内に優秀な幹部チームがいるような感覚で経営している。
4. それでも「人」は必要なのか?
もちろん、すべてのコンサルが不要になるわけではない。「人を動かす」「社内を巻き込む」「泥臭く現場を変える」これは、まだAIにはできない。でも、もし**「情報を整理し、方針を示すだけのコンサル」**に高額を払っているなら、それは見直すべきだ。なぜなら――AIは、もうそこまで来ている。
まとめ:これからのコンサルは「AIを使える人」
結論はシンプルだ。AIに置き換えられるコンサルは、いずれ消える。これから生き残るのは、「AIを活用してクライアントを導ける人」である。
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