Supershipの名畑です。劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXXは、歌が素晴らしいのはもちろんのこと、演出、アニメーション、どれも見惚れてしまう出来です。
はじめに
ベータ版として提供されていた動画生成モデル「Firefly Video Model」がついに製品版として正式リリースされました。これは「テキストから動画生成」や「画像から動画生成」により商用利用可能な新しい動画を簡単に作成するモデルで、ベータ版から製品版へと進化するにあたりフォトリアリズムが大幅に改善され、非常に詳細でリアルな動画を制作できるようになりました。また、テキストのレンダリング、風景、視覚効果、トランジション効果も強化されています。
ということで、遅ればせながら、Adobe Fireflyでの動画生成を試してみます。
プロンプトや元画像は過去記事「OpenAIのSora、AmazonのNova Reel、RunwayのGen-3 AlphaのAI生成動画を比較してみた」と同様のものを使います。
価格
Adobe Fireflyにおいて動画生成はプレミアム生成に当たり、クレジットが必要です。
詳しくは生成クレジットに関する FAQをご覧ください。
テキストからの生成(Text to Video)
プロンプトは「Japanese man playing basketball」とします。訳せば「バスケットボールをしている日本人男性」です。
設定はデフォルトのままとします。
途中で明らかに人などの欠如がありますが、激しめな動きの動画生成にはなっています。
画像からの生成(Image to Video)
次に画像からの生成(Image to Video)です。
FLUX.1.1[pro] を用いて生成した以下の画像を用います。サイズは1280×768です。
FLUX.1.1[pro] について詳しくは過去記事「Stable Diffusionのオリジナル開発陣による画像生成AIモデル最新版FLUX 1.1 [pro]のWeb APIを呼んでいくつかの画像を生成してみた」をご覧ください。
プロンプトは「Pouring water from a plastic bottle into a glass」とします。訳すと「ペットボトルの水をグラスに注いでいる」となります。
グラスの中身が液体の質感ではなく個体の質感ではありますが、注がれる水の描写は高品質です。
最後に
今回試した限りにおいては他のAI生成動画サービスと比べて強く秀でたものは感じませんでしたが、他の同社プロダクトとの連携や商用利用の安全性など、Adobeの製品であるということには大きな価値があると思います。
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