月曜日, 5月 19, 2025
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Aぇ! groupが“国立競技場”に立つ日は来るのか? ー マーケターが本気で分析してみたエンタメマーケター💃熱狂する仕掛けを考察してみる

🧠 概要:
この記事では、Aぇ! groupが国立競技場でのパフォーマンスを目指す可能性について、マーケティングの観点から分析されています。著者は、Aぇ! groupのユニークな特性や魅力を探り、彼らが新しい国民的アイドルとして認知されるための戦略を提案しています。

### 概要
– Aぇ! groupは、伝統的な国民的アイドルのイメージとは異なり、親しみやすく、それでいてカリスマ的な魅力を持つグループである。
– 知名度や売上はまだ低いものの、自然体での共感性が強みとなる。
– 具体的なロードマップを示し、国立競技場に立つための戦略的な施策を5つのステップに分けて提案。

### 要約の箇条書き
– Aぇ! groupの目標は国立競技場でのパフォーマンス。
– グループは伝統的な国民的アイドルの枠に収まらないユニークな存在。
– 親しみやすさとカリスマ性の二重構造を持つ。
– 現在の知名度や売上は低いが、リアルさと中毒性が魅力。
– 戦略のステップ:
1. 非ファン層の接触ポイントを作る。
2. 中毒性を高めるための取り組み。
3. 語られる存在にするための文化構築。
4. 応援する意味を可視化し、現代的な象徴に位置づける。
5. 国立ライブを社会の達成として認知されるようにする。
– 自然体が魅力であるため、仕掛けないことを仕掛ける戦略が必要。
– 最後に、Aぇ! groupのパフォーマンスを観ることを勧めている。

Aぇ! groupが“国立競技場”に立つ日は来るのか? ー マーケターが本気で分析してみたエンタメマーケター💃熱狂する仕掛けを考察してみる

とある企業でマーケターをしている K藤 です。

Aぇ! groupは国民的アイドルになり、国立競技場に立つことを目標としています。

「Aぇ! groupって国立競技場に立てるの?」 と聞かれたら、私はこう答えます。

「“立てるか”ではなく、“どう立たせるか”を考えるべきグループです」と。

Aぇ! groupは、既存の“国民的アイドル”のテンプレートにははまりません。だって、メンバー全員、国立というより“居酒屋にいる男友達”が似合う空気感。だからこそ、彼らにしかつくれない“新しい国民的アイドル”像があると考えています。

親しみやすいのに尖っている彼らの在り方は、“共感されるよりも共に歩まれる”今どきの推し像そのものだと思います。

このでは、Aぇ! groupという稀有なグループのポジショニングを言語化し、その魅力を軸にしたロードマップ=戦略設計を勝手に考えてみました。

※ファンの方の中には「そんな単純じゃない」と感じる部分もあるかもしれません…
でも、真剣にマーケティングの視点で見た“伸びしろ”もあると思っています。もしズレていたら「ちゃうねんK藤」と優しくつっこんでください。

【Aぇ! groupの現在地】数字で見ると“まだ”だが、本質はそこにない

  • メンバー:5人、全員関西出身(標準語に染まらない安心感)

  • バンド演奏+アイドル+バラエティ+演技という掛け算型グループ

  • 関係性ベースのいざこざ・やり取りがYouTubeで人気

  • メンバーの年齢層はやや高め(若手というより“中堅ベンチャー”感)

  • ファン層は20代後半〜30代の関西女性が中心な気がする。幅は広め

  • 正直CD売上やFC数はまだ少なく、世間一般の認知度も高くない

でも、数字には出てこない中毒性とリアリティが、このグループには確かにあると確信しています。例えるなら、“男友達の皮をかぶったカリスマ”。

今時のアイドルは、“完璧で遠いスター”ではなく、“一緒に成長していく友達感”のほうがリアルで共感があるんだろうなぁと思います。

【ポジショニング】Aぇ! groupの立ち位置とは何か?

Aぇ! groupの最大の特徴は、次のような矛盾的魅力にあると思っています。

「親しみやすい男友達なのに、ステージでカリスマを放つ」

この“日常性と非日常性の二重構造”こそが、Aぇ! groupのポジショニングの核心だと思いました。

【比較検討】他グループとの比較表

グループごとの“文脈の違い”を言語化してみると、Aぇ! groupがなぜ“王道”ではなく“異端の希望”なのかが見えてきます。

ジャニーズというより“一緒に戦う仲間”感。だからこそ、“泥臭く上を目指し続ける姿”のままで、国立を目指すという物語には、新しい時代の熱が宿るのです。このAぇの強みをどうやって生かしていくのか。

【ロードマップ】Aぇ! groupが国立に立つまでの5step

Aぇ!groupが国立競技場に立つまでどんな戦略を取ればいいのか?考えてみました。

STEP 1:「なんか気になる」タッチポイントをつくる

  • 目的:非ファン”層の初接触と引っかかりの創出

  • 強み: 生活圏にいそうな親しみやすさ、でも気づいたら笑顔になっている自然な会話力

  • 課題: キラキラ感が薄く、SNS映えの即効性には欠ける

  • 解決策: 「作られた仲良し感ゼロ」の会話・テンポの妙を切り出すショート動画展開

    • 例:「会議室でダラダラしてたら末澤が小島の上に乗って寝てた」的なゆる会話をショートに

    • 「スタッフに末澤が吠える」「リチャMCでみんなが好き勝手にやる」「Aぇ! group会話の密度が居酒屋」など、メンバー構造が見えるやりとりを抜粋

    • YouTubeの人気シリーズ『#Aぇがまた揉めてる』風な連続性コンテンツで定点観測させる

    • バラエティーで面白い男友達っぽい立ち振る舞いで「この子らおもろいやん」と思ってもらう

  • 戦略的意図: 『全員名前は覚えてないけどおもろい5人組』として、“顔見知り”ポジションを取る

STEP 2:「もう1回見たい」の中毒性へ

  • 目的: 「1回見た」層の再視聴と“沼入り前夜”の誘導

  • 強み: ステージでの豹変(特に末澤のハイトーン、佐野のドラム、正門のギター、リチャのサックス、小島のピアノなど)

  • 課題: 普段の関係性とステージギャップがAぇを知らない人には伝わらない

  • 解決策: 「日常」→「豹変」の流れを一画面で可視化

    • 例:「ステージ裏でふざけてた人が3分後に観客を魅了してる」比較動画

    • LIVE「WANT!→咆哮」など曲のGAPを魅せる

    • シャイな一般人の小島がLIVEの世界観を魅せる

    • バラエティーで顔を知っていた人が歌番組を見て「この子らこんなにパフォーマンスできるの」と驚く

    • 「#Aぇの裏表」など、ファンがギャップシーンを投稿できる公式ハッシュタグ

  • 戦略的意図: 「このギャップ、なんなん?」という疑問を残す設計=もう一回見られる導線

STEP 3:「このグループ何者?」と語らせる

  • 目的: ファン以外のオタク、考察者たちを巻き込む

  • 強み: 関西×バンド×演技×トーク×非ビジュアル王道の掛け算の妙

  • 課題: 語るための“言葉”や“文脈”が整っていない

  • 解決策: 「Aぇとは何か」を考察できる余白を外部に供給

    • 例:Aぇを語る文化人連載(音楽ライター、演劇評論家、Z世代批評家など)

    • YouTubeで「元演劇部が語るAぇのMCの間合い」といった第三者視点の動画展開

  • 戦略的意図: “語られるグループ”になることで、推されるのではなく“翻訳される”存在になる

STEP 4:「応援する意味」が可視化される

  • 目的: Aぇ! groupを“現代的な象徴”として位置づける

  • 強み: 雑味のある関係性と、“才能が日常から滲み出る”リアリティ

  • 課題: 王道ストーリーが存在せず、“ドラマとして成立しづらい”

  • 解決策: 苦労して這い上がった物語を、リアルな温度で描くドキュメンタリー型戦略に切り替える(配信タイミングは重要なテレビ出演の直前など狙って)

    • 例:「何度も辞めそうになったけど踏みとどまって夢をかなえた5人」の葛藤を主軸にした映像化

    • 何度も繰り返し地上波で活動ストーリーや背景を発信

    • 元ジュニア時代の素材や、辞めた仲間への想いも交えた“未完成の記録”シリーズ

  • 戦略的意図: “完璧じゃないから応援したくなる”という感情の導火線を、視聴者の記憶に仕込む

STEP 5:「私たちの時代の象徴」へ

  • 目的: 国立ライブが“ファンだけの成果”ではなく、“社会の達成”に変わること(通勤中のおじさんも国立を応援してくれるような)

  • 強み: 自分たちの等身大を保ちつつ、表現ではプロ

  • 課題: 「好き嫌い」では語れるが、「歴史」として語るには文脈が不足

  • 解決策:国立という“場”を、日本のひとつのカルチャー記録としてアーカイブ化する

    • 例:NHK特番『Aぇ! groupはなぜここに立ったのか』にて、メンバーの過去と街の声を交差させる

    • 「あの年、家族で観たのがAぇだった」というような“生活記憶”と結びつける仕掛け

    • 朝のニュース番組で「Aぇが国立ライブへ」の特集、通勤中の社会人が“あの子ら頑張ったな”と話題にする構造

  • 戦略的意図:「記憶されるエンタメ」に昇華させ、“好きじゃなくても知ってる存在”へ到達させる

最後に

Aぇ! groupは、まるで地元の友達みたいに騒いでたのに、気づけば目を離せなくなってる。そんな不思議なグループです。

「なんで国立なん?」って思うかもしれません。でも、「あの子らが立ったなら、なんか泣けるやん」って言わせたら勝ちです。

等身大が魅力だからこそ、Aぇ! groupが売れるには、“仕掛けないことを仕掛ける”戦略が必要だと思います。 彼らの自然体は商品化しにくい。
でも、だからこそ“気づいたら好きになってた”というルートを計算するのが、新時代のマーケティングだと考えています。

このが、その魅力に“まだ気づいていない人”にとって、最初の接触点になればうれしいです。 そしてファンの方にとっては、「そうそう、ここが良いのよ!」とニヤッと笑ってもらえたら、本望です。

この記事を読んで、初めてAぇ! groupを知った方へ。まずは「PRIDE」のパフォーマンスを観てみてください。“男友達”の皮を脱いだ瞬間、ちょっと背筋が伸びるはずです。

https://www.youtube.com/watch?v=7fwYjU7m8pw

最後まで読んでくださってありがとうございました。  

K藤

エンタメマーケター💃熱狂する仕掛けを考察してみる

某メーカーでマーケティングを担当しています。エンタメが好きなのでエンタメ×マーケティングで思ったことを綴ろうと思います



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