昭和100年の夏、ついに令和に『きょろちゃん』が復活。レトロな見た目と最新の機能性 | TABI LABO

昭和の夏の定番、愛嬌たっぷりの氷器『きょろちゃん』。

昭和、平成と時代を駆け抜けた人気者が、“昭和100年”である今年、ついに令和の夏へ帰還する。

タイガー魔法瓶による7年ぶりの再復刻は、レトロでありながら現代の技術を活用した、懐かしくも新しい「きょろちゃん」となっている。

初代きょろちゃんが誕生したのは1976年（昭和51年）。

「ハンドルまわせばお目目がくるくる」のキャッチコピーと共に登場し、瞬く間に人気者となった。その後、1977年（昭和52年）に2代目、1978年（昭和53年）には3代目へとデザインを刷新。家庭にかき氷文化と笑顔をもたらした。

時は流れ平成。

昭和レトロブームが本格化する少し前の2016年、きょろちゃんは一度復刻を果たしている。そのきっかけは、ファンから寄せられた一本の電話だったという。「映画できょろちゃんを見たのですが、今でも手に入りますか」。

この問い合わせが、社内で眠っていたきょろちゃんへの想いを再び呼び覚ました。当時の社員やファンの協力を得て、図面も金型も残っていない状態から、文字通りゼロから製品を作り直すという挑戦を経て、平成の復刻版は完成した。

その復刻版も販売終了となるが、きょろちゃんを求める声は止まなかった。

「また買いたい」「あの楽しさを自分の子どもにも伝えたい」。そんな声がタイガー魔法瓶に続々と寄せられた。折しも、世は本格的な「昭和レトロブーム」。SNSや口コミを通じてきょろちゃんの可愛らしさや、家族で囲んだ楽しい記憶が再び語られ始め、人気が再燃する。

こうしたファンの熱意と時代の後押しを受け、「昭和100年」の節目に、待望の再復刻が決定したのだ。今回復刻されるのは、歴代の中でも最も人気が高かったとされる3代目のデザインである。

7年ぶりに帰ってきた『きょろちゃん』（品番：ABF-G100）は、もちろん、あの愛らしい姿そのまま。ハンドルを回せば、目が左右にきょろきょろと動く。このギミックこそ、きょろちゃんが世代を超えて愛される最大の魅力だろう。

だが、魅力は見た目だけではない。令和の「きょろちゃん」は、現代の家庭で使いやすいように、実用性もしっかりと進化させている点も見逃せない。

かき氷の要である刃には、素材、厚み、角度にこだわったステンレス製カッターを採用。これにより、軽い力で氷がスムーズに削れる。刃は内側を向いているため、外側から直接触れにくい安全設計なのも嬉しい配慮だ。

さらに、氷をセットして上から押さえる構造は、力を伝えやすい回転ねじ式を採用。これにより、小さな子どもでも楽しめるように。

また氷押さえ板にはスパイクが付いており、氷をしっかりと固定し、削っている途中で氷がずれるのを防ぐ。しかも、使える氷は専用の製氷カップで作った氷だけではない。家庭の冷蔵庫で作った角氷（約3cm角）にも対応しているため、いつでも手軽にかき氷を楽しめるのだ。

加えて、氷ケースセットは本体ケースから取り外して使うことも可能。フルーツやお料理を盛り付けたお皿の上に、直接かき氷をトッピングするような使い方もでき、活用の幅が広がる。

懐かしいデザインに現代の技術と工夫が融合した、まさに令和仕様のきょろちゃんと言える。

今回の再復刻を記念し、タイガー魔法瓶では「おかえり、きょろちゃん」SNSフォトコンテストキャンペーンも開催。

これは、自宅にある「きょろちゃん」の写真を撮影し、指定のハッシュタグ「#きょろちゃんフォトコンテスト」を付けてXまたはInstagramに投稿するというもの。

特筆すべきは、今回発売される新製品の購入者だけでなく、過去に販売されていた旧モデルのきょろちゃんを持っている人も応募できる点だ。長年大切に使ってきた人も、新しく迎える人も、一緒に愛を語り合える場となっている。

応募期間は2025年4月2日から7月31日まで。

期間中、毎月抽選で5名様（合計20名様）に、かき氷が映えるアデリアレトロの「脚付きデザート（浅型）」が2個セットでプレゼントされる。参加するには、タイガー魔法瓶の公式SNSアカウントをフォローする必要がある。

この企画は、「世界中に幸せな団らんを広める。」という同社のビジョンを体現するものであり、製品を通じて生まれるユーザーとの繋がりや、世代を超えたコミュニケーションを大切にする姿勢の表れとも言えるだろう。

6月23日に発売予定の氷削り器＜きょろちゃん＞ABF-G100は、タイガー公式オンラインストアで既に予約受付を開始している。

昭和を知る世代には懐かしい記憶を呼び覚まし、平成・令和世代には新鮮なレトロ感と楽しさを提供する。今年の夏は、家族や友人ときょろちゃんを囲み、冷たいかき氷と共に、温かい笑顔の時間を過ごしてみてはどうだろうか。

「昭和100年」の夏を彩る、最高の脇役になってくれるはず。