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インドは米国から輸入される鉄鋼や自動車部品、医薬品について、一定量まで相互に関税をゼロとする案を米国との貿易交渉で提示した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
同提案では、この基準を超えて輸入される工業製品には通常の関税率が適用される。議論の非公開を理由に関係者が匿名で語った。この案は、先月下旬にワシントンを訪問したインドの貿易当局者が提示したもので、今秋までに締結が見込まれる二国間貿易協定の交渉を加速する狙いがあるという。
関係者によれば、両国はトランプ米大統領の上乗せ関税に関する90日の停止期間終了前に早期の貿易協定を締結するため、特定の分野を優先している。
米経済の縮小を受け、トランプ氏は４日、一部の国との貿易合意が今週にもまとまる可能性があると示唆し、米国の高関税を回避したい貿易相手国にとっては事態打開の兆しとなった。韓国や日本、インドといったアジア勢が、米政権との暫定合意提携に向けたレースで先頭を走っている。
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インド商工省にメールを送ったが、すぐに返信はなかった。
原題：India Offers Zero-for-Zero Tariffs on Auto Parts, Steel From US（抜粋）
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