食の選択肢は、今、かつてないほど広がりを見せている。健康志向、環境意識、倫理的な消費……多様な価値観が交差する現代において、食品業界は常に新しい価値を創造することが求められている。
さて、「アサヒグループホールディングス株式会社」が発表した、日本初の酵母由来ミルク「LIKE MILK(ライクミルク)」は、そんな時代の流れを象徴する革新的なプロダクトとなりそうな予感!
「酵母」が生み出す、新しいミルク体験
「LIKE MILK」は、同社が長年培ってきた酵母技術を応用し、酵母から生まれた全く新しいタイプのミルク。
アレルギー特定原材料等28品目不使用で、自然な甘みとまろやかな味わいが特徴。牛乳や豆乳と比べて食物繊維と亜鉛を豊富に含み、牛乳と同程度のタンパク質とカルシウムを摂取できるいっぽう、牛乳と比較して脂質は38%も低い(普通牛乳・豆乳との比較。日本食品標準成分表(八訂)増補2023年より)そうだ。
LIKE MILKの可能性
あらゆる食シーンを網羅する!?
また、「LIKE MILK」の魅力は、その汎用性の高さにある。そのまま飲むのはもちろん、料理やお菓子作り、コーヒーや紅茶に混ぜるなど、牛乳と同じようにさまざまなシーンで活用できる。
これは、アレルギーを持つ人だけでなく、健康志向の人、エシカル消費に関心のある人、新しい食体験を求める人など、幅広い層にとって嬉しいニュースと言えそうだ。
食卓から世界を変える
「LIKE MILK」の開発は、アサヒグループが掲げる「フードダイバーシティ」実現に向けた重要な一歩でもある。同社リリースによれば、食物アレルギーを持つ子どもとその家族へのインタビューから開発はスタート。多くの制限の中で生活する彼らの現状を目の当たりにし、誰もが自由に食を楽しめる社会の必要性を実感したという。
「LIKE MILK」の描く未来
近年、世界的に環境問題への関心が高まり、食の持続可能性も重要なテーマとなっている。たとえば、畜産による温室効果ガス排出量は、地球温暖化の大きな要因の一つとして問題視されている。
「LIKE MILK」のような動物性原材料を使用しない代替ミルクは、こうした課題への解決策として期待されていることは言うまでもない。さらに、健康志向の高まりとともに、低脂質、高タンパク、食物繊維や亜鉛などの栄養素を豊富に含む食品への需要も増加傾向。「LIKE MILK」は、これらのニーズにも合致する、まさに時代の要請に応えた商品ではないだろうか。
これまでの代替ミルクとはひと味違う、多様性と持続可能性を兼ね備えた、未来の食卓を象徴する存在となり得るか。新しい食文化の創造に「LIKE MILK」が、どう貢献してくれるのかにも期待したい。
©アサヒグループホールディングス株式会社
『LIKE MILK(ライクミルク)』
【容器・容量】紙200ml
※紙1,000mlは追って2025年内にテスト発売予定
【品目】酵母飲料
【賞味期限】6ヵ月(常温保存可/開封後、要冷蔵)
【公式ページ】https://www.asahi-like.com/
【販売先】応援購入サービス「Makuake」 WEBサイト
Top image: © アサヒグループホールディングス株式会社
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