月曜日, 5月 5, 2025
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『ゴジュウジャー』特撮監督・佛田洋が明かす「ロボ墓場」の内幕【インタビュー前編】 | アニメイトタイムズ


スーパー戦隊50周年記念作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』が、毎週日曜午前9時30分より、テレビ朝日系にて放送中です!

巨神テガソードと、全て集めると願いが叶う指輪・センタイリングを巡って、ゴジュウジャーが悪の組織・ブライダンのノーワン怪人たちと様々な「ナンバーワン対決」が繰り広げられます。歴代スーパー戦隊の力を持ったユニバース戦士たちが登場するという驚きの展開にも注目です。

第1話「救世主ナンバーワン!」の冒頭で“厄災”と呼ばれる存在に歴代の戦隊メカ・ロボが立ち向かう「ユニバース大戦」のシーンは大きな話題を呼びました。その中でも、ロボが残骸のように成り果てた「ロボ墓場」と呼ばれるカットには、衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか?

アニメイトタイムズでは、そんな『ゴジュウジャー』の巨大ロボについて、特撮監督を務める佛田洋さんにインタビュー!

佛田さんは、スーパー戦隊シリーズのメカ・ロボ戦を手がける特撮監督として、『地球戦隊ファイブマン』(1990年)でデビュー。キャリア35年以上にわたり、第一線でご活躍されています。佛田さんが手がけるミニチュアを駆使したダイナミックな巨大戦、近年ではCGと融合した多彩な演出に心を踊らせた読者は多いはず。

日本の特撮文化を支える佛田さんが明かす、今作のロボ戦の見どころとは? 撮影の裏側も含めて、たっぷりと語っていただきました。

ーー『ゴジュウジャー』は、第1話冒頭の「ユニバース大戦」から大迫力のカットが満載でした。

特撮監督・佛田洋さん(以下、佛田): まず、松浦チーフプロデューサーから「ロボ墓場」のイメージを相談されました。前提として、ロボをいっぱい集めなきゃいけない。CGでやるという案もありましたけど、みんなで相談して「今までのロボをかき集めよう」ということになりました。あの岩山を実際に作ろうと。

その山の上にテガソードが立つカットは、普段ならグリーンバックで撮ってCGではめ込むところですが、やっぱり見てみたいじゃないですか。初日の撮影だったんですけど、松浦くんに写真を送ってあげたら「想像を超えた!」って(笑)。オーダーには応えられたんじゃないかな。

ーー“厄災”との戦闘シーンでは、戦隊ロボが爆破で倒れていくカットも実際に撮影されていますよね。

佛田:超巨大な敵のCGを圧倒的に見せたかったので、ロボがメタメタにやられるところが撮りたかったんですよ。火薬の位置を上手くセッティングして、結構な至近距離でドカンドカン爆発させました。ただ、火が付いてしまうロボもいるから、しっかりと安全対策はやっています。

ーーその後の引きのカットでは過去のDXロボやスーパーミニプラの玩具も撮影に使われていました。

佛田:やっぱり上から撮ると足りない部分が出てきますから、今までのDXロボの写真を撮って、はめ込んでもらいました。

ーー「ロボ墓場」は、オープンセット(実際の空)で撮影されていますよね。オープンセットとホリゾント(空の背景)を使っての撮影はどう使い分けるのでしょうか?

佛田: 基本的にはどちらもアオリで撮って巨大感を出すことが多いです。ただ、セットの高さも決まっているから、それ以上はバレちゃうんだよね。だから結構なアオリで撮る時は、オープンセットにします。

もう一つは火薬。屋内でも多少はやるけど、第1話冒頭は「オープンセットありき」という話が最初から出ていて。加えて、太陽光だと爆発した時にオレンジ色がよく出るんです。

ただ、外は天候が読めないからね。「ロボ墓場」の撮影は曇っちゃって、外が真っ白。本当は雲が欲しいから、奥に黒スモークを撒いたりして戦場の雰囲気を出しました。これらロボ墓場のシーンはあっという間に終わっちゃうけど、実はかなりの労力がかかっています。


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