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アスキーを創業し,マイクロソフト米国本社の副社長を務め,MSXの生みの親として知られる西 和彦氏は,Xで破産手続きを終了したと報告した。アスペクトの債務保証3億円に加え,アスキーを退任するときに引き継いだ不良債権40億円分とその金利,合計115億円が免責された。
同氏は,2023年3月13日より破産手続きを開始。2025年2月4日に免責が決定し,債権者などからの異議申し立てもなく,4月21日に官報で破産手続き終了の公示がなされた。
同氏は「115億円の借金の踏み倒しは到底ゆるされることではありません。」「日本の国から賜ったこの免責のお返しは私ののこりの一生をかけて、生きている限り償っていかなければなりません。稼いでそのお金を旧債務者に返すことももはや叶わなくなりました。私が仕事を通して稼いで返す先は世間様です。」と記している。
今後,「人生最後のご奉公」として「日本先端工科大学(仮称)」の設立に取り組んでいくとのことだ。同時に同氏個人の収入の20%を,必要としている生徒,学生,教員に対して援助・寄付を行っていくつもりだという。
同氏は,現在執筆中の「反省記2」にこの破産の顛末を記していく予定だ。これについて,「私の人生における最も大きな蹉跌のその内容はどうであったのか、それを私はどう反省しているのかということを、これからも教育という公的な仕事に携わろうとする者として、透明性を持たなければならないと思うからです。」と考えを示している。
西和彦破産手続き終了のご報告。
令和5年3月13日午後3時… pic.twitter.com/qsmIlAqGL1— 西 和彦 Kazuhiko Nishi (@nishikazuhiko) April 23, 2025
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