はじめに
私事ですが、今、39歳です。
この年になってはじめて転職活動をしたので、その記録です。
転職活動に興味がある方や、これから転職活動を考えている方の参考になれば嬉しいです。
私のステータス
ざっくりと私のステータスです。
- 現在の会社では、官公庁向けシステムの開発・運用保守を担当。
- 開発では要件定義からテストまで一連の工程を経験。
- 運用保守では顧客への報告や問い合わせ管理を実施。
- 最近はプロジェクトマネージャとしてプロジェクトに参画。
- 社内では部門のAWS管理を担当。
- クラウドベンダー(AWS、Azure、GCP)の資格保持。
- 社内向けのAI勉強会を立ち上げ、勉強中。
転職を念頭に入れていたわけではないですが、どこでも通じるような自身のスキルアップは心がけていました。
転職活動の記録
きっかけ
きっかけが一番大事かも。なんで転職活動を始めたのか。
私の場合は今まで十何年間現在の会社に勤めており、急に転職活動を始めることになったので、面接する会社も気になりますよね。と言うか、絶対聞かれます。
私の場合は、年収up:80%
、やりたいこと:20%
でした。
- 年収up 現在の会社の給与待遇に満足できていない。もっと上を目指せるのでは。
- やりたいこと もっと大規模な案件をやってみたい。もっと挑戦、成長したい。
どちらも必須条件。どちらか片方だけでは転職はしないつもりでした。
(実際の面接では年収の話は最初からしないので、やりたいこと中心に話をしてます。)
ただ、もっと最初は会社の同期が転職をして、そいつと飲んでいた時にそいつとの年収の差に(上過ぎて)驚いたのがきっかけです。
なお、ネガティブな面で転職活動を始めたわけではないです。
転職サイト登録
転職した同期と飲んで、その夜に転職サイトに登録しました。
転職サイトはビズリーチを利用しました。
他の転職サイトとの比較はしていませんが、ヘッドハンターだけでなく企業からもスカウトがくるのが良かったかなと。
直で企業の方と会話ができるので、結局、転職活動中は企業からのスカウトしか見ていませんでした。
あくまでも個人の意見です。
カジュアル面談
0次面接だ!と最初は構えていましたが、そうではなくて、主に会社の事業内容や配属されそうな部署の紹介をしてくれる時間でした。
ただ、このタイミングで転職活動のきっかけややりたいことは聞かれるので準備は必要です。
興味のある会社でもやりたいことが実現できそうか、自分(自分の性格や働き方など)とマッチしているかを知る機会になります。
準備するもの:
- 転職活動のきっかけを考えておく
- 転職で何を求めているのか(今の会社でできないこと)をリストアップしておく
(年収up、やりたいこと、フルリモートがいい、など)
あくまでも個人の意見です。
エントリー
カジュアル面談で良いなと思ったらエントリーします。
履歴書と職務経歴書を用意します。これに時間かかりますね。
特に、履歴書は志望動機を考えなければならないし(←?)、職務経歴書では今までの職務でどういった点がアピールポイントになるかを考えねばなりません。
もちろん、エントリーする企業が求める人物像にフィットする事例や書き方が必要です。
転職活動中はここに時間を一番使ったかもしれません。
あと、誰か別の人にレビューしてもらった方が良いですね。
私の場合は転職した同期にお願いしました。
準備するもの:
- 履歴書
- 職務経歴書
あくまでも個人の意見です。
書類審査
エントリー後に書類審査があります。
会社によっては書類審査+Webテスト(適性検査)もあります。(私も3社ほどありました。)
準備するもの:
なし
Webテスト(適性検査)は正直、SPIとか今から対策できないと思ってやっていませんでした。
あくまでも個人の意見です。
面接
ここからが本番ですね。
会社によってはループ面接(1対1の面接を複数回実施して総合的に判断する)や最終面接まで面接を2回やるのか3回やるのか、があります。最終面接含めてほぼWeb面接。
複数社面接をしてみて必ずと言っていいほど聞かれるのは、ですね。
- 自己紹介(自己PR)、志望動機
- 転職活動のきっかけ
- 現在の会社で成功事例、失敗事例
「現在の会社で成功事例、失敗事例」は、職務経歴書の中から特にアピールしたい点として事前に考えておきます。成功事例、失敗事例のどちらもタイプの違った事例を2つほど用意しておくのが良いかもしれません。
例えば、開発者として工夫した点とプロジェクトマネージャとして工夫した点など、役割が異なる視点で。
例えば、お客さんと調整が難航した点と社内でプロジェクトの進め方でもめた点など、対象が異なる視点で。
それと、私の場合は、突飛な質問はなかったですね。
職務経歴の中で面接官が気になったことをどんどん掘り下げていく感じでした。
「プロジェクトで○○なことをしてスケジュールをリカバリしました!」
「それって当たり前のことですよね。あなた独自の工夫したことは?」
「・・・」(冷や汗)みたいなことはありました。笑
面接官の質問にちゃんと回答できるのか、、、と不安になっていましたが、実際は、面接官は質問をすることで、その人が会社にマッチしているのか、業務内容(会社でできること)にマッチしているかどうかを見定めているという気がしています。
そのため、着飾ることをするのではなく、今の自分のことを知ってもらうのが良いですね。
(変に着飾ってしまうと、転職後に苦しい思いをするのは自分になってしまう。)
「小規模案件しか経験はないです。これからは大規模案件をやってみたいです。」みたいな。
あと、必ずと言っていいほど逆質問の時間がありますので、最低3つほど考えておいた方が良いですね。
例えば、など。
- 転職者のキャリアプラン(どんなキャリアプランがあるのか)
- リモートワークはどれくらいできるのか
- 面接官にとっての入社前後でのギャップ(それが自分のギャップになるかもしれない)
- 求める人物像、役割
準備するもの:
- 面接想定メモ(どんなことを聞かれそうか、とその回答)
- 逆質問を考えておく
あくまでも個人の意見です。
結果
カジュアル面談から最終面接まで。計 9 社ほどとお話をする機会がありました。
最終面接で落とされたときはへこみますが、なんとなくその会社にマッチしていなかったんだろうなとか、それなりの理由を当てはめて次に進みました。
せっかく転職活動をしているのだから結果を残したいですよね!
カジュアル面談 | エントリー | 書類審査 | 面接 | |
---|---|---|---|---|
A社 | 実施 | 〇(通過) | 〇(通過) | ×(最終面接で落選) |
B社 | 実施 | 〇(通過) | 〇(通過) | ×(最終面接で落選) |
C社 | 実施 | -(辞退) | – | – |
D社 | 実施 | -(辞退) | – | – |
E社 | 実施 | 〇(通過) | 〇(通過) | ×(一次面接で落選) |
F社 | 実施 | 〇(通過) | 〇(通過) | 〇(通過) |
G社 | 実施 | 〇(通過) | 〇(通過) | 〇(通過) |
H社 | 実施 | 〇(通過) | 〇(通過) | 〇(通過) |
I社 | 実施 | 〇(通過) | 〇(通過) | 〇(通過) |
ご縁があって、最終的に 4 社から内定をいただくことができました。
この後は、各社からのオファー面談に進みます。
あくまでも個人の経験です。
オファー面談
オファー面談は、面接ではなく、内定が決まっているので就労条件など会社からの説明の時間となります。
ここで年収が提示されます。
そして最終的にどの会社にするのかを決定します。
私の場合、内定をいただいた会社すべてのオファー面談を終えたタイミングで総合的に判断します、と回答しました。
いつ年収の交渉をするのか?
そうですね、実は面接前後の日程で会社の採用担当と意見交換があります。これは採用にかかわらないとされていますが、他社の状況や志望順位、面接で質問したいことやフィードバックがあれば回答します。
このタイミングで年収upが条件にあることも伝えていました。最低限どのくらいの年収upを望むのか。
これがオファー面談の年収に反映されています。
あくまでも個人の意見です。
転職活動をしてみて
- 39歳という年齢からエンジニアというよりはプロジェクトマネージャのスキルが問われやすい。
会社の求める人物像と自分のやりたいことがマッチしているかを両者見定める。
- 業務をやりながらの転職活動になるため、業務が多忙の場合は調整しないといけない。
職務経歴書の作成など相当な時間が必要です。
- 複数社の面接をすることになるため、複数社 x 面接候補日時 を確保が必要。
スケジュールの空き時間と面接する場所を用意しないといけません。
- 普段あらためて評価されることはなかなかないため、とても刺激的な経験。
- 転職する、しないにかかわらず、今の会社で、今の業務でどんな風に取り組んでいるのかの姿勢は大事。もちろん社外活動も含めて。
専門性や向上心をアピールできます。
あくまでも個人の意見です。
おわりに
思い立って転職活動して、いい経験になりました。
次の会社の入社予定日はまだですので、どうなるかはわかりません!
最後までお読みいただきありがとうございました。
Views: 0