トヨタと、ロボタクシー事業を展開するWaymoが、自動運転技術の開発と普及を加速させることに焦点を当てた戦略的パートナーシップに基本合意したことを発表しました。今後、トヨタとWaymoはお互いの強みを組み合わせた、新たな自動運転車両プラットフォームの開発を目指すとのことです。
トヨタとWaymo、自動運転の普及を加速する戦略的パートナーシップの枠組みに合意 | コーポレート | グローバルニュースルーム | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/42703314.html
Waymo and Toyota Outline Strategic Partnership to Advance Autonomous Driving Deployment
https://waymo.com/blog/2025/04/waymo-and-toyota-outline-strategic-partnership
Waymo, Toyota partner to bring self-driving tech to personal vehicles
https://www.cnbc.com/2025/04/29/waymo-toyota-partner-to-bring-self-driving-tech-to-personal-vehicles-.html
Waymoはこれまでにインド・タタモータース傘下のジャガーランドローバー、ステランティス N.V.の前身であるフィアット・クライスラー、ダイムラー・トラック、メルセデス・ベンツ、韓国のヒョンデ、中国のジーリー(吉利)などと協力してきた経歴があり、多くの事例で、自動車メーカーがテスト用に改良した車両を製造したり、Waymoが保有する車両に機能を搭載したりする形が取られてきました。
両社の発表によると、今回のパートナーシップは「Waymoの技術とトヨタのクルマづくりの知見を生かし、トヨタの将来の市販車両の自動運転技術の向上を、共に模索」するものだとのこと。
基本合意に際する両社首脳のコメントは以下の通りです。
トヨタ自動車取締役・副社長 中嶋裕樹氏:
トヨタは交通事故ゼロ社会の実現と、すべての人に移動の自由をお届けするモビリティカンパニーへの変革を目指しています。自動運転技術を通じてより安全な社会の実現を目指すWaymoとはまさに共通の想いとビジョンをもっており、今回の協業によりWaymoと自動運転技術を世界に普及させ、事故ゼロ社会へ一歩近づくことができると確信しています。両社で安全・安心なモビリティ社会の実現に向けた歩みを着実に進めてまいります。
Waymo 共同CEO テケドラ・マワカナ氏:
Waymoのミッションは、世界で最も信頼されるドライバーとなることです。このミッションの実現には、トヨタのような道路の安全性向上と誰もが利用しやすい交通手段の拡大という私たちのコミットメントを共有するグローバルパートナーが必要です。この戦略的パートナーシップを通じて、トヨタの車両を当社の配車サービスに導入し、Waymoの自動運転技術でトヨタのお客様に感動をお届けしていくことを楽しみにしています。
ちなみに、トヨタは2010年、自動運転技術でWaymoのライバルにあたるEVメーカーのテスラと提携しましたが、2014年に提携を終了。2017年6月には保有していたテスラ株を売却しています。
電撃提携を結んだトヨタとテスラの関係を終わらせた両社の文化的衝突とは – GIGAZINE
By Toyota UK
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