水曜日, 4月 30, 2025
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AIでできるなら人は不要。DuolingoがAIによる本格業務改革 – PC Watch


 語学学習プラットフォームを運営するDuolingoは、今後“AIファースト”企業へと転換する方針を明らかにした。同社CEOであるLuis von Ahn氏が社内向けに送ったメッセージおよび、それを補足する形でエンジニアリング責任者のNatalie Glance氏がLinkedIn上で共有した内容から明らかになった。

 同社はここ最近、AI活用により、手作業だった動画教材の翻訳をAIに置き換えることで何年もかかっていた作業を大幅に短縮化できた。また、AIを活用した「ビデオ通話」により、「人間で言う最高の語学教師と同等の教育体験」が実現可能な段階に入ったという。

 一方、これまで人間向けに設計された既存システムをちょっとだけ改良しても不十分だった点を認めている。そのため、AIに自社のコードベースを理解させるのには時間がかかるものの、“完璧を待つよりもスピードを重視して邁進する”ことを選び、2013年にモバイルファーストへの転換で成功した経験に倣い、AIファーストへの転換を実施する。

 この転換戦略の中で、「AIで代替可能な業務は、段階的に請負契約を廃止する」と明言。今後はAI活用スキルを採用や人事評価にも反映し、チームが自動化できない業務にのみ人員を割くといった運用方針の変更も行なうという。

 ただし、Duolingoは従業員を大切にする会社である姿勢は継続させるため、AIによる置き換えではなく、既存の社員が創造的な課題解決に集中できるようボトルネックを取り除くのが目的だとしている。

 一方でNatalie氏は、AIファーストに転換するにあたって、全社員に行動指針を示した。具体的には、「すべてのタスクでAIを最初に使ってみる」、「業務時間の10%の時間をAIに関する学習に充てる」、「得た知見や失敗を積極的共有する」、「内製よりも既存ツールの積極的な活用」、「検証と実験を慎重に行ない機密性を損なわないこと」などを促しており、組織全体に浸透させる狙いが見て取れる。

 また、社内には新たにAI導入支援のアドバイザリーボードも設置され、AIツール選定の支援やベストプラクティスの策定、社内フィードバック体制の強化が進められるという。



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