「STAR WARS ジェダイ」のRespawn Entertainmentで約100名が解雇 親会社EAでは合計300名が人員削減の対象に

EAの子会社であるRespawn Entertainmentでインキュベーションプロジェクトが中止となり、約100名がその影響を受けたことが報じられたばかりだが、EAは組織全体で大規模な人員削減行い、Respawnで影響を受けた従業員を含めて合計約300名が影響を受けることとなった。　

この大規模な人員削減は、主にEAのエクスペリエンスチームに影響を与えたという。これにはファンケアチームをはじめ、カスタマーサポートやマーケティングに携わるさまざまなグループが含まれているが、EAのほかの部門も人員を削減した。これまでと同様、影響を受ける従業員には解雇の前に社内の別の役職に申し込む機会が与えられる。

「長期的な戦略的優先事項に引き続き注力するための一環として、将来の成長を促進するため、チームをより効率的に連携させ、人員を配置させるよう、組織内でいくつかの変更を行いました」とEAの担当者は公式の声明で述べている。

「このプロセスにおいて、当社は従業員に注意と敬意を払っています。影響を受ける従業員が可能な限り社内で新たな職務を模索できるよう促し、職務の移行中にも支援を提供することで、影響を最小限に抑えようと努めております」

Respawnで影響を受けた約100名のなかには、『Apex Legends』の開発、販売、QA（品質管理）担当者のほか、「STAR WARS ジェダイ」と中止になった2本のインキュベーションプロジェクト（そのうち1本は3月に報じられたもの。Bloombergによるともう1本は「タイタンフォール」の新作だという）に携わっていた小規模グループが含まれている。

EAにおけるプロジェクトの中止や人員削減、再編の動きは、2023年にBioWareで50名が一時解雇され、Codemastersでも人員が削減されたことから始まった。間引きは約1年前にも行われ、会社全体の5％にあたる約670名の従業員を解雇したほか、「スター・ウォーズ」のFPSを含む複数のプロジェクトが中止となった。これらの人員削減の一環として、『Apex Legends』のスタッフなどRespawn Entertainmentで20名超の従業員が職を失っている。その後、EAはBioWareを再編し、一部スタッフを別のプロジェクトへ異動させ、さらに「ドラゴンエイジ」の中心的な開発者ら（人数不明）を一時解雇した。