HUASUN モニター台 USB2.0/3.0データ転送付き 机上台 USB/TYPE-C充電付き 折りたたみ可能 ディスプレイ 台 引き出しとスマホホルダー付き パソコン 台 幅3段階可変 モニタースタンド ノートパソコン/プリンター/iMac/タブレットパソコンに適用 耐荷重25kg
¥3,299 (2025年4月29日 13:12 GMT +09:00 時点 - 詳細はこちら価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で当該の Amazon サイトに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。)
今回はDeveloper Dobが、2025年4月19日にSteamにてWindows PC向けにリリースした、リズムアクションロボバトル『Electro Bop Boxing League』をご紹介。ゲーム画面からもSteamの紹介文からも見て取ることができない意外なゲーム性を紐解いていきます。
『Electro Bop Boxing League』とは?

本作は、アトムパンクとエレクトロスウィングをテーマにしたオートバトルのボクシングゲーム、という謳い文句の変化球タイトル。たしかにジャンルを大別すれば、リズムアクションだとは思うのですが、実際はタスク管理ゲーというプレイフィールでした。
というのも、BGMのリズムに合わせて試合を行うという点はたしかにリズムゲーなのですが……とにかく全体的に用意された要素と、要求される操作数が多いのです。おかげで、それらの方に気を取られてしまい、試合の様子を気にするどころではない、という状況でした。
個人的には、本作のようなタイプの管理ゲームは大好き。目まぐるしく変化する状況に、優先順位をカウンターとして当てながらタスクを回していくのがたまりません。BGMも景気の良いものが多いのですが、同時にこの「リズムゲー」という部分が諸刃の剣で、プレイ体験の枷になっているのでは?とも感じていたり。

リズムに合わせてノリノリでバトルすることを期待すると、おそらく「なんじゃあこりゃあ!」となることでしょう。コーラだと思って飲んだら麦茶だった、そんな感じ。いや美味しいけど!暑くなってきましたし冷えた麦茶大好きですけども!
反対に、タスク管理ゲーを軸にしたデザインであることを全面に押し出していれば、難しいけどBGMのノリが良くて楽しいんだよね、という具合にまた違ったグッド評価になったかもしれませんが……ともあれ、さっそく紹介してまいりましょう。
いきなり脱線
ちなみに本作はウィッシュリスト登録数はリリースまでに1万を超えたそうですが、実際のところは初動100本程度の売上だったそうで、海外掲示板のRedditのコミュニティでは、そんな状況について開発が助言を求めています。
Released my game today with 10k wishlist’s, featured in the Galaxy showcase and was chosen as 1 of 12 games to present at PAX rising this May… but only sold a bit over 100 copies. Not upset but I’m trying to pinpoint what went wrong?
byu/DeveloperDob ingamedev
操作・設定・言語について

本作はキーボード&マウスおよびコントローラに対応しています。どちらもプレイする上で、そこまで大きな差は無いと感じましたが、個人的にはキーマウ操作のほうが素早くタスク管理の操作を行うことができた印象です。

その他設定については、基本的になオーディオ&ビデオを中心にした項目がズラリ。ただし一点だけ特殊な「音楽調整」なるものがあります。これは、「どうしても入力と反応にズレがある」と感じるプレイヤーのために用意されたリズム合わせの機能ですね。なお筆者が今回プレイした範囲では、特に弄る必要はありませんでした。

また言語については、テキストのみですが日本語にバッチリ対応。一部の単語が、やや直訳すぎるきらいがあって「んん?」となることもありますが、全体を通してプレイに支障が出る……といったことはありませんでした。
本編開始

さあ始まりました『Electro Bop Boxing League』。まずはプロフィールを選択して、自分の所属する国チームを決めていきます。

なんとなくストリートでファイターなあの有名タイトルのコールを彷彿とさせるボイスが流れていきますが日本(ネオジャパンと叫びたい)を選択。あとロボの名前は「スパくん」と勝手に呼ぶことにしました。
チュートリアルだ!スパくん!

チュートリアルでは「バトル操作の基本を詳しくご説明します」とある通り、本作にロボットボクシングの複雑なシステムやと詳細なパラメータをすべて説明してくれます。これはどうも親切にありがとうございます……と言いたいものの、実際は「これ一発でわかる人いるのか!?」というのが筆者の素直な感想。

簡単にまとめてみましょう。本作のバトルの流れについてですが、攻撃アクションを行うためには、準備アクションが必要で、準備アクションを行うためには、コマンド指示アクションを行う必要があります。

これらに加えて、リアルタイムで進行する状況を見ながら、敵との位置関係やクールダウンタイム、戦闘モード切替といったタスクもこなしつつ、BGMのリズムとタイミングが重なった時だけ反応する操作入力を行っていく……というのが、本作のバトルシステムです。

チュートリアルの進行は視覚的に誘導してくれるので、操作がわからなくて詰む、ということはないでしょう。ただし説明文が「専門用語に専門用語で専門用語なんです」といった具合で「だから一体何なんです!?」と微妙に説明しきれていない。そのため初見プレイヤーにとっては取り扱う情報が多いのも相まって、雰囲気でボクシングをしている状態になりかねません。
まあ正直ここらへんの理解は、とりあえず「何のボタンがどこにある」くらいにとどめて先に進んでも良いでしょう。筆者の場合においても、本番のバトルを通じて回数をこなすことでようやく「あ、なるほど」と理解が深まるプレイ体験でしたし。
いくぞ!スパくん!

あーだこーだごちゃごちゃ書いてきましたが「じゃあ何かい、つらいゲームプレイなのかい?」と問われれば断じて否。このごちゃごちゃをもちょもちょして綺麗に処理していく一連の流れが非常に楽しいんです。実際にやってみましょう。
本作には「キャリア」「2人対戦」「シングルマッチ」「練習試合」と4種類のバトルモードがあります。それぞれ別のベクトルに楽しさはありますが、頂天(てっぺん)を目指す本作の醍醐味を楽しむには、やはりキャリアモードをプレイするのが一番良いでしょう。

トーナメントバトルで進行するキャリアモードには、「対戦まで何日」という概念があり、画面上に表示される「ランダムで表示される効果」を1つ選択することで数日が経過します。対戦日までの間にどんな効果をどれくらい積んでいくのかも大事ですが……元手となる資金やロボの体力回復といったことも忘れてはいけません。試合運びを左右するため取捨選択は非常に大事です。
たたかえ!スパくん!

ゲーム序盤の頃は、まだまだ無名ファイターということもあって、試合会場はボロボロ……オイルまみれのジャンクパーツが周囲に転がる有り様です。

しかしここから頂天(てっぺん)を目指していくのが我らが決戦兵器スパくん。よく見ると不安しかない搭乗方法な操縦者4人の力を合わせていざゆかん。

ボクシングの基本は、まず腕を構えて目からビームを撃ちます。なんで?

いや正確にはビームではないんですが……ともあれこれが意外と正解ムーブなんです。

というのも繰り返しになりますが、本作の攻撃アクションは、打撃であっても「指示→パンチカード入力→チャージ→発動」という段階を経てから放たれます。しかもそのチャージ時間も、アクションの内容によってまちまち。

その結果、そこそこチャージが短い上にほぼ連射可能なレーザーが、開幕直後のメインウェポンになります。遠距離からHP(ゲーム内ではシステムという呼称)を削りつつ接近、移動中にパンチ、地雷といった次のアクションを仕込むことで、タイムラグをなくし継続して相手にダメージを与えることができるのです。

オートで動き回る自機と相手との距離感、ワークロードの高さによって、優先順位を入れ替えながら適宜アクションを仕込んでいくこのタスク管理……正直めちゃくちゃ面白いです。と、同時にやっぱり感じる「これリズムゲーというより管理ゲーだよね……」という気持ち。
足りない分はビートで補う

ここで、じゃああとはアクション仕込んで殴るだけでようござんすね、とならないのが本作の良いところ。各アクションにはゲージ消費が設定されており、底をつく前に適宜チャージ(または冷却)してあげる必要があります。

ただし記事冒頭にも書きましたが、本作はリズムゲーでもあるため、上記一連の操作は、ほぼすべてを「BGMのリズムにのって」こなしていかなければなりません。割とゆるい判定の入力受付ですが、それでもすでにアクションのために複数タスクを同時にこなしている中、規則正しくボタンをタップして「リズムにのれる」かと言われたら……何度レコードの回転を止めたかわかりません。

しかも相手との距離が離れているときはまだしも、接近するにつれて単位時間あたりのワークロードが跳ね上がるため、その忙しさに対応するために要求されるスピードに対して、「曲のリズム自体が合っていない」という状況も発生します。

ユーロビートばりの勢いにのってタスク消化してやらぁ!という時に、一方のBGMがスローテンポだとずっこけてしまいます。こうして執筆しながら思い出すと、筆者が躓いていた部分はまさにそういった「タイミングのズレ」によるものが原因だったような……。

ともあれこういった事情もあって、試合中はどうしても画面左下の情報ウィンドウばかりに視線が集中してしまい、ロボットのバトルを眺めて「試合を観戦する」という体験はあまりできませんでした。せっかくの大迫力で行われているロボ同士の殴り合いがほとんど見れなかったのが非常にもったいない。

メタルでギアなことでおなじみな他作品を例にあげると、雷電がヴァンプとめっちゃ戦ってるけどこっちは月光の処理でそれどころじゃねえんだわ!というアレに近いかもしれません。演出としてはめちゃくちゃ楽しいんですが、どっちかに集中しようとするとたちまち大変なことになるやつ。
ファイトだ!スパくん!

試合を有利に運ぶためにロボットのカスタマイズ、パーツやパンチカード製作、クルーの成長など、やりこみ要素はたっぷりで、やればやるだけ必ず成長につながる要素がちりばめられています。

ただし製作関係については、ここでもやはりリズムを求められるミニゲームをこなす必要があります。足りない分はビートで補う。しかし、やはりいかんせん説明不足感がいなめない……!

たしかに難しい!そしてリズムゲームと言われると、ちょっと首を傾げてしまう。しかしこのタスクに忙殺されている状況を、優先順位を付けて巻き返す快感がたまらない本作。このゴールデンウィークは、エレクトロスウィングをBGMにいっちょタスク管理で大暴れしてみましょう。
-
タイトル:『Electro Bop Boxing League』
-
対応機種:Windows PC(Steam)
-
記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)
-
発売日:2025年4月19日
-
著者プレイ時間:3時間
-
サブスク配信有無:無し
-
価格:1,700円
※製品情報は記事執筆時点のもの
スパくんのひとこと
カジュアルなリズムゲーかと思ったらガチなタスク管理ゲーだったでござるスパよ
Views: 0