Adobeは24日、クリエイターが自身のデジタル作品に署名できる無料Webアプリ「Adobe Content Authenticity」をリリースした。現在はパブリックベータ版での提供となっている。
Adobe Content Authenticityは、コンテンツクレデンシャルと呼ばれるメタデータをデジタル作品に付与できる無料Webアプリ。コンテンツクレデンシャルは作品における成分表示ラベルのような仕組みで、誰が、いつ、どこで、どのように作成/編集したか、AIによって生成/編集されたかといった情報を作品に埋め込める。
今回のパブリックベータ版では、認証済みの名前(Verified on LinkedInによる)やSNSアカウントへのリンクといった著作情報の埋め込み機能や、生成AIのトレーニングと使用に関する意思を示す機能を用意。コンテンツクレデンシャルは最大50個のJPEG/PNG画像に一括適用できる機能や、編集履歴を確認できる機能も備える。
同社では今後、Adobe Content AuthenticityアプリをPhotoshopやLightroomなどのCreative Cloudアプリと統合し、コンテンツクレデンシャルの設定を管理するためのハブへと進化させていくとしている。そのほか、LinkedInにおいても数カ月以内にコンテンツクレデンシャルのサポートが拡大される予定。