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対人工衛星用核兵器との関連が示唆されるロシアの人工衛星が制御不能になっているとの指摘 – GIGAZINE



対人工衛星用核兵器との関連が示唆されるロシアの人工衛星が制御不能になっているとの指摘 - GIGAZINE


メモ


ロシアが「対人工衛星用核兵器」を開発するのに利用しているともうわさされる人工衛星「コスモス2535」が不自然な回転を始めていることがわかりました。アメリカのアナリストは、衛星の制御が失われてしまったのではないかと推測しています。

Russian satellite linked to nuclear weapon program appears out of control, U.S. analysts say | Reuters
https://www.reuters.com/business/media-telecom/russian-satellite-linked-nuclear-weapon-program-appears-out-control-us-analysts-2025-04-25/

Russian satellite linked nuclear weapon program appears out of control – The Jerusalem Post
https://www.jpost.com/breaking-news/article-851542

コスモス2535は、地球上空約2000km、通信衛星や地球観測衛星が通常は避ける宇宙放射線のホットスポットに滞留している衛星です。ロシアが2022年にウクライナへ侵攻する数週間前に打ち上げた衛星で、各種情報を収集すると同時に、放射線に関する実験を行っているのではないかと考えられています。

ロイターによると、ロシアは「Starlink」のような衛星ネットワークをまるごと破壊する核兵器を開発しているという疑惑があり、コスモス2535もこれに関連している疑いがあるとのことです。アメリカ政府関係者は、コスモス2535自体は兵器ではなく、対人工衛星用核兵器開発を支援するものだと評価しています。ロシアはそのような兵器の開発を否定し、コスモス2553は研究目的の衛星だと述べているそうです。


宇宙に関連する調査会社のLeoLabsとSlingshot Aerospaceによると、2024年11月以降、コスモス2553に関する不自然なデータが確認されているとのこと。データから考えられるに、コスモス2535は異常に回転している状態にあり、もはや運用されていないと判断できるとのこと。

宇宙空間にある物体を追跡するアメリカ宇宙コマンドの広報担当者は、「コスモス2553の高度が変化したことを認識している」と述べました。アメリカ宇宙コマンドによると、コスモス2553のミッションは高放射線環境で機器をテストすることだとロシアは主張しているものの、コスモス2535の動作と特性はロシアが主張するような目的と一致しないとのことです。


2025年3月には、ロシアの秘密衛星3基から謎の物体が軌道上に放出されたと伝えられています。ロイターは「このような動きから、宇宙での紛争をめぐり各国にさまざまな懸念を残すことになる」と指摘しました。

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