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¥2,199 (2025年4月28日 13:11 GMT +09:00 時点 - 詳細はこちら価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で当該の Amazon サイトに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。)
季節を問わず毎日電源を入れたままの家電であり、突然壊れてしまうと、生活や家計にかなりのダメージを与える冷蔵庫。これからの暑い季節は、冷蔵庫にかかる負担も大きくなりそうです。冷蔵庫の寿命は何年? 壊れる前兆は? また長持ちさせる使い方はあるのでしょうか? 日立グローバルライフソリューションズ 商品企画部の小川真申さんにインタビューしました。
冷蔵庫の平均使用期間は12年から13年
――冷蔵庫は、何年ぐらい使えるものなのでしょうか?
小川真申さん(以下敬称略):年々少しずつ長期化してきており、今は平均すると12年から13年使われています。買い替えの理由としては、「壊れたから」がもっとも多いです。また、家族が増えて容量が足りなくなったといった、生活スタイルの変化も買い替えの理由です。
――壊れてから買い替えるのは大変です。買い替えを検討し始めた方が良いサインや症状はありますか?
小川:「あまり冷えなくなる」ことです。アイスが柔らかくなっているなどは分かりやすい兆候だと思います。また、異音もサインではありますが、それが一時的なものなのか、故障に繋がるものかは、なかなか判断が難しいと思います。冷えが悪くなるのも様々な原因があり、一概に故障ではないのですが、仮にコンプレッサーの交換となると、それなりに修理費用がかかるので、基本的には買い替えをお勧めすることになります。
――買ってから何年したら、買い替えた方が良いという目安はありますか?
小川:家電メーカーによる補修用性能部品の保有期間には基準があって、冷蔵庫の場合は9年と定められているので、10年使えば十分に全うしたことになるでしょう。
――機能や性能の向上を考えると、買い替えることのメリットが大きそうですね。
長く使うためのポイントは3つ
――冷蔵庫を長く使うためのコツはありますか?
小川:大きく3つあります。まずは設置の状態です。直射日光が当たる場所や、コンロの横などは温度が上がりやすいので、なるべく避けていただくのが望ましいです。また、壁などとの間に隙間を空けて風通しを良くすることでも負荷を減らせ、長持ちにつながります。
――隙間はどの程度空ければ良いのでしょう?
小川:性能確保に必要な隙間は機種によって異なり、カタログには最小必要設置寸法として、たとえば左右0.5cm以上と機種ごとに記載していますが、あくまで最低限必要な寸法なので、可能であれば余裕をもって数cm以上空けてもらった方が良いと思います。また、多くの機種で後ろ側は壁にぴったり付けても問題ない仕様となっていますが、こちらも余裕があるなら空間を空けた方が、放熱効率としては良くなります。また、冷蔵庫下部の側面や背面には通気口があるので、ここにホコリが溜まらないよう、定期的にお掃除することをおすすめします。
2つ目は食品の入れ方です。冷気の吹き出し口を、ビニール袋に入れた食品などで塞いでしまうと冷やすのに余計なエネルギーを使ってしまいます。
――冷蔵庫の吹き出し口は最上段の奥ですね。
小川:ところが機種によって様々で、背面や脇にある機種もあります。あとは、熱々のものを入れると負荷になるので、時間的に許されるのであれば冷ましてから入れた方が、冷蔵庫にとっては優しいです。
3つ目はドアの開閉です。頻繁に開けたり開けっぱなしにすると、庫内の温度が上昇してしまいます。できるだけ短くすることが望ましいです。
――まとめると「設置の状態」「食品の入れ方」「ドアの開閉」が、冷蔵庫の寿命に関連すると。最近は、カメラを搭載した冷蔵庫も増えていて、ドアの開閉を減らす効果がありそうですが、そのようなデータはありますか?
小川:データはまだ継続的に確認している段階ではありますが、カメラを使っている人の方が開け閉めの時間が短くなる傾向はあると考えています。
――どんな食材が入っているか、買い物に行く前などにいちいち開けて確認しなくてすむので、特に家族で使っている場合には効果があるでしょうね。
節電性能と寿命は関係ある?
――新しく冷蔵庫を買う際、どう選べば長持ちに繋がりますか? 家族の人数に合わせた容量は基本にあるような気がしますが。
小川:食品をぎゅうぎゅう詰めにすると効率が悪くなるので、ある程度余裕のあるサイズをお使いいただくのが良いと思います。一応、目安の容量計算式があって、例えば家族が4人なら500L以上とされますが、これはあくまで目安で、実際は2人暮らしでも使い方はそれぞれなので、ご家庭の食品の量に合わせてください。
――余裕を持ったサイズの方が効率的。とはいえ、消費電力自体は、容量に応じて大きくなるので判断が難しいですね。
小川:そこは、カタログや店頭に表示されている「省エネ基準達成率」を参考にしてください。100%より115%、120%と数字が大きくなるほど省エネ性能が高くなっています。
――この省エネ基準達成率は上位モデルの方が優れている傾向がありますね。これも長く使えることに関連しますか?
小川:上位モデルでは断熱性能に優れていることがありますので、その場合はコンプレッサーの負荷を少なく運転できて、関連はあるといえます。
――そういえば、今年から一部の対象製品ではメーカー保証を1年から5年に延長するキャンペーンを始められましたね。
小川:自信を持って出している製品なので、安心してご購入いただきたい。仮に修理が必要になったとしても、5年保証だから安心して使い始められますよと、後押しすることが目的で実施しました。
ちょっと変だなと思った時にすぐに相談してもらえることが、長く使ってもらうためにも大事だと思っています。保証対象になっていると相談しやすいと思うので。本来ならもっと長く使えたはずなのに、異常を見過ごして寿命が短くなってしまうようなことが減らせるようサポートしていきたいですね。
――実際の故障ではなく、使い方に起因する症状も多い?
小川:もっとも問い合わせが多い「冷えが悪い」といった症状では、実際にうかがってみると故障ではないケースもしばしばあります。先ほどの、吹き出し口を塞いでしまっているような、使い方の中で一時的に起きた現象であることも多いです。
専用アプリの診断機能で不具合までわかる?
――お話をまとめると、冷蔵庫を長く使う方法は節電の方法と共通しているようですね。
小川:そうですね。同じ目的でやってもらえればと思います。節電に関しては、冷蔵庫に搭載されている「節電モード」も有効です。ただし、節電モードは何かしら冷却を弱める制御が入っている場合があり、庫内の食品の冷え方が通常よりも弱くなる可能性があるので、冷え具合の様子を見ながら使い方に合わせてのご利用をおすすめします。
――ドリンクぐらいだったらぬるめでもいいけど、生鮮食品は傷みそうでちょっと怖いですね。
小川:たとえば、夏場はしっかり冷えていないと困るからオフにして、冬場はそんなに冷やす必要がないのでオンにするなど、季節によって使い分けるのもありだと思います。
――長期の旅行に行くときにも使えそうです。ただ、冷蔵庫の設定はドアの内側にあったりして、面倒そうなイメージがあります。
小川:今は機種によって設定もスマホで変更できるようになっています。エアコンのアプリのように、旅行先から節電モードに移行させたり、帰る前に元に戻してよく冷やしたりが可能になっています。
このアプリの機能は今まさに充実させているところで、「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」では、ドア開放時間や運転状況、庫内温度設定の確認・設定変更などができます。
また、日立のコネクテッド家電全般に対応した「ハピネスアップ」アプリでは、気になる症状を診断する機能や、冷蔵庫本体の不具合をプッシュ通知する機能を備えています。冷蔵庫本体でもランプの点滅などでお知らせはされますが、気づかれないことも多い。スマホに通知すれば気づいてもらう機会を増やせますし、アプリ上で対応方法の確認から修理のお申し込みまでをワンストップで行なえるようになっています。
――ちょっと具合がおかしいと思っても、自分で原因を究明するのは面倒そうで、致命的じゃなかったら見ない振りしそうですが(笑)、アプリで診断や修理依頼ができるなら使いそうです。冷蔵庫を長く使うための機能も進化しているのですね。本日はありがとうございました!