デベロッパーのsemiworkは4月25日、協力型ホラーゲーム『R.E.P.O.』に関するQ&A動画をYouTubeに投稿した。これは同スタジオが投稿しているQ&A動画シリーズの第3弾で、今後追加を予定しているさまざまな新要素などが明らかとなった。

『R.E.P.O.』は「物理演算ベース」の協力プレイ対応ホラーゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作では重さや当たり判定など、ゲーム内のオブジェクトがすべて物理法則に従って動く。プレイヤーの目的は、廃墟から貴重品をなるべく多く持ち帰ること。ステージに点在する貴重品にはそれぞれ価格がついており、落としたりぶつけたりしてしまうとその数字がどんどん減ってしまう。プレイヤーは廃墟に蔓延るモンスターたちから逃げつつ貴重品を集めなければならない。本作は2月の配信開始直後から多くの人気を獲得し、Steamの同時接続プレイヤー数ランキングでは連日のように存在感を放っている。

本作を手がけるsemiworkは4月25日、ユーザーから寄せられた質問に開発者が回答するQ&A動画をYouTubeに投稿した。なお同スタジオは同様のQ&A動画を過去に2本投稿している。『R.E.P.O.』のタイトルの由来やローカライズの計画の有無など、興味深いトピックが語られてきた。今回の動画はその第3弾だ。

はじめに、「ミミック」のようなモンスターを実装する計画について問われた開発者は、「たぶん」と回答。プレイヤーに擬態するミミックの追加は、開発初期から話し合われていたアイデアだという。動画に映った開発資料では、プレイヤーを追尾して爆発したりオブジェクトを掴んだりする「BADBOT」なるキャラクターも見られた。しかし、実装に向けては“本当に面白いもの”にしたいという思いがあるそうで、慎重にさまざまな検討が重ねられているようだ。

Image Credit: semiwork on YouTube

そして、ユーザーの間で広まっているグリッチ(不具合の悪用)への対処についても触れられている。本作については、銃の弾薬が無限になるものや、コストを支払わずに体力を回復するものなど、現在YouTubeなどを通じてさまざまなグリッチが拡散される状況が発生している。一方で、開発チームはそれらを認識しており、すでに大半を修正済みとのこと。現在配信に向けた準備を進めている本作最初のアップデートで適用されるとした。

またゲームの無料化について問われた開発者は、そのような計画はないと明言。リアルマネーで購入する少額課金やコスメティック要素を追加したくないからだという。コスメティックなどはゲーム本体を購入して単にプレイすることで手に入るようにし、有料買い切りの形態を維持する方針のようだ。ところで、予定されている最初のアップデートでは、操作キャラクターの“表情”機能やカラーの追加などが告知されている。本作ではユーザー間でのコミュニケーションも重視されており、課金スキンなどではないかたちでユーザーの個性を表現できるようにしていくのだろう。

Image Credit: semiwork on YouTube

さらに、スタミナ回復のアップグレードについての質問もあがった。現状ではショップでの購入によってスタミナの最大値を強化することはできるものの、スタミナの回復速度を上昇させるアップグレードは存在していない。開発者によると、しゃがむことでスタミナを急速回復できるようにするアイデアがあがっているという。しかしあくまでも検討中とのことで、これが良い案なのかどうか視聴者にフィードバックを求めている。動画のコメントでは「しゃがみでスタミナ回復」についての肯定的な意見も多くみられ、ユーザーからはさまざまなアイデアが提案されている。今後スタミナ周りのシステムにテコ入れが実施される可能性もありそうだ。

動画ではそのほかにも、「最大プレイ人数が6人である理由」など多数の質問が回答された。興味がある方はぜひ全編をご覧いただきたい。semiworkは現在『R.E.P.O.』の最初のアップデートに向けて鋭意開発を進めているようだ。本作が予想をはるかに超える反響を生んだため、配信までにはもう少し時間がかかるとのこと。人気ホラーゲームとして突如台頭した本作の今後にも期待したい。

『R.E.P.O.』は、PC(Steam)向けに早期アクセスで配信中だ。

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