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¥26,970 (2025年4月26日 13:09 GMT +09:00 時点 - 詳細はこちら価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で当該の Amazon サイトに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。)
20mm超広角と開放F1.4の明るさを合わせ持つキヤノンの新型VCMレンズ「RF20mm F1.4 L VCM」。2つの魅力が風景写真の表現力をいかに高めてくれるのか。春めいた写真を求めて、風景写真家の八木千賀子さんに旅に出てもらいました。
八木千賀子
愛知県出身、山梨県在住。左目を失明後にカメラと出会い、辰野清氏に師事して風景写真家に。BS朝日の番組「The Photographers 3」出演。雑誌・書籍執筆、EOS学園講師。八丈島ふるさと観光大使。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2025年5月号』より転載・加筆したものです。
広さと明るさの両立で大胆なアプローチに挑戦
開放F1.4の単焦点シリーズ4本目として、20mmのレンズ「RF20mm F1.4 L VCM」が加わった。写真と動画撮影両面の機能性を合わせ持つハイブリッドレンズシリーズで、コンパクトにまとまった鏡筒サイズは4本で共通。
クリックレスのアイリスリングや静粛なAF駆動系であるVCMの搭載で動画撮影時の利便性を持ちながら、BR光学素子を採用するなど、写真画質の向上も抜かりない。「画角」「近接」「明るさ」「パース」という4つの側面から、このレンズの持つ表現力を解き明かす。
TOPIC 01|画角.豊かな情報量で高密度な写真に
枝越しに広がる桜並木と空、さらに水面の映り込みまでを画面に収められるのは、20mmの広い画角だからこそ、写し撮れる大胆な構図。手前の花に寄りつつ、背景の奥行きや空間の広がりまでを取り入れられる。構図にリズムをつけながらも、画面の隅々まで情報を豊かに詰め込めるのがこの画角の魅力。密度のある風景描写を狙いたい場面で、大きな力を発揮する。
TOPIC 02|近接.被写体に迫りつつ背景をダイナミックに
最短撮影距離は20cm。0.19倍の最大撮影倍率で、被写体を大きく写しつつ、背景の情報を広く描ける。下の例は開放F1.4で撮影。ピントを合わせた小さなカニはシャープに描写され、砂の粒や殻の質感までもがリアルに伝わってくる。背景は柔らかくぼけて、夕日と波打ち際の光が自然に溶け込んでいる。広角らしい遠近感とボケの組み合わせで、被写体の存在感と広がりを両立させた。
TOPIC 03|明るさ.開放F1.4を使いわずかな光で描く
開放F1.4という明るさに加え、20mmの広い画角が星景撮影にちょうど良い。わずかな光でも星をきちんと捉え、開放絞りからしっかりと描写してくれる。特に画面の端まで星がにじまずシャープに写るのは、非球面レンズやBR光学素子の配置によって、サジタルコマフレアが抑えられているおかげだ。周辺まで信頼して構図を決められるのは、このレンズならではの強みだろう。
TOPIC 04|パース.超広角の遠近感で視線を誘導できる
太い幹の根元に咲く小さな花に寄り、空へ伸びる枝を見上げる。20mmの広い画角が生み出すパースペクティブと開放F1.4の浅い被写界深度を生かせば、力強さと繊細さが同居するような不思議なバランスの表現が可能だ。被写体の存在感を際立たせつつ、背景に広がる空間まで自然に写し取れた。パースペクティブとボケの重なりが、構図に深みと奥行きをもたらしてくれる。