もちろん、冷蔵庫でも食品を長持ちさせることはできますが、本格的に保存期間を延ばしたいなら、やっぱり冷凍庫。
食品を保存することは、フードロスを減らすだけでなく、家計を守るうえでも重要です。特に、食料品の価格が過去最高を記録している今ではなおさらです。
まとめ買いしては食べきれずに捨ててしまう……。そんな悪循環はもう終わりにしましょう。
ここでは、冷凍庫を上手に使うコツや冷凍に適した食品、そして正しい冷凍方法を紹介します。
冷凍庫は整理整頓が鉄則
具体的な食品の話に入る前に、まずは冷凍庫の整理整頓の基本を押さえておきましょう。
冷凍庫(そして冷蔵庫も)をきちんと整理しておくことで、「アレどこ行った?」と探す手間が省けるだけでなく、限られたスペースを有効に使えますし、古いものから順に消費していくこともできるようになります。
ソースやスープなどの液体類は、冷凍対応のジッパーバッグに平らに入れて冷凍するのがおすすめです。中身や日付をラベルに書くのも忘れずに。さもないと「チリを冷凍した日なんて絶対に忘れない」とそのときは思っても、気づけば何カ月も経っていて、「これ、6月のだったかな? それとも9月?」なんてことに。
液体類が平らに凍ったら、本を棚に並べるように立てて収納すれば、省スペースで取り出しやすくなります。 冷凍庫でのソースを小分けにするさらに詳しいヒントはこちらをチェックしてください。
プラスチックの冷凍用バッグでの保存が好きではない場合(多くのものは最大10回まで洗って再利用できることを覚えておきましょう)積み重ねて収納できる冷凍対応の保存容器セットを購入するのも一つの方法です。
目標は、冷凍庫にできるだけ多くのものを詰め込むことですが、同時にすべてのアイテムに手が届くようにすることです。ものが奥に埋もれて見つからなくなるのは避けたいですよね。
加えて、冷凍庫に食品が多いほど温度が安定し、冷凍庫がエネルギーをそれほど消費しなくて済むというメリットがあります。電気代が節約できれば、その分、冷凍庫にもう一枚チキンカツを追加できるようなものです。
最後に、チェスト型冷凍庫への投資を検討してみましょう。子羊の骨付き肉や丸ごとの七面鳥のような、大きくて不規則な形のものも、これひとつで簡単に冷凍できます。
さらに、足元に収納スペースがあるため、重い物を高い位置に収納しなくて済むでしょう。今私が住んでいるブルックリンのアパートにはスペースがありませんが、もしもっと広い場所に引っ越したら、真っ先に買うのはチェスト型冷凍庫です。