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2006年、倒産寸前であった広島の家具メーカー・マルニ木工は、一か八かの思いで、世界的なプロダクトデザイナーである深澤直人に、家具のデザインを依頼した。厳しい状況を包み隠さず伝えたマルニ木工に対し、深澤は躊躇なく依頼を引き受け「我々の手で世界の定番を作りましょう」と言った。“最高の椅子”を作る挑戦の始まりである。※本稿は、小松成美『奇跡の椅子 AppleがHIROSHIMAに出会った日』(文藝春秋)の一部を抜粋・編集したものです。
すべてを打ち明ける覚悟で挑んだ
社運を懸けた面談
2006年12月の、深澤とマルニ木工の山中武(編集部注:マルニ木工6代目社長)、日本(編集部注:マルニ木工の開発部部長)の面談は数時間にも及んだ。
マルニ木工のプロダクトデザイナー就任を依頼するため、深澤直人の事務所へ足を運んだ時、マルニ木工サイドは「すべてを打ち明けなければならない。これは社の命運を左右することなのだから」という決死の覚悟を持っていた。深澤から承諾をもらえる自信はないが、断られたらマルニ木工の未来はさらなる闇に包まれるだろうという予感もあった。
だからこそ、経営状況の厳しさを詳細に記した資料も提示している。
当時のミーティングの内容を記した武のメモには、マルニ木工の覚悟がうかがえる。
●先代は会社を大きくするために働いてきた。結果、メーカーとしては歪みが出た。
●バブル崩壊以降、売り上げが落ちている。
●2006年3月にも大きなリストラを行った。
●ネクストマルニは売り上げがついてきていない。
●ネクストマルニ(編集部注:世界的デザイナー12人がマルニのために椅子をデザインし、その椅子をマルニの技術で作り上げるという「未来戦略プロジェクト」)の中には、マルニ木工の工場の技能をきちんと活かしたモノづくりができていないものがある。
●マルニ木工はメーカーとして生き残りたい。
●マルニという名前を活かしたい。
●マルニ木工の技術、技能を活かした開発がしたい。
●マルニ木工も木にこだわりたい。
●マルニ木工という名前を知って買っている人はほとんどいない。
●現状のままでは変われないので、デザインで世界を変えたい。
これに対して、深澤からは次のような話が出された。
「日本の市場では、どこの家具メーカーもブランドとして確立できていない。
それでも、マルニとの仕事ではハンス・J・ウェグナー(編集部注:20世紀を代表する世界的な家具デザイナー)をおびやかすような、デザインやオープンファクトリーに挑戦したい。今までやったことがなかったが、装飾のある『定番商品』を作り上げたい。
過去にイタリアの家具メーカー数社と3年仕事をしてきたが、こちらから意見を出すとそのままが通ってしまい、結果的に練られていない商品が出来てしまっている。僕は、家具については素人なので、どんどん押し返してほしいし、家具作りの真理を理詰めで納得させてほしい」