18日、長野県北部を震源とする最大震度5弱の地震が起きました。在来線は1時間以上全線で運転を見合わせました。

■在来線1時間以上ストップ

 地震発生直後の長野市内の映像では、数秒にわたって小刻みに揺れ、その後激しくカメラが動く様子がみえます。

 18日午後8時19分ごろ、長野県内で発生した地震。最大震度5弱を観測し、現在までに何度も揺れが続いています。

筑北村役場職員
「下から突き上げられるような感じ、時間的には5秒とか10秒くらい。私の知る限りでは、5弱は今までの中では一番大きいかと思う」

 交通にも影響がでました。在来線は地震発生から1時間以上全線で運転を見合わせ、長野駅では多くの人が駅員に情報を問いかけていました。

利用客
「帰ろうと思ったんですけど、切符が売っていなくて。困るけどしょうがないと思って待つしかない」

利用客
「今から帰ろうと思っていて。もう歩いて帰ろうかなと」
「(Q.困りますね)どうしよう…」

 JR東日本によると、北陸新幹線は地震の影響で一時的な停電が発生しました。

乗客
「多分15分くらい止まっていた、その場で。今は通常運転に戻りました。(停電時は)車内に電気が供給されなくなって、車内は真っ暗になってエアコンも利かなかった状態だった」

 その後、若干の遅れは出ましたが、通常通りの運行に戻りました。

 停電は街中でも。長野市と小川村では一時、およそ100軒の停電が発生しました。また、山形村では16歳の男性が転倒して軽いけがをしました。

■気象庁「今後も注意」呼び掛け

 今回の地震が発生したと考えられる活断層について、専門家は次のように話します。

東海大学および静岡県立大学 客員教授
長尾年恭氏
「糸井川静岡構造線という、非常に大きな地震が将来発生する可能性が高い活断層の所で発生している。現在日本の中で一番、内陸で大きな地震、マグニチュード7.5とかそれ以上の地震が起きる可能性が高いという断層だと考えられています」

 気象庁は、今後1週間ほど最大震度5弱程度の地震に注意するとともに、さらに強い揺れをともなう地震が起きる恐れもあるとして注意を呼び掛けています。

(「グッド!モーニング」2025年4月19日放送分より)
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