メモ


アメリカ合衆国の連邦政府および17の州がGoogleを独占禁止法に違反しているとして提訴していた裁判で、連邦地方裁判所が「Googleはオンライン広告技術で独占禁止法に違反している」という判決を下しました。

Case 1:23-cv-00108-LMB-JFA Document 1410 Filed 04/17/25
(PDFファイル)https://storage.courtlistener.com/recap/gov.uscourts.vaed.533508/gov.uscourts.vaed.533508.1410.0.pdf

Google holds illegal monopolies in ad tech, US judge finds | Reuters
https://www.reuters.com/technology/us-judge-finds-google-holds-illegal-online-ad-tech-monopolies-2025-04-17/

Google ruled an online ad monopoly, could be forced to break up its advertising products – Computerworld
https://www.computerworld.com/article/3965047/google-ruled-an-online-ad-monopoly-could-be-forced-to-break-up-its-advertising-products.html

Judge rules Google illegally monopolized adtech, opening door to potential breakup  | TechCrunch
https://techcrunch.com/2025/04/17/judge-rules-google-illegally-monopolized-ad-tech-opening-door-to-potential-breakup/

訴訟を担当したバージニア州アレクサンドリアのレオニー・ブリンケマ連邦地方裁判所判事は、パブリッシャー向け広告サーバー市場とアドエクスチェンジ(広告売買プラットフォーム)市場において、「Googleは故意に独占力を持ち、維持している」と判断しました。

この訴訟は、「パブリッシャー向け市場」と「広告主向け市場」、そしてこの2つを結びつける「広告売買プラットフォーム」の3つをGoogleが独占していることを巡るものでした。

ブリンケマ判事は、Googleがパブリッシャー向けの「DoubleClick for Publishers」と、広告売買に用いられる「Ad Exchange」を含むGoogle Ad Managerを結びつけることで、独占権を乱用していることを認めました。

一方で、広告主がディスプレイ広告を購入するのに用いる広告ネットワークに関しては、独占状態にはないと判断しました。

判決を受けて、Googleの法規制担当バイスプレジデントであるリー=アン・マルホランド氏は「我々は訴訟で半分勝利し、残りは控訴します。裁判所は、当社の広告主向けツールとDoubleClickの買収が競争を阻害するものではないと判断しました。パブリッシャー向けツールに関する裁判所の判断には同意できません。広告主が多くの選択肢からGoogleを選ぶのは、当社のアドテクツールがシンプルで、手頃な価格で、効果的だからです」と述べています。


ちなみに、Googleは2024年8月、司法省から「スマートフォン検索の地位維持が独占禁止法違反にあたる」と訴えられていた裁判で、コロンビア特別区連邦地方裁判所のアミット・P・メータ判事から独占禁止法違反という判決を受けています。

Googleが金銭を支払ってスマートフォン検索の地位を維持しているのは独占禁止法違反と連邦判事が判断 – GIGAZINE

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