実写映画版『AKIRA』のプロデューサー・Andrew Lazarさんが、「2〜3ヶ月以内にアップデートがある」と発言したことが、にわかに注目を集めている。
この発言は、Andrew LazarさんがYouTubeチャンネル「Moovy TV」に出演した際に飛び出した。
インタビュアーに「実写版『AKIRA』の情報はある?」と問われて、「今言えることはないけど、2〜3ヶ月以内にアップデートがあると思うよ。期待していてほしい」と返したのだ。
ハリウッド版『AKIRA』はもともと2021年5月21日に全米公開が予定されていたが、2019年7月の段階で無期限の制作休止が決定。
以降本当に公開されるのかすらわからないまま、時間だけが過ぎていく状況だった。もしかすると、この停滞した状況がついに変わるのかもしれない。
制作決定と中止を繰り返してきた米実写版『AKIRA』
実写版『AKIRA』は、大友克洋さんの同名漫画を原作に、俳優のレオナルド・ディカプリオさんがプロデューサー、俳優としても活躍するタイカ・ワイティティさんが監督をつとめる予定の作品だ。
Andrew Lazarさんは両者と制作に取り組んできた。
ちなみに彼らが制作を担当することになる以前にも、制作決定と中止を繰り返してきた作品だったため、2019年に全米公開日が発表された時には話題となった。
しかし前述の通り、その後本作は無期限の制作休止が発表。
以降タイカ・ワイティティ監督も他作品にかかりきりになっていたため、制作再開への道筋は見えていなかった。
『AKIRA』の新アニメ化プロジェクトも発表から6年経過
日本産コンテンツをアメリカが実写化する場合は、企画が発表されるだけで、いつの間にか音沙汰がなくなってしまうことも珍しくない。
そのため実写版『AKIRA』もこのまま企画倒れになるのでは? という思いを抱いた人も少なくないだろう。
Andrew Lazarさんの言を信じるならば、今夏には新しい情報が発表される。どんな内容になるかはわからないが、今はただ待つしかない。
そしてこれは余談だが、『AKIRA』の原作者・大友克洋さんが監督をつとめる新作SF長編アニメーション映画『ORBITAL ERA』(オービタルエラ)と、『AKIRA』の新アニメ化プロジェクトも、2019年7月の発表からとんと音沙汰がない。
こちらの続報も気になるばかりである。