
本記事はソラコムが提供する「SORACOM公式ブログ」に掲載された「ソラカメにタイムラプス動画作成機能が登場!!」を再編集したものです。
こんにちは!クラウド型カメラサービス「ソラカメ」の事業責任者を担当しております高見(ニックネーム:yuu)です。
久しぶりのソラカメのアップデートをお伝えするブログ記事になってしまいましたが、今回新たに「タイムラプス動画作成機能」をリリースすることができましたので、皆さんにぜひご紹介させて下さい。
そもそもタイムラプスって何?
ご存じの方も多いとは思いますが、まずはタイムラプスについて簡単にご紹介させて下さい。
タイムラプスとは、「一定の間隔で撮影した静止画をつなぎ合わせて動画にしたもの」です。どんなときに便利かというと、「ある一定期間の録画映像を全部は確認できないけど、パッと現場状況の推移をショート動画で確認したい」というときに便利なものです。

今回リリースするソラカメの「タイムラプス動画作成機能」とは?
まず、ソラカメとは弊社ソラコムが提供しているクラウド型カメラサービスです。1台3,980円からカメラを設置でき、月額990円でクラウド録画し、スマホやPCで録画映像やライブ映像をいつでも、どこでも現場から離れた場所から確認できるサービスです。
今回、ソラカメのクラウド常時録画ライセンス(保存期間は7日、14日、30日の3プラン)をご利用いただいているユーザーは、ご自身のクラウド録画データから手軽にタイムラプス動画を作成し、ダウンロードすることができます。カメラ本体にSDカードを入れてタイムラプスを作成するわけではなく、録画からタイムラプス動画作成までクラウドですべて完結するため現場に一度も行く必要がないのも特徴です。
クラウドモーション検知”無制限”録画やライブ視聴見放題をご利用頂いている場合は、残念ながら常時録画データがクラウドに保存されていないため、タイムラプス動画を作るための元データが不足しているため、ご利用頂けません。あらかじめご了承下さい。
どんな場合に使うと便利なの?
冒頭に少しご説明させていただきましたが、タイムラプスは「ある一定期間の録画映像を全部は確認できないけど、パッと現場状況の推移をショート動画で確認したい」場合にとても便利な機能です。
ソラカメは様々な業種のお客様にご利用頂いているため、あくまでもご参考ですが以下のようなユースケースのお客様にご利用頂けますと大変便利であり、お客様の業務効率化に貢献致します。
- 小売店舗
- 店頭の陳列状況の推移をタイムラプスを用いて確認し、補充タイミングや値引きタイミングなどの改善点を確認する。
- 店舗のレイアウト変更前の1日タイムラプスと、変更後のタイムラプスを視聴して比較することでレイアウト変更による効果を確認する。
- 特売日やタイムセール等の施策を実施した時間帯のタイムラプスを確認し、実施効果を確認し次回以降の改善に役立てる。
- 建設
- 建設現場の施工状態の進捗を任意の期間のタイムラプス動画で確認をする。また、施主に進捗報告動画として提出する。
- 建設現場の1日の作業映像をタイムラプスで確認し、作業場での動線を確認してヒヤリ・ハットが起きていないか、危険予知等に活用し安全管理に役立てる。
- 製造
- 製造ラインにおいて、各工程の流れをタイムラプスで確認し、ボトルネックや無駄な工程がないかと言った改善活動に役立てる。
- 生産設備の設置やメンテナンス工程等をタイムラプスで確認し、手順の標準化や新人向けの教育映像に活用する。
- 物流
- 一日の入出庫フローをタイムラプスで確認し、作業動線の改善に活用する。
- 荷物の積み下ろし作業をタイムラプスで確認し、リフト担当者等のシフトによって作業効率に違いがあるかなどを確認し、作業効率化に役立てる。
まだまだ他にもユースケースはあるかと思いますが、とても手軽に使える機能ですので悩まずにまず試して頂いて、新しいユースケースがありましたらSNSや当社HPからお知らせ下さい。
費用は発生するの?
クラウド常時録画ライセンス(保存期間は7日、14日、30日)をご契約いただいているカメラであれば、追加費用は特に発生致しません。

ただし、ソラカメのクラウド録画からデータをエクスポート処理(録画映像をストリーミング再生、録画映像をダウンロード、録画映像を静止画で取得等)する場合は、月間72時間/台がライセンス費用に内包されています。静止画は1枚1秒換算でエクスポート上限時間が消費されますので、その範囲内でしたら費用発生せずに利用が可能です。
月間72時間/台を超過したい場合は66円/時間で利用することも可能です。なお、上限値はデフォルト72時間ですが、ご自身で明示的に上限値を変更しない限りは勝手にそれ以上費用が発生することはありませんのでご安心下さい。
詳細はこちらのブログ記事をご参照下さい。
どうやって使うの?
タイムラプス動画作成機能は、SORACOMユーザーコンソール(PC等のWEBブラウザ)にてご利用頂くことができます。
まず、SORACOMユーザーコンソールにログインしたら、左上の「メニュー」>「クラウドカメラサービス」>「デバイス管理」を選択して下さい。すると、以下のような画面が表示されます。
※本スクリーンショットは個人情報保護の観点から、モーション検知画像のサムネイルを非表示にしたり、一部マスキングを施しています。

次に、タイムラプス動画を作成したい対象のカメラを1台チェックボックスにチェックをいれて選択ボタンをクリックして下さい。

次に、「タイムラプス動画をダウンロード」を選択します。

タイムラプス動画作成画面が表示されますので、画面に従って入力して下さい。入力が終わったら、「ダウンロード」ボタンを押して下さい。タイムラプス動画の生成が開始されます。
- 開始時刻と終了時刻は、タイムラプス動画作成する元となる録画映像範囲指定を行います。
- 画像の間隔は、◯分単位、◯時間単位、◯日単位といった形で画像間隔を指定します。
- コマ送りの速さは1枚1枚切り出しが画像がコマ送りされるスピードを指定します。
- 詳細オプションにおいては、作成されるファイル名の指定(デフォルト名はtimelaps.mp4)と、もし指定したタイミングに録画映像が何らかの理由でなかった場合のエラー処理の方法(中止するか、スキップして作成継続するか、直前の画像を複製して間を埋めるか)の指定ができます。こちらの詳細は本ブログ記事では割愛いたします。ソラコムユーザーガイドをご参照下さい。
画面下部には出力されるタイムラプス動画の期間、画像枚数、動画の長さ、出力にかかる時間が表示されます。出力にかかる時間については推定値となります。

開始中は以下のような画面が表示されます。
タイムラプス動画を生成中にブラウザを閉じますと生成が強制終了されます。生成中はブラウザを閉じないようにご注意下さい。
タイムラプス動画の生成が終了すると自動的にご自身がブラウザで指定しているダウンロードフォルダにタイムラプス動画がmp4ファイルとしてダウンロードされていますので、対象のフォルダをご確認下さい。(ご自身の設定によります。)

あとは、ブラウザ指定のダウンロードデータ格納フォルダにあるmp4ファイルをクリックすれば、タイムラプス動画を再生することができます。なお、タイムラプス動画は静止画を合成して作成しているものです、そのため音声は含まれません。音声が再生されなくても不具合ではなく仕様どおりとなります。

まとめ
タイムラプス動画作成機能のご紹介は以上になります!おさらいしますと、要点は以下のとおりです。
- タイムラプスとは、「一定の間隔で撮影した静止画をつなぎ合わせて動画にしたもの」
- 様々な業種のユースケースで活用でき、ソラカメのタイムラプス動画作成機能は、「録画からタイムラプス動画作成までクラウドですべて完結するため現場に一度も行く必要がないのも特徴」
- 費用はクラウド常時録画ライセンスを契約しているカメラであり、ライセンスに内包される月間72時間/台のエクスポート可能時間内であれば、追加費用は発生せずにご利用可能
- 使うときはSORACOMユーザーコンソールから誰でも簡単に操作できる
いかがでしたでしょうか?
これまでソラカメでは、録画映像の倍速再生機能(最大8倍まで対応)をご提供しており、「一定期間の録画映像をパッと振り返りたい」というニーズにお答えしてきました。
一方で、その映像を自分が見れるだけではなく社内外の関係者に共有したい、もう少し期間を自由に選択して、動画再生時間も調整できるようにしたいといったお客様のお声があり、今回リリースさせて頂きました。
これからもクラウド型カメラサービス「ソラカメ」は、お客様のお声に応じて、日々新機能リリースや既存機能の改善を実施して参りますので、ぜひソラコム社員に直接お伝え頂いたり、SNS等で発信頂けますと幸いです。引き続き、ソラカメを宜しくお願い致します!!
― ソラコム高見 (yuu)
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