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世界に多大な影響を与え、長年に渡って今なお読み継がれている古典的名著。そこには、現代の悩みや疑問にも通ずる、普遍的な答えが記されている。しかし、そのなかには非常に難解で、読破する前に挫折してしまうようなものも多い。そんな読者におすすめなのが『読破できない難解な本がわかる本』。難解な名著のエッセンスをわかりやすく解説されていると好評のロングセラーだ。本記事では、『般若心経』を解説する。

出家しなくとも、読んだり書いたりすることによって功徳が得られるという究極のダイジェスト経典が『般若心経』だ。内容はズバリ「すべての苦しみを消し去ることができる」というありがたい教えである。
たった262文字で悩みが解決
262文字(または266文字)の般若心経は、もっとも親しみやすいお経でしょう。
けれども、そんな短いお経であるにもかかわらず、人生のあらゆる悩みに対処する仏教の知恵がギュッと詰め込まれています。持ち歩ける特効薬のようです(暗記しておけば、もっと楽です)。
このお経には、特筆するべきことがたくさんあるのですが、まず驚くのが、「初期の仏教説を否定する」という内容を含んでいるということです。
「いや、仏教開祖であるお釈迦様の説を否定するって本当に仏教なの?」と思われるかもしれません。
けれども、釈迦の教えがバージョンアップしていく全体がまた仏教なのです。
最初は、「観自在菩薩・行深般若波羅蜜多時・照見五蘊皆空・度一切苦厄・舎利子」と始まります。
観世音菩薩が深い瞑想状態に入って、この世界が「空」であることを体得し、すべての苦しみから解放されたという意味です。
「色不異空・空不異色・色即是空・空即是色」と続きますが、これは「物質は空である」ということを説明しています。
釈迦が説いた縁起は相互依存をあらわすのですが、この思想が発展すると物質(色)の実体は存在しないことになり、これが大乗仏教で「空」と表現されます。
そうなると、この物質世界では、生じるものも滅するものもなく、汚れることもなく、増えたり減ったりすることもありません。
すべては見かけの錯覚に過ぎないわけです(不生不滅・不垢不浄・不増不減)。
唱えているだけで楽になる
このあとは、物質的現象もなく、感覚もなく、表象もなく、意志もなく、知識もない。さらに、触れられる対象もなく、心の対象もない。物質の領域から意識の領域にいたるまでなんにもない。
つまり、すべてはバーチャルだという説明が続くのです。(無色無受想行識・無眼耳鼻舌身意・無色声香味触法・無眼界・乃至無意識界)。
それだけではなく、十二縁起の「無明(無知)を滅すれば、老死も滅する」という部分、さらに苦諦・集諦・滅諦・道諦の四諦もないことになります(無無明・亦無無明尽・乃至無老死・亦無老死尽・無苦集滅道)。
だから、私たちは修行して煩悩を滅し、涅槃に入るという厳しい修行はしなくていいのです。
「苦しみやその原因もそれをなくすこともその方法もない」(無智亦無得・以無所得故)と説かれています。
こうして、悟りを求めている修行者(菩提薩垂)は、「知恵の完成」(般若波羅蜜多)に住しているので、心に何の妨げもなく恐れもありません(故心無罣礙・無罣礙故無有恐怖)。
知恵を完成すれば、この上なき悟り(阿耨多羅三藐三菩提)を得るのです。
決め手はラストの呪文(マントラ=真言)なのですが、ここへの誘導がまた絶妙です。
「したがって、知恵の完成こそが、この偉大なマントラであり、悟りのためのマントラであり、この上ないマントラであり、比較できないほどの最高のマントラである。このマントラこそが、あらゆる苦しみを取り除くのであり、これは真実そのものであって嘘ではない。すなわちそれは以下のようなマントラだ……」と盛り上げ、羯諦羯諦、羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶(行った者よ、行った者よ、彼岸に行った者よ、向こう岸へ完全に行った者よ、悟りよ、幸あれ)というサンスクリット語の音写で終わります(佐々木閑『般若心経(100分de名著)』〈NHK出版〉より)。
般若心経全体が一つの呪文であると考える人もいますし、呪文の中の究極の呪文でラストを閉じるという構造になっています。
最後を唱えるだけでご利益があるのかもしれません。