e-bike Watchが主催する「ペット仕様のe-bike体験イベント」が、電動アシスト自転車専門店「モトベロ」とのコラボで二子玉川で開催されました。e-bike Watchが手がける初の「ペット向け」ライド体験イベントですが、実際現地ではどのようなことをするのか気になるペットオーナーも多いのでは? ここでは実際のイベントの様子をレポート。オーナーたちが選んだ「お気に入りのモデル」もご紹介します。
疲れない電動アシスト自転車でペットと遠出がしたい!
本来は6組のペットオーナーが愛犬と参加予定でしたが、雨天のため翌週にスライドしてしまったこともあり、2組のペットオーナーと飼ってみたいという参加者です。
まずは、白い豆柴の「きゅう」ちゃん家ご夫婦。きゅうちゃんは5kgの小柄な体格で、月に数回ほど自転車に乗ることがある自転車経験犬です。ただし、自宅にあるのは非電動アシストなので自転車での移動はもっぱら近所のみ。今回は愛犬と遠距離にある有名ドッグスポットに遊びに出かけられるよう、夫婦で人生初の電動アシスト自転車に挑戦したいとのことでした。
13kgの柴犬が乗れる自転車はどうしよう……
2組目は母娘で参加してくれた「ぶんた」くん家族。ぶんたくんは13kgの柴犬ですが、15歳になった今もドッグカフェが大好きなのだそう。シニア犬のため普段はカート移動が多いものの、ご家族にとって13kg+カートでの移動はなかなかの重労働。とはいえ、市販の自転車では13kgの犬が乗せられるものが見つかりませんでした。そこで、今回ぶんたくんのサイズにも対応する自転車に試乗できるとのことでイベントに参加したそうです。ちなみに、ぶんたくんママは毎日の通勤に自転車を利用しているそうですが、ご家族揃って電動アシストは初体験です。
試乗前にはモトベロスタッフがサドルを調整し、ギアの変え方など基本的な操作、車道の走行時についても丁寧に説明してくれます。今回は参加者たちは電動アシスト初心者でしたが、丁寧な説明に安心して試乗できるという声があがりました。
試乗してみないとわからない問題点も
ライドイベントでは、まずモトベロ二子玉川の店舗から駒沢公園までの約4kmを試乗。駒沢公園でドッグランのチェックや愛犬を散歩させつつ、気になった自転車に乗り換えて二子玉川の河川敷まで合計約8kmを試乗しました。
約4kmという短い距離ですが、実際に試乗してみると、オーナーごとに気になる部分が異なっていることが分かりました。たとえば、きゅうちゃん家はパパの体格が大きいためブルーノ「e-haco」では走りにくいといいます。実は、ペットカスタム自転車は犬の体重でハンドルが振り回されないよう、あえて前カゴをハンドル軸中央に配置していることも。
このため、ハンドルより手前にカゴが位置して、体格によってはペダルが漕ぐときにカゴに足が当たるのです。そこで、きゅうちゃん家は最終的にハンドル前方に「ドギーバスケット プラス」をカスタムしたヤマハ「PAS CITY-C」に乗り換えました。きゅうちゃんは身体が小さいので「ドギーバスケット プラス」は最初に利用したOGKのキャリー「ドライブペットキャリー」より小さい点も良かったそうです。