水曜日, 5月 14, 2025
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ベントレーが1920〜1930年代のレザーの雰囲気を醸し出す新オプション「ヘリテージレザー」を発表


ベントレーは2025年4月25日、「コンチネンタルGT」に「ファクトリー・ワークス スピードシックス・コンティニュエーション」と同調したヘリテージレザー内装を選択できるようになったと発表しました。このヘリテージレザーは自然由来の素材を使用し、環境負荷の抑えた手法で製造されてコンチネンタルGTに新オプションとして設定されました。このヘリテージレザーについて紹介します。

95年の時を超えて現代に甦る

ベントレー社内のパーソナル・コミッショニング部門であるマリナーによって、「ブロワー」および「スピードシックス」のコンティニュエーションモデル向けに開発されたヘリテージレザーが、「コンチネンタルGT」でも選択可能となった。

このレザーは、スコットランドのブリッジ・オブ・ウィアー社が供給しており、1920〜1930年代のベントレーを想起させるツートーンカラーとヘアセルグレイン仕上げによって、現代のベントレーの内装に歴史的な風合いをもたらしている。現在は、当時の資料に基づいて復刻された「オックスブラッド・レッド」と「パーソンズ・ネイピア・グリーン」の2色が用意されている。

この新たな内装オプションを披露するために、ベントレーは「ファクトリー・ワークス スピードシックス・コンティニュエーション・シリーズ」をインスピレーションした、「コンチネンタルGT マリナー」を製作した。95年という時代の隔たりがあるにもかかわらず開発期間はわずか2年で、共通する外装色「ベッドフォード・グレー」と、内装に「オックスブラッド・レッド」のヘリテージレザーを採用している。

ブロワー・コンティニュエーション・シリーズで使用されたこのレザーは、マリナーが求める手触りと製造技術の再現に適して、現代のベントレーと同等の耐久性も兼ね備えている。

受け継がれる伝統色とクラフツマンシップ

1920〜1930年代当時の伝統色に関しては、ナショナル・モーター・ミュージアムに収蔵された資料や、当時ボディ製作を担当していたヴァンデンプラのオリジナル仕様書を調査した結果、「オックスブラッド・レッド」と「パーソンズ・ネイピア・グリーン」も含まれていた。

ファクトリー・ワークス スピードシックスでは、シートにフルーティング加工が施され、ドアの内張にはシンプルな「B」のエンボスが用いられている。コンチネンタルGTの内装には、キルティング、刺繍入りのシート上部、ダイヤモンドパターンのパンチング、コントラスト刺繍およびパイピングなど、マリナーが誇るクラフツマンシップの粋が凝縮されている。

ブリッジ・オブ・ウィアー社とともに取り組む、サステナブルなものづくり

ブリッジ・オブ・ウィアー社は、100年以上にわたり自動車業界にレザーを供給してきた老舗であり、100%のトレーサビリティ、責任ある調達、革新的な循環型製造プロセスによって、世界でもっとも低炭素なレザーを製造している。

ライフサイクル分析においては、平均8kg CO2e/m2という、皮革製品としては世界最小レベルの環境負荷スコアが記録されている。

ベントレーモーターズは、こうしたサプライヤー各社と密に連携しながら、水やエネルギーの使用、廃棄物管理、化学物質の管理に至るまで、厳格な環境基準の遵守を徹底している。

AMWノミカタ

毎年4月26日はワールド・レザー・デイに制定されている。この記念日は、革産業の国際的な団体「レザーナチュラリー」や「レザー・ワーキング・グループ」などが主催し、革の耐久性・修復性・再利用性を強調することで、サステナブルな素材としての革の価値を再認識することを目的としている。この記念日に際し、ベントレーは1920〜1930年代のレザーの雰囲気を醸し出す新しいレザーのオプションである「ヘリテージレザー」を発表した。

ポイントは当時の風合いを再現したレザーをマリナーオプションとして採用し、お客様の選択肢が増えたことであるが、一方、ベントレーは100%のトレーサビリティのあるレザーを低い環境負荷で製造していることをアピールする狙いもあるであろう。ここのところファッションブランドなどではレザーの使用は動物愛護の観点から積極的な発信は控えられ、かつビーガンレザーやエコレザー、植物性樹脂を使用した代替レザーに置き換わる動きもある。

ベントレーはクライメートポジティブなサプライヤーを使い、新型の皮革検査機の導入で無駄を減らし、かつレザーは長く使い続けることができる素材であることを訴え、この伝統的な素材を使い続ける意思を明確にしている。ウッドとレザーを含むクラフツマンシップはベントレーの失うことのできないコアバリューなのであろう。



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