楽天銀行は12日、今期(2026年3月期)の連結純利益が前期比27%増の643億円になる見込みだと発表した。実現すれば6期連続の最高益更新となる。日本銀行の利上げに伴う金利収益の拡大などが寄与する。
前期(25年3月期)の純利益は前の期比47%増の508億円だった。日銀が昨年3月に17年ぶりの利上げに踏み切って以降、金利上昇の影響がフルに寄与する初めての通期決算となった。
決算会見で永井啓之社長は、「日銀のマイナス金利解除後、金利収益が大きく伸びた」と説明した。前期の金利収支増加分のうち利上げ効果は133億円に上った。金利収益と非金利収益の比率(単体)は23年3月期の5.8対4.2から7対3へに変化した。
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