火曜日, 5月 13, 2025
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潘めぐみ&花江夏樹が挑む異色の春アニメ『この恋で鼻血を止めて』インタビュー | アニメイトタイムズ


4月2日よりフジテレビ「B8station」で放送がスタートしたTVアニメ『この恋で鼻血を止めて』。

退屈な毎日にうんざりしていたOL・モカは、突然エイリアンたちの戦いに巻き込まれ、「退屈すると死んでしまう」という体に!? 心原虫(しんげんちゅう)という寄生虫をうっかり逃してしまった、どこか不器用な宇宙人・ヤーセンが彼女を助けるため奮闘する!

そんな異色のヒーローラブ(?)ストーリーを彩るのは、モカ役の潘めぐみさんと、ヤーセン役の花江夏樹さん! 今回はおふたりに、作品の魅力やキャラクターに込めた思い、そして“退屈しない”日常についてたっぷり語っていただきました。

──オファーを受けたときの率直な感想を教えてください。

潘めぐみさん(以下、潘):嘘だろと思いました(笑)。オファーが来たときは全く別のタイトルだったんですけど、次のメールから「『この恋で鼻血を止めて』の件なんですけど」となっていて、「嘘!?」って思ったんです(笑)。でもこのタイトルって比喩だと思うじゃないですか? でもホントにこの通りなので、それも含めて「嘘だろ?」と思いました。

花江夏樹さん(以下、花江):設定を見て面白そうだなと思ったんですけど、あまり見たことがない設定ではあったので、どういうテイストなのかな?と思いました。アニメの映像を見たら、結構鼻血が出ているし、何ならちょっと緑色も混ざってるし、衝撃的な作品だなと思ったんですが、「モカ役は潘さんの予定です」と言われて、潘ちゃんだったら、ちゃんとしている作品なんだろうなと思いました(笑)。

潘:あははは(笑)。私の名前で?

花江:いや、安心感という意味で(笑)。

潘:でも私も、ヤーセン役は花江さんと聞いて、安心安全じゃん!って思ったのは確かでした。

 
花江:ずっとレギュラーで、1年くらい一緒にやっていたことがあるから。

潘:すっごく久しぶりではあるけど、安心感はありました。

──実はそのとき、取材させていただきました(笑)。ではこの作品で、魅力に感じた部分を教えてください。

潘:ヒーローがいる世の中で、敵に立ち向かっていく作品なのかなと思ったんですけど、意外と自分自身と向き合わなければいけない話でもあるところが面白いと思いました。ヒーローをやりながらも、ヒーローの社会みたいなものも描かれているので、意外性と面白みがあるんです。だから、「生きている中で、こういうことにぶつかることもあるよな」って、身近に思ってもらえたりするんじゃないかな……。

花江:潘ちゃんが言うように、設定は変わっているんですけど、誰もがこういう思いをするよな、悩んでいるよなっていうことがテーマになっているところがあるんです。

それは、完璧でないことに対する捉え方をどうするのかみたいなことでもあるんですけど、それを「未熟だ」と捉えるのか、「それも人としての美しさだし、楽しさだよな」って捉えるのか。その考え方が変わっていくのが、見ていて面白いなと思いました。しかもそれを正面から叩きつけるのではなく、ギャグテイストにすることで、あまり抵抗なく考えられる作りになっているんですよね。だから、かなりとっつきやすく、キャッチーに仕上がっている作品だと感じました。

──ギャグテイストにすることで、メッセージがすんなり受け入れられるかもしれないですね。このカラフルな世界の描き方もポップですし。

花江:色みがすごくおしゃれだなと思いました。

潘:おしゃれだった。映像としての面白さもありますね。

──おふたりが演じているキャラクターの魅力も教えてください。

潘:モカは、生きることを諦めてないか?というところから始まるんですけど、それに対して、抵抗もなければ、のうのうと日々が続いていくことに対しても無感情になっているんですよね。彼女にとっての敵が退屈だというのが納得できるところから始まるんです。

でも、本来の彼女がそうだったのかと言えば、違っていて、ヤーセンと出会ったことによって、どんどん変わってくるんですよね。生きることへの執着も出てきて、諦めが悪くなって、ふてぶてしくなっていく(笑)。だから、自分以外の人といることの大切さを、モカを通して得たような気がしました。

──モカにとって、ヤーセンとの出会いが大きかったのですね。

潘:今までは、会社の同僚がいてもひとりで過ごすことがほとんどだったと思うので、その中でイレギュラーであるヤーセンという存在が大きかったのではないかなと思います。人間らしさを取り戻していったような感じがしたので。

──花江さんは、モカをどう思いましたか?

花江:最初は、わがままだなと思ったんですけど(笑)、それは逆に気持ちがいい性格をしているとも言えますよね。けど、彼女なりに日常に退屈を感じていて、これからどうしたらいいのか悩んでいたりするんです。それが、ヤーセンと関わっていくことによって、いい方向に変わっていくところもある。

序盤で、平穏が一番いいと思うけど、危険で刺激的な日常を私は選ぶ、みたいなことを言うんです。そこに、今までにない意思の強さみたいなものを感じて、すごく憧れる、カッコよさを持っているキャラクターだなと、変化していきました。

 
潘:2話くらいで、もうふたりの距離も近づいてきた感じもありますよね。

──では、次にヤーセンについて教えてください。

潘:サイウェル星人のヒーローなんですけど、地星人に近い感覚でいてくれるヒーローというか。ヒーローだと見せつけるわけでもなく、助けになってくれるし、モカに対しては、身の回りのお世話までしてくれる。そこまでしてくれるヒーローはなかなかいないし、いつもフラットでいてくれるところが彼の魅力的な部分だと思います。

心原虫という寄生虫が、モカに寄生したことで、モカは「退屈すると死んでしまう」んですけど、モカを退屈させまいと、エンターテイナーになる一面もあって、モカに生きる活力を与えてくれるので、人として、ちゃんとした真っ当な感覚を持っている人だなぁって思いました。彼も彼なりに抱えているものはあるんでしょうけど、それはこの先に明かされるのかなと思います。

 
花江:ヤーセンは、すごく辛抱強くて忍耐力がある、物事を投げ出さない真面目さがある人だなって、演じていて思いました。モカには、心原虫のことで迷惑をかけてしまったけど、それが自分の責任にも取られてしまうから、奉仕している部分はあるんです。でも、彼が本来持っている優しさだったり、思いやりっていうのが、端々から感じられるシーンが多いので、そういったところは、すごく不器用なんだなと思いました。

だから、ヒーローとしての彼のパワーがどのくらいかは、これから明らかになっていくんですけど、単純にヤーセン本人を応援したくなるような、そういう気持ちにさせられるキャラクターだと思います。


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