ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回は、東京ドームの売店で働いてみた。実はこの日の東京ドーム、かなり“特別な日”だった。それはなぜかというと……。(ライター みやーんZZ)

東京ドームの売店で初バイト
キャッシュレス最高!

40代タイミーおじさんが「大谷翔平」凱旋試合で初バイト!→レジの大行列が一瞬で消えた納得のワケPhoto:SANKEI

 氷河期世代の40代おじさんである僕が去年、突如ハマったスキマバイト。チェーン系の飲食店やコンビニなどで仕事を経験し、そろそろ他のこともしたいと思っていた頃、友人から「面白いよ」と話を聞いたのが、野球場の売店の仕事でした。ちょうど東京ドームの求人を発見したので応募してみました。

 試合当日、指定された裏口的な入口から敷地内に入り、従業員専用入口へ。受付をしてパスをもらい、回転扉を通ってドームに入ります。普段とは全く違うルートでドームの中に入り、この時点でかなり気分は高まります。

 これから売り子さんたちが担ぐであろう大量のビール樽が積まれているバックヤードエリアを通って今回、勤務するお店まで行きます。まずは店長さんとご挨拶。制服に着替えて勤務開始です。

 今回、僕が任されたのはレジ係。大学生の女性先輩バイトさんにレジの操作方法を教わります。コンビニのレジに比べると品数も少ないし、操作もシンプル。何より東京ドームは完全キャッシュレスで現金を扱うことがなく、すごく楽そう。これならなんとかなりそうです。

 そうこうしているうちに開場時間となり、売店のあるエリアにどんどんお客様が入ってきます。よっしゃ、売りまくるぞ!