TikTokには面白い猫の動画やコミカルなダンス、そしてチャレンジも数多く存在する。かつて流行した「アイス・バケツ・チャレンジ」も復活し、メンタルヘルス支援を促進している。しかし今、危険なチャレンジがTikTokを通じて米国各地の学校に広がっている。
この「Chromebookチャレンジ」はGoogle製ノートPCのシリーズ名にちなんでおり、学校から支給されたPCのUSBポートに金属製品を差し込み、火花や煙、場合によっては火を起こすよう生徒に促すものだ。
TikTokの担当者はNBC Newsに対し、このチャレンジ動画は同社のプラットフォームだけに公開されているものではなく、「Chromebookチャレンジ」などの検索語句はブロック済みだと述べた。
Googleの担当者は、米CNETのコメント依頼に即座に回答しなかった。
筆者がTikTokで検索した際は、この危険で破壊的なチャレンジに挑む子どもたちの動画が表示されていた。当然ながら、学校側はいい顔をしない。
NorthJersey.comの報道によれば、ニュージャージー州モリス郡にあるリンカーンパーク中学校のDavid Winston校長は、その危険性について保護者に手紙を送った。
Winston氏は手紙で「私たちは生徒に対し、責任ある選択を行い、けが、物損、懲戒、特権の剥奪につながるような行為を慎むことを期待している。この種の行為は器物損壊の一形態と見なされ、火災が発生すれば放火として扱われる可能性がある」と述べた。
そして、破損または破壊されたノートPCの請求書を親が受け取るとき、生徒は笑っていられないかもしれない。
FOX5によると、バージニア州プリンスジョージ郡公立学校の保護者に送られた手紙には「学校のデバイスを大切に扱うこと、そしてこのようなオンラインチャレンジに参加する前に考え直すことの重要性について、子どもに伝えることに協力してほしい」と書かれている。「念のため伝えておくが、学校から支給されたChromebookに故意に損害を与えた場合、その費用は家庭が負担する」
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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