ソフトバンクは、スマートフォンと通信衛星が直接繋がるサービスを2026年に開始する。8日の決算会見で宮川潤一社長が明らかにしたもので、言及したのは今回が初めて。
これまでソフトバンクでは、低軌道衛星(LEO)についてOneWebと協力して推進してきたが、サービス開始時期やスマホとの直接通信について具体的な方針が示されたことはなかった。
8日の決算説明会の質疑で、KDDIや楽天モバイルといった競合他社の動向を踏まえ、ソフトバンクの現状を問われた宮川社長は「モバイルダイレクトにつきましては、来年、私どもも自社サービスとして提供する予定です」とコメント。ソフトバンクとして、2026年にスマホと衛星の直接通信サービスを開始する考えが初めて示された。
宮川氏は続けて、「有償か無償か、ちょっと僕は疑問に思っており、いろいろと検討している。具体的な衛星会社の名前は今日は控えるが、準備は終わっている」と語り、料金面の方向性はまだ検討中としつつ、技術的な面での準備が整いつつあることを示唆した。
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