Googleが目指すのは「退屈さ」を一掃するインターフェース。ところが、その意気込みを語ったブログ記事は、公開直後に姿を消した──。
Googleは今月予定しているGoogle I/Oを前に、思わぬ形で手の内を見せてしまったようだ。同社は火曜日、次期Androidのデザイン言語「Material 3 Expressive」の開発コンセプトを綴ったブログ記事を誤って公開。その後、すぐさま記事を削除したが、内容はウェブアーカイブ(Wayback Machine)に保存され、9to5Googleが最初に発見・報じる形で明らかになった。
(9to5Googleでは、新デザインの画像も公開している)
この削除された投稿には、Googleが新たなインターフェースに込める熱意やこだわりが詳しく記されていた。ユーザー体験をより直感的にし、「退屈な画面」に別れを告げるという目標のもとで掲げられたのが「エクスプレッシブデザイン」というコンセプトだ。
投稿では、この新しいデザイン思想について次のように語られている。
「核心にあるのは、色彩、形状、大きさ、動き、そしてコンテインメント(要素をまとめる仕組み)だ。これらを駆使することで、インターフェース上でユーザーが注目すべきポイントを明確にし、操作性を飛躍的に高めることを狙っている。つまり、重要なアクションを際立たせ、似た機能を直感的にグループ化するということだ」
さらに記事では、ユーザー体験向上のために特に検証された要素として、以下のポイントを挙げていた。
・進捗インジケーター:「待ち時間」をユーザーが実際より短く感じるデザインとは?
・ボタンのサイズ:画面を邪魔しない範囲で、どこまで大きくすれば操作しやすくなるか?
・フローティングツールバー:目に留まりやすく、同時に使いやすくするにはどう配置するのがベストか?
CNETはGoogleに本件についてのコメントを求めているが、現在まで回答は得られていない。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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