OPPOが2025年2月に発売した折りたたみ式スマートフォン「Find N5」は展開時4.21mm、折りたたみ時8.93mmという世界最薄のボディにハイエンドSoC「Snapdragon 8 Elite」やハッセルブラッドの名を冠したカメラを詰め込んでいます。さらに80Wという高出力な充電アダプタも付属しているので、バッテリーをフル充電するのにかかる時間やバッテリー持続時間を測定してみました。
OPPO Find N5 – Ultra Slim Foldable Phone | OPPO Global
https://www.oppo.com/en/smartphones/series-find-n/find-n5/
Find N5の外観や折りたたみ機構を開閉する様子、画面の傷付きにくさを検証した結果などは以下のリンク先にまとめています。なお、Find N5は技適を取得していないため、起動する前に「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の申請を行っています。
世界最薄の折りたたみ式スマホ「Find N5」外観レビュー、ハッセルブラッドのカメラやSnapdragon 8 Eliteも搭載したハイエンドスマホ – GIGAZINE
◆バッテリー持続時間を測定
バッテリーの持続時間を測定するために、満充電状態のFind N5をYouTubeの動画を全画面再生した状態で放置しました。動画再生にはOPPO純正ブラウザ「Internet」を使い、インターネットにはWi-Fiで接続、明るさは最大に設定しています。
動画の再生を始めてから9時間39分で「バッテリー残量が2%です。デバイスを充電してください」という通知が表示されました。
そして、9時間42分経過した時点でバッテリー残量が0%になって電源が切れました。
◆満充電にかかる時間を測定
Find N5はOPPO独自の急速充電技術「SUPERVOOC」に対応しており、80Wでの充電が可能です。付属の充電アダプタには「80W」と記されています。
出力欄を確認すると最大11V・7.3A(80.3W)で出力できることが分かります。
ポートはUSB Type-A。
付属のUSBケーブルは片側がUSB Type-Cでもう片側がUSB Type-Aです。
というわけで、バッテリー残量が0%になったFind N5を付属の電源アダプタで充電して、バッテリーが100%になるまでの時間を測定してみます。ちなみに、Find N5を付属の充電アダプタで充電すると以下のようにバッテリー残量が画面中央に数秒間表示されます。
バッテリー残量を10分ごとに記録したグラフが以下。バッテリー残量80%前後までは10分ごとに20%以上の勢いで充電が進み、1時間経過した時点で100%充電できました。
充電中の本体の温度を「FLIR i3」で測定してみました。内側の大型ディスプレイは右上の部分が37.1度。
背面カメラ周辺が最も高温でしたが、それでも37.4度で、そこまで熱くはなりませんでした。
充電アダプタは側面が44.6度にまで上昇、
USBポート周辺は43.4度でした。
◆ベンチマークを実行
Find N5はハイエンドSoC「Snapdragon 8 Elite」を搭載しています。いったいどれだけの性能を備えているのか確かめるべく、定番ベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」を実行してみました。
総合スコアは237万9798で全ユーザーの85%を上回っていました。テスト対象別のスコアはCPUが50万2220(80%)、GPUが101万1523(82%)、メモリが44万9859(85%)、UXが41万6196(86%)です。
ベンチマーク実行中は内側の大型ディスプレイの右上が53.0度にまで上昇。
背面カメラの周辺は53.7度にまで上昇しました。
なお、Find N5に搭載されているハッセルブラッドの名を冠したカメラの性能は、以下の記事に詳しくまとめています。
ハッセルブラッドのカメラを搭載した折りたたみスマホ「Find N5」で写真や動画を撮影しまくってみたよレビュー – GIGAZINE
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