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4-5月のエンタメまとめsabo@産婦人科医

🧠 あらすじと概要:

あらすじ

この記事では、2025年4月から5月にかけて著者が鑑賞したエンタメ作品の感想がまとめられています。特に、イギリスのNetflixドラマ『アドレセンス』や、ゲームを原作としたドラマシリーズ『LAST OF US Season2』、アンソロジーシリーズ『ブラックミラー』、教皇選挙を描いた映画『教皇選挙』、デミ・ムーア主演の『サブスタンス』などが紹介されています。各作品にはそれぞれのテーマや観察があり、著者が感じた緊張感やリアリティ、感情の描写に対する強い印象が記されています。

記事の要約

著者は4-5月に観た作品を簡潔にまとめており、それぞれの内容や感じたことを述べています。

  • 『アドレセンス』:短いが重厚なドラマで、独特のカメラワークが観る者を引き込む。社会問題を扱いつつ、観客の解釈を促す構成が評価されている。
  • 『LAST OF US Season2』:前作の期待を超えるかは不透明だが、深い心理描写と美しい映像に引き込まれている。新キャラクターのアビーも注目。
  • 『ブラックミラー』:シーズン7に突入したアンソロジーシリーズで、特に第五話が印象的。記憶の曖昧さをテーマにした切ないストーリー。
  • 『教皇選挙』:教皇選挙という特殊な題材を扱った作品で、登場人物たちの欲望や過去に戸惑う姿が描かれている。結末には驚きを感じている。
  • 『サブスタンス』:デミ・ムーアの衰えに対する葛藤を描いた作品で、特にあるシーンの演技が印象深かった。

著者はこれらの作品に感銘を受け、視聴者としての疑問や価値観を振り返る機会を得たことを強調しています。また、読者にもおすすめの作品を紹介するように促しています。

4-5月のエンタメまとめsabo@産婦人科医

sabo@産婦人科医

2025年6月4日 01:31

4−5月に観たエンタメ作品をさらりと簡単にまとめました。
個々の詳しい感想はまたいつか書きたい。(もしくはVoicyで語りたい。)

アドレセンス

イギリスNetflixのドラマシリーズで四話で完結というドラマとしては短いシリーズ。ただその短さを感じさせない重厚な作品。作品は独特のカメラワークで、ワンカット撮影のため、まるで自分がその場所にいて登場人物たちの後ろにピッタリいるかのような感覚にさせられる。

その撮影方法による緊張感はとんでもないもので、特に第三話の女性臨床心理士と主人公ジェイミーの会話劇は息をするのも忘れてしまった。

incel、有害な男らしさ、低年齢からSNSを触れることによる弊害など今、社会の中で注目されているトピックを含みながらも「結局こうだよね」といった説教じみた誘導はない。観客それぞれが、それぞれの場面に対して個々の解釈をできるように余白が残されている。だからこそ、観た人はそれぞれ自分の解釈を語りたくなってしまうような作品だった。これをみて「正しい男児の子育て」を理解しようなんて到底無理。むしろ、正解などなく、どうしたらいいんだ。と余計わからなくなること間違いなし。そして、そこがこの作品の素晴らしさである。日本国内ではあまりヒットしなかった(海外に比べて)ということだが、なぜだろうか。海外よりはオタク男性に対する許容度が高く、ここでいうincelが迫害される社会とやや違うからか・・・。それとも「結局こうだよね」といった結論がない作品があまり好まれない傾向にあるからだろうか。

LAST OF US Season2

ゲームから派生したドラマシリーズということで、正直、期待値があまり高くない状態で見始めたシーズン1だったが、素晴らしい映像美と人物の心理描写、ストーリーラインの美しさに感動しっぱなしであった。そんなドラマシリーズに続編のシーズン2が開始し、毎週月曜日に最新エピソードがUpされている。(2025/05/30時点でまだ放送途中)相変わらず素晴らしいが、正直今のところまだ、シーズン1を超えてはいない。(シーズン1のエピソード3の完成度は素晴らしく、これを超えるのは正直、想像できない・・)シーズン1からのファンは、久しぶりに作品の世界観やエリーやジョエルに会えて感動してしまうのだが、ストーリー単体での感動という意味では、これからに期待。といったところ。

だがしかし、前回のクオリティを考えれば、必ず私たちの心を抉ってくること間違いなし。毎週月曜日が待ち遠しい。

今回、注目すべきはアビー役のケイトリン・デヴァー
以前Voicyで紹介したドラマ Apple cider vinegars でも演技が光った彼女。このシーズン2からLast Of Us に参戦しており、今回のストーリーのキーとなる存在。ドロっとした人間の感情、嫉妬や憎悪を彼女に演じさせると

なんともリアルなのに、ドラマチック。

ブラックミラー

ついにSeason7突入、今は懐かしい「世にも奇妙な物語」のハイクオリティ・SF版とも言い換えられるアンソロジーシリーズ。私の今回のお気に入りは第五話のユーロジー。人の記憶とはこんなにも曖昧で、自分の心を守るためにこんなにも自分に都合よく記憶を変えたり、消したりしてしまうものだということを痛感させられる。そして、最後のシーン。あんなに愛したのに思い出せないあの人の姿を思い出す時、思い出すのは、きっとその人のこんな姿。そう、きっとこの感じだ。と胸が掴まれること間違いなし。

過去に苦い恋の思い出がある大人なら、涙なしでは見れないビターで切ないストーリーでした。

教皇選挙

ローマ教皇が死去し、その座を継ぐものを選出する「conclave」(教皇選挙)についての作品。

この映画の日本公開の一ヶ月後になんの偶然か、現実世界でもローマ教皇がお亡くなりになった。

その制度上、謎に包まれた教皇選挙を作品化し、世に出したという点だけでも
見応え抜群だったが、その作品に含まれるテーマたちがまた素晴らしかった。世間から隔離された状態で内密に繰り広げられる教皇選挙。一般庶民の私たちには全く馴染みのない題材ではあるが、最も聖職者のトップとして相応しい人物を選ぼう(そして選ばれよう)とする時にそれぞれに湧き起こる己の欲望、課題、隠して続けてきた過ちや想い。。。それらに翻弄される登場人物を見ていると、「ふとお前はどうなんだ。」と自身の価値観を覗き込まれるような思いがした。

今は、専門家としての役割が強い医師ではあるが、かつては聖職者としての側面も持ち合わせていた医師という立場である自分にとっては、

そして、最後のオチはまさか、そうきたか。と驚かされた。観ていた人、そしてもちろん登場人物たちが真っ先に排除していた存在に偶然にもスポットライトが当たったところで物語は終わる。前教皇は全てを見通していたのか、そしてこれは許容されていくのか。私自身の立ち位置からも語りたいことが多すぎるこの最後のオチ。

ネタバレなしで語るのが難しいのでいつかネタバレありで語りたい作品。

サブスタンス

この作品に関してはここでがっつりお話ししています!デミムーアがデートに向けて準備をするけど、結局現実(老いた自分の姿)を前に崩れいく姿を演じているシーンは最高でした。あの演技は痺れました。あのシーン見るだけでもお釣りが帰ってくる作品でした。

ただ設定の作りがこの映画のテーマを語るには少し雑だったような気がしなくもない・・・・。

というわけで豊作だった最近の見た作品を簡単にご紹介させていただきました。
皆様の4-5月おすすめエンタメ作品ありましたらぜひコメント欄で教えてください!



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