月曜日, 5月 19, 2025
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4つの財務支援をベースとした経営支援へSUGIMON

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概要

本記事では、企業の経営支援における重要な財務支援の4つの柱「財務分析」「損益分岐点売上高の算出」「予実管理」「資金繰り」について説明しています。それぞれのステップの重要性を論じ、企業が財務状況を適切に把握し、経営戦略を策定するための手助けを行います。また、効率性や生産性の向上に関する課題にも触れています。

要約(箇条書き)

  • 財務支援の4つの柱

    1. 財務分析
    2. 損益分岐点売上高の算出
    3. 予実管理
    4. 資金繰り支援
  • ステップの説明

    • Step 1: 財務分析
    • 企業の決算書を利用して定量的に強みや弱みを分析。
    • Step 2: 損益分岐点売上高の算出
    • 利益が出る事業構造かを確認。
    • Step 3: 予実管理
    • 将来の売上や経費の予算を設定し、実績と比較。
    • Step 4: 資金繰り支援
    • 資金の流れを可視化して管理。
  • 財務分析と指標の関係性

    • 収益性、安全性、生産性、効率性に関する指標を理解。
    • 各財務支援の取り組みがこれらの指標とどう関わるかを示す。
  • 効率性と生産性向上へのニーズ

    • 経営戦略やマーケティング視点での支援ニーズに課題を感じる。
  • 継続的な自己模索
    • 財務支援を軸にした経営支援の実践について今後も書いていく。

4つの財務支援をベースとした経営支援へSUGIMON

本を作成している現時点では、私は財務支援として「財務分析」「損益分岐点売上高の算出」「予実管理」「資金繰り」の4つの柱が重要だと思っています。

4つそれぞれが重要であることを、①財務支援の順番として分かりやすい、②財務分析で分かる各指標(安全性、収益性など)との関係性を示しながら説明します。

①財務支援の順番として分かりやすい

Step1:財務分析

まずは企業の決算書を参考に財務分析を行い、企業の財務面から定量的に強みや弱みを”時系列”そして”類似企業と比較”しながら分析し、現状を把握します。

Step2:損益分岐点売上高の算出

財務分析と同様に、直近の決算期を基に損益分岐点売上高を追加で算出し、”そもそも利益が出る事業構造になっているのか”確認します。

Step3:予実管理

Step1・2で明らかになった数値を踏まえながら、1年後、3年後、5年後などの”未来”の売上や経費、利益の予算を設定します。少なくとも、直近の決算期1年分の予算は月次ベースに落とし込むことで、実際の月次の数値(実績)と比較しながら、予算(目標)通りに進んでいるかチェックすることが可能です。

Step4:資金繰り支援

損益とは別に、資金繰り表を作成することでお金の流れを見える化させ、お金がどれくらい残っているのかどうか分かるように支援します。予実管理と組み合わせることで、未来の資金繰りの動向もチェックすることができます。

上記の順番で、基本的には企業の決算期を周期として回していくと良いと思います。※予実管理と資金繰り支援は実績との比較もあるので、毎月の支援となります。

②財務分析で分かる各指標との関係性

財務分析により、収益性、安全性、生産性、効率性の4つが分かります。
上記4つの切り口と、各4つの財務支援の関係性を図式化したものが以下のものとなります。

・財務分析により、事業の継続で必要な上記サイクル(正の循環)が適切に回っているかチェック。

・収益性向上のアプローチとして「損益分岐点売上高の算出」「予実管理」。

・安全性向上のアプローチとしては「資金繰り支援」を。

・上記アプローチにより、上記サイクルを回していく。

といったイメージを持っています。企業を支援する側として、上記の関係性が腑に落ちて理解できると、財務支援の4つの重要性が分かり、かつ顧問先への財務支援も”前のめり”でしやすいのかな…と思います。

ちなみに今回は深く書きませんが、安全性を高めるためには「金融機関からの融資支援」、安全性と効率性・生産性を高める支援として「補助金・助成金の活用支援」といったアプローチも考えられます。
※これについては、また別の機会で書きたいと思います。

効率性と生産性を高めるための支援としてできることはあるか?

今回は主に、収益性と安全性を高めるための財務支援を説明しました。
しかし、企業側としては効率性・生産性を高めるにはどうすれば…?といったニーズが必ずあります。

また、収益性を高める支援として「損益分岐点売上高の算出」「予実管理」は分かったとしても、そもそもその売上高目標を達成するためには何ができるだろうか…?といった経営戦略やマーケティングな視点でのニーズもあります。

かと言って、無理に上記のような経営支援ニーズに対して支援を広げすぎると、ただでさえ忙しい上に、会計事務所としての本来のコア業務に支障が…といったハードルがあるのが現実だと思います。

そこで、引き続き私のでは上記の葛藤を抱えながらも、会計事務所に属する身として、上記4つの財務支援を軸とした上で、企業の財務そして経営支援として何ができるか模索、実践していったことを書いていけたらなと思います。

今回はここまで…。

#財務支援 #経営支援 #財務分析 #損益分岐点売上高 #予実管理 #資金繰り



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