火曜日, 5月 20, 2025
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36gの軽さで快適なランニングを実現するGPSウォッチ「Suunto Run」レビュー


本記事の3つのポイント

  • Suuntoが新型スポーツウォッチ「Suunto Run」を249ドル(日本では税込4万3890円)で発売。
  • 非常に軽量(ストラップ込みで36g)で、バッテリー持続時間は1週間以上、高輝度のAMOLEDディスプレイを搭載しており、測位精度も非常に高い。
  • 「SuuntoPlus」アプリには対応しておらず、音源用ストレージではサブスクリプションサービスを利用できない。

腕に着けたSuunto Run


※クリックすると拡大画像が見られます

 筆者は2024年、極めて優れたGPSスポーツウォッチである「Suunto Race」をテストする機会を得て、数カ月間これを身に付け、ランニングやボート、自転車、ウォーキングを楽しみ、日常生活を過ごしてきた。新発売の「Suunto Run」は、250ドル以下という非常に手頃な価格でさらに機能を絞り込んだ体験を提供する製品であり、そのサイズと軽さには、あらゆるユーザーが魅力を感じるはずだ。

 Suunto Runはランニングに特化した製品で、カラーバリエーションにはオールブラック、フロストグレー、ライム、コーラルオレンジの4色が用意されている。筆者がテストで使ったのはライムだった。ランニングは個人的に重要なアクティビティーの1つであるため、筆者はミニマリズムのデザインとUIを持つこのデバイスのエレガントさを高く評価している。このスマートウォッチはランニングを重視した作りになっており、マラソンやトラック走(周回ごとのラップタイムを正確に記録してくれる)などの走る競技に特化したモードが用意されているほか、それ以外のアクティビティーも含む全部で34種類のスポーツモードに対応している。

 Suunto Runには22mmのクイックリリースストラップが付属しているが、22mmのストラップであれば何でも使用できるため、市販されている無数のストラップの中から好きなものを選ぶこともできる。付属の布製ストラップはランニングに使うにはぴったりで、柔軟でありながら固定もしっかりでき、汗をかいても不快感がない。

 この布製ストラップを含む総重量はわずか36gで、手首に着けていてもほとんど気にならない。着け心地が非常に快適であるため、寝るときにつけて睡眠や回復状態のトラッキングに使うのにも向いている。

 小型・軽量であるにもかかわらず、常時表示機能をオフにしておけば、バッテリーは1週間以上持つ。手首を上げると画面が点灯する機能の使い勝手は良好で、負荷が高い使い方を避ければ、最長で12日間充電なしで使用することもできる。GNSS(全休測位衛星システム)のオプションをすべて有効にして、デュアルバンドモードにした場合でも、最大20時間のトラッキングが可能で、どんなアクティビティでもバッテリーが不足することは滅多にない。充電には、この製品に付属している専用の充電器を使用する必要がある。

 Suunto Runは、ディスプレイの右側にある3つの物理ボタンをタッチスクリーンと連携させることで、シンプルなユーザーインターフェースを実現している。右上のボタンを押すと、最後のアクティビティの情報が表示される。ボタンを1回押すと同じアクティビティを再度行うかどうかを確認する画面になり、さらにもう1度押すとアクティビティがスタートする。

 回転するクラウンになっている真ん中のボタンを押すと、最近行ったアクティビティのリストが表示され、自分がやりたいエクササイズのモードを素早く選択できる。

 このスマートウォッチは、インターバルトレーニングや目標時間の設定などをはじめとする、さまざまなアクティビティのカスタマイズを本体だけで行うことができる。例えば、仮想ランナーのタイムと自分のタイムを比較して、目標達成へのモチベーションを高めることができるゴーストランナーモードなども用意されている。

 また5つのGNSSのオプションに対応しているため、測位精度の面では価格が3倍~5倍にもなるような各社のハイエンドモデルとも十分に渡り合える。

 このスマートウォッチは小型・軽量だが、「Gorilla Glass」で保護されている、466×466ピクセルの鮮明な1.32インチ高解像度AMOLEDディスプレイを搭載している。ベゼルはステンレススチール製、ケース素材は繊維強化ポリマーで、盤面の直径は46mm。50m防水であるため、ランニング中にどんなに天候が荒れても心配はない。

 心拍数の計測精度は他のスマートウォッチと同じレベルで、サムスンやOnePlusの一部モデルとは違って、外部の心拍モニターとも接続できる。ランニングの際にどれだけのエネルギーを発揮しているかを示す指標である「ランニングパワー」の測定にも対応しており、心拍数ではなくこちらの指標を使いたい人という人にも安心だ。

 Suunto Runは手頃な価格のデバイスだが、同社の他の製品と比べて劣っている点があるとすれば、SuuntoPlusのアプリケーションライブラリーに対応していないことだろう。このウォッチは、さまざまなエクササイズモードや、ウィジェット、付属アプリなど、多くのカスタマイズに対応している。デジタルクラウンで選択できるアプリには、天気予報や睡眠トラッキング機能、懐中電灯、メディアプレーヤー(MP3をダウンロードして4GBの内蔵ストレージに保存して使用する)、呼吸数のトラッキング、目覚まし時計などが含まれている。

購入のアドバイス

 ランニングが好きで、トレーニングや、ランニングの記録や、身体の回復や成長の計測に使える、手頃で着け心地がいいスポーツウォッチを探している人は、ぜひSuunto Runの購入を検討すべきだ。Suuntoのスマートフォンアプリは強力で、特にAIを使用したコーチ機能は、フィットネスや健康関係の目標達成に役立つだろう。

Suunto

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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🧠 編集部の感想:
「Suunto Run」は、その軽さ(36g)と高機能なGPS性能が魅力的で、ランニング愛好者に最適な選択肢になりそうです。特に、バッテリー持続時間が1週間以上と長いのは嬉しいポイントです。唯一の懸念点は、サブスクリプションサービスを利用できない点ですが、基本的な機能は充実しています。

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