【07月19日 KOREA WAVE】猛暑警報が発令された韓国で、仁川(インチョン)の小学校が予算不足を理由に教室のエアコンを止めたことに保護者が反発、学校側はわずか1日で方針を撤回した。
仁川市富平区(プピョング)の小学校が7日午前10時半から1時間、教室など校内施設でのエアコン使用を中止した。また、児童が下校した午後3時半から1時間は職員室、校長室などのエアコンを止めた。
仁川地域では2日から猛暑が続いており、当日の最高気温は30.5度を記録した。学校側は理由を「運営費の不足」と説明。今年度の学校運営費は6億4000万ウォン(約6860万円)と前年比5700万ウォン(約611万円)減額されたことから、4日の会議でエアコンの稼働時間短縮を通告したという。
この決定に対して保護者からは強い抗議の声が上がった。児童の健康と安全を軽視しているとの批判が相次ぎ、学校側はこの措置を撤回。騒動が報じられた8日、仁川では観測史上7月上旬としては最高の35.6度を記録しており、保護者の間では「予算のために児童の健康を犠牲にするのか」との批判が続いている。
仁川市教育庁の関係者は「現在、教室では通常通りエアコンが稼働している。今年度予算では冬季の暖房費も不足しているので、職員室などでは一定時間エアコンの代わりに扇風機を使うことにした」と明らかにした。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News
🧠 編集部の感想:
予算のために猛暑の中でエアコンを停止する決定は、児童の健康を軽視した危険な選択だと感じました。保護者の抗議が迅速に影響を与えたのは、何より重要です。教育機関は、生徒の安全と快適さを最優先に考えるべきだと思います。
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