Red Hot Chili PeppersのフロントマンAnthony Kiedis(アンソニー・キーディス)。彼が歩んできた音楽シーンでの長いキャリアにおいて、常に共にあった存在の一つは缶入りのアイスコーヒーだった。無類のコーヒー好きでもあるアンソニーはこの度、幼なじみでありビジネスパートナーでもあるShane Powersとともに、『JOLENE』という名の缶入りコールドブリューを世に送り出した。「ナイトライフのためのコーヒー」という新市場。脱アルコールを加速させる代替案JOLENEのウリは、アルコールではないのに(あくまでもカフェインの作用として)“ハイになる感覚”を与えてくれる点。脱アルコールが進むコンサート会場やナイトライフシーンでのアクセシビリティを重視した、夜のためのカフェイン入りコーヒーという新たな市場を目指す商品なのだ。これは、ペルーの高地で育った女性生産者協同組合による高品質なコーヒー豆の使用によって実現したものだという。酸味とコクのバランスに優れたこの豆を用い、ブラックとホワイト(オーツミルク入り)の2種が展開される。そして、飲用シーンとして想定されているのは、ライブ会場やクラブといった音楽の現場。オンラインストアでの販売を皮切りに、ロサンゼルスとニューヨークの一部の小売店でも取り扱いが始まり、今後は全米23州にまたがる40カ所のLive Nationの野外音楽堂でも提供される予定。熱いライブ演奏を聴きながら、本格的なコーヒーでハイになる……新しいスタイルが実現しようとしているのだ。背景には、近年のライブエンターテイメント市場の変化がある。Live NationのCEOであるMichael Rapino氏は、「顧客層がアルコールからノンアルコールへと移行する中で、私たちはエナジードリンクなど様々な選択肢を模索してきた」と『Forbes』にて語っている。JOLENEは、アーティストのビジョンを支援すると同時に、会場での飲み物の選択肢を広げたいというLive Nationのニーズにも合致したそう。Live Nation is proud to back JOLENE Coffee, a bold new brew from Anthony...