巧妙かつ積極的なマーケティングのおかげで、Duolingoは世界でもっとも人気のある語学学習アプリとしての地位を確立しました。とは言え、競合がないわけではありません。検討すべき多くの代替サービスが存在しますし、もしあなたがDuolingoのAIを活用するために契約社員を段階的に廃止する計画に不満を感じているなら、代替サービスを検討する価値はあるでしょう。最近、Googleは「Little Language Lessons」と名付けられたAI(Gemini)を活用した語学学習体験を発表しました。Duoの王座を巡る新たな競争相手の登場です。AIを嫌う人にとっての代替とは言えませんが、このサービスがGoogleによるものであることを考えると、決して弱小でもありません。Little Language Lessonsの使い方「Little Language Lessons」(日本語非対応:5月2日時点)はアプリではなく、Google Labsにおける実験であり、複数の言語に対して、短時間のレッスンと没入体験を提供します。体験するには、まずGoogle LabsのLittle Language Lessonsにアクセスし、Googleアカウントでサインインしてください。次に、この機能が生成AIを使用する初期の実験段階であり、必ずしも正確ではない可能性があることを警告するポップアップに同意する必要があります。これは、AIツール全般に共通する欠陥です。Googleは22の言語オプション(特定の言語の地域方言を含む)を提供しています。具体的には以下のとおりです。アラビア語中国語(中国、香港、台湾)英語(イギリス、アメリカ、オーストラリア)フランス語(フランス、カナダ)ドイツ語ギリシャ語ヘブライ語ヒンディー語イタリア語日本語韓国語ポルトガル語(ブラジル、ポルトガル)ロシアスペイン語(スペイン、ラテンアメリカ)トルコ語サイトにアクセスすると、試せる3種類のレッスン、Googleが呼ぶところの「実験」があります。Advertisement3つの実験を体験実験No.001:Tiny Lesson「実験No.001」は「Tiny Lesson」で、あなたが思い描くあらゆる状況に対応した単語、フレーズ、文法を学ぶことができるのです。言語を選択したあと、用意されたテキストフィールドに「目的やテーマ」を入力します。もし何も思いつかない場合は、Googleが自動生成したテーマ「タクシーに乗る」「スキューバダイビングをする」「初めてのデートに行く」などを利用しましょう。私はポルトガル語(ポルトガル)を選び、「タクシーに乗る」と入力。「Generate」をクリックすると、Tiny Lessonは3つのカテゴリーを提供してくれました。「Vocabulary」(語彙)では、私が使う可能性のあるさまざまな単語がリストアップされ(例:o táxiはタクシー、o taxistaはタクシー運転手)、一方「Phrases」(フレーズ)では、「Pode chamar um táxi, por favor?」(タクシーを呼んでいただけますか?)などが紹介されていました。なお、「Tips」(ヒント)では、「〇〇へ行く必要がある」を表現する方法が説明されています。ちなみに、ポルトガル語の単語やフレーズには、正しい発音を確認するためのスピーカーアイコンが付いています。Advertisement実験No.002:Slang Hang続く「実験No.002」は「Slang Hang」で、学習している言語が話されている地域の方言や表現を教えてくれます。今回はアメリカ英語で試してみました。同プログラムでは、2人の人物の短い会話が生成され、彼らが自然に話し合う様子を再現します。表現やスラングには下線が引かれていて、こちらもスピーカーアイコンをクリックすると発音を聞くことができます。一方の発言が生成され、スペースキーを押すと次の人物の発言に進みます。新しいストーリーを生成したい場合は更新アイコンをクリックし、セッションを終了する場合は「×」をクリックしましょう。実験No.003:Word...