hide with Spread Beaverが、hideの命日にあたる5月2日と翌3日に東京・東京体育館でワンマンライブ「hide Memorial Day 2025 hide with Spread Beaver "REPSYCLE" ~Life is still going on!!~」を開催。この記事では初日公演の模様をレポートする。1998年5月2日にhideがこの世を去ってから今年で27年。本公演は、hide生誕60周年およびソロアルバム3作品のリマスター音源を収めたメモリアルボックスセット「REPSYCLE~hide 60th Anniversary Special Box~」の発売記念を兼ねて行われた。大雨に見舞われた初日、hideの言葉とともに彼のキャリアを振り返る映像が上映されたあと、サーフドラムンベースのインストナンバー「SPREAD BEAVER」が流れ、メンバーが1人ずつ紹介されていく。最後にhideの名前がコールされると、ステージ中央に置かれたhide愛用ギター・イエローハートにスポットライトが当たり、場内は大歓声に包まれた。またスクリーンにはhide with...
PCゲーム配信プラットフォームであるEpic Games Storeは5月2日(金)、1アプリにつき年間収益100万ドル(約1億4000万円)までの売上はストア手数料を徴収しない方針を示した。6月から施行される。Epic Games Storeは世界的人気ゲーム『フォートナイト』の運営や「Unreal Engine」の開発元で知られるEpic Gamesが、2018年に立ち上げたゲームストアだ。ゲームの販売、ダウンロード、ライブラリ管理をはじめ、ユーザー向けには毎週木曜日にゲームの無料配布。開発者向けには業界水準より低い12%という販売手数料をアピールしてきた。ちなみに、参考程度にほかのプラットフォームの販売手数料を紹介すると、SteamとPlayStation...
https://www.youtube.com/watch?v=2We1AM9vFaQお気に入りの酒場で美味しいお酒を飲むというのは酒飲みにとって最高のひとときです。気の合う仲間と語り合ったり、1人でゆったりと飲みながら空気感に浸ったり、楽しみ方もそれぞれで、そこに答えは無いでしょう。しかし、もしも、その陰に恐るべき人間の“闇”が見えたとしたら、アナタはどうするでしょうか?そんなテーマを取り扱うのが、ミステリーアドベンチャーゲーム『Best Served Cold』。ベルギーのインディーゲーム開発スタジオRoguesideが手掛ける本作は、PC(Steam)向けに2025年5月5日にリリース予定です(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ/iOS/Android版は後日配信予定とのこと)。本作の舞台は、禁酒法下のヨーロッパという架空の世界。プレイヤーは潜りの酒場「ナイトキャップ」で働くバーテンダーとなり、警察からの捜査を免れるために、酒場を訪れるお客さんをもてなしながら、街で発生する事件の犯人の手がかりを掴まなければなりません。ゲーム内では5つの事件に関わる20人以上のキャラクターたちが登場。好みのカクテルをサーブして上機嫌にしたり、相手の会話に合わせたり、ときには酔い潰して口を軽くさせたりと、さまざまなテクニックを駆使することで人々から秘密を引き出す必要があります。表示言語が日本語にもばっちり対応している『Best Served Cold』ですが、今回Roguesideより先行プレイの機会をいただいたので、本稿ではそのゲームレビューをお届けしてまいります。そのためゲームプレイおよびスクリーンショットは、リリース前のビルドを使用していることをご了承ください。多くの項目を埋めることで正確な推理ができるようになるので、酒場営業中にはできる限り新しい手がかりを引き出すことが重要です。手がかりを提示したり、何気ない会話からキャラクターの性格や過去を知ったり、普段と違うカクテルをサーブしたり、さまざまな手練手管を駆使しなければなりません。特別な会話などに関してはアイコンで「上機嫌のときに話す」「一定の信頼を得たときに話す」といったヒントが出ています。同じ会話を繰り返してもアクションは消費しないので、毎日ちゃんと接客しながら会話を埋めていくことで、基本的な手がかりを入手できるようになっているのも親切です。「ナイトキャップ」に訪れる客は日によって異なります。つまり、どれだけ重要な手がかりを得ても、目的の人物にアプローチできないこともあります。しっかりと日々の営業で信頼を稼いでいくことが、真実へと辿り着くための大きな要因になりえるのです。限定的な空間が作り出す立体的な楽しさ『Best Served Cold』は酒場での接客と、営業終了後の推理を繰り返していく作品です。各章の冒頭部には事件のカットシーンがありますが、それ以外は、ほぼ同じような画面でゲームが進行していくといっていいでしょう。映像的には決して派手なゲームではありません。ミステリーアドベンチャーゲームとしては、自身が引き出した“情報が積み重なる”ことで、事件やお客さん自身、そしてその背景に関する視点が広がっていく楽しさを存分に味わえます。情報を引き出すだけでなく、組み合わせて推理する必要もあり、能動的なプレイヤーの行動が報われるデザインです。キャラクターごとの関連性や過去、意図している/意図していない隠し事などの描写も上手く、意外なキャラクターの関係性が見えてきたり、読み物としても楽しめます。キャラクターや事件の背景、真実を求めていく中で織りなされる、立体的な物語は本作の大きな魅力と言えるでしょう。たまに口調が崩れることはありますが、日本語翻訳の質も概ね良好で推理や会話を十分に楽しめます。ストーリー部分でも章ごとに意外な展開が待ち受けていたり、世界観を上手く利用した内容が用意されています。ちなみに本編に登場するカクテルは似たようなレシピや明らかに基になっているモノはあるものの、基本的に名称などオリジナルのようです(私の知識不足で一部の国で一般的な可能性もありますが……)。このあたりは架空の歴史であることを意識しているのだと思いますが、カクテルをテーマにしているのは、現実のアメリカ禁酒法時代にカクテルが発展した歴史を踏襲しているのかな、と考えます。『Best Served Cold』では、キャラクターの心情や個性、隠されている秘密などを、最高の接客とカクテルでゆっくりと心を解きほぐしながら真実を見つけていく、酒場を舞台にした上質なミステリーアドベンチャーをたっぷり楽しめます。アートやBGMなども雰囲気抜群で、テキストをしっかりサポートしているのも印象的です。接客で得られる手がかりや推理パートで組み合わせる推理など、謎解き要素としての情報を得る手段もわかりやすく、日々の業務をちゃんとこなせれば真実へのヒントが提示されるようになっています。推理パートの手がかりの組み合わせは回数制限がないので、困った時は総当たりもできますよ。それで情報が足りなかったら、どこかに収集の穴があるわけですね。推理アドベンチャーとしても面白いのですが、一部のキャラクターが関係性を明らかにした後も“知らない風”を装うテキストがそのままだったりすることも。新しい情報や会話以外はアクションを消費しないというゲームの仕様があるので仕方ないとは思いますが、序盤の章で少し気になる部分もありました。架空の歴史での“禁酒法下の潜りの酒場”という設定を活かしたストーリーや、そこに集う個性的な人々の描写はとても印象的。推理要素はそこまで厳しくないので、読み物としても十分に楽しめる一作だと思います! Game*Spark レビュー 『Best Served Cold』 PC(Steam) 2025年5月5日リリース(Steamは4月10日表記) ...