木曜日, 12月 18, 2025
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マンスリーアーカイブ 5月, 2025

AIヒロインと対話するゲーム『_turing』Steamにて本日5月9日18時より配信。言語モデルによる自由会話で、アンドロイド少女に「感情」を教える – AUTOMATON

ゲーム制作チーム竹関工房(Takekan Kobo)は5月8日、『_turing』を5月9日18時にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。リリースに向けて、新しいPVなども公開されている。 『_turing』は、AIヒロインとの自由な会話によって物語が分岐していく、SFアドベンチャーゲームである。本作の世界では、はるか昔に地球が滅亡。人間も含めて、ほとんどの生命は息絶えてしまった。そんな中、「エデン」と呼ばれる星に住むアンドロイドたちは、人間を探していた。アンドロイドたちの目的は、人間をエデンに連れて帰ることなのだという。本作の主人公は、アンドロイドたちの見つけた生き残りだ。コールドスリープによって長い年月をカプセルの中で過ごし、気がつくと宇宙船の中にいた主人公は、完全自立型の知能AI-ris(アイリス)から人間らしい感情を示すことを要求される。ロボット少女との会話によって正しく感情を教える、自由な会話による物語が繰り広げられる。 主人公はAIヒロインとの自由な対話によって、彼女に人間らしい感情を示していく。ゲームプレイとしては、まずシナリオパートでは、固定のシナリオが展開される。予め制作されたテキストや演出によって、世界やアイリス、主人公について明かされていくのだろう。 対話パートではアイリスとの会話によって、物語を進行させる。同パート中、プレイヤーはヒロインのアイリスに対して、メッセージを送信できる。入力された問いかけなどに対して、アイリスは言語モデルによって出力された返答を出力。AIを用いたリアルタイム会話によって、自由な会話が繰り広げられるそうだ。 またそうした会話はAIで分析されており、内容に応じて中盤以降のストーリーが分岐。プレイヤーの入力すべてがフラグとなる、既存のアドベンチャーゲームとは異なる体験が待っているようだ。要素としては、シナリオの途中にはいくつかの関門が存在。ヒロインのアイリスは人間の感情を知るため、プレイヤーとの会話を望んでおり、感情を知った先でアイリスが変化するという。本作はAIを用いた自由な会話システムによって物語が分岐する、アンドロイドヒロインと過ごすSFアドベンチャーゲームとなるのだろう。 なおSteamのストアページによると、本作では応答文が生成されたあと、Steamのガイドラインの条件を満たしているか判別。ガイドラインに沿っていない場合には応答が拒否されるため、安心してAIが利用できるそうだ。 本作を手がけている竹関工房は、筑波大学発のゲーム制作チームだ。過去作としては、夜の町を循環バスで巡るADV『Re:Bus』や、体の不自由と寿命が等価になった世界のADV『千年の魔女』をフリーゲームとして公開。同チームのさまーらいと氏の学部時代の友人などを中心に、10人程度で活動しているという。 本作『_turing』は、2023年に発表。その後イベントへの出展などを経て、制作が進められてきた。開発の進行と共にプラットフォームについても変更されてきたが、ポストを見る限りSteamでの配信が決定している。 またさまーらいと氏の記事によれば、本作『_turing』は美少女ゲームにおける一種の理想の追求をしようとしているのだという。同ジャンルではヒロインとの対話が、選択肢などの形式によって表現されている。ではそうした選択肢などが本物の対話になった場合、上位の体験になるのではないか。学生として対話システムを研究しており、美少女ゲームユーザーでもあるという同氏も、実際に会話ができる体験がプレイヤーにどんな印象を与えるのかは非常に気になっているとのこと。同氏は本作『_turing』を、ある種の試金石になるのではないかと考えているそうだ。 『_turing』はPC(Steam)向けに、5月9日18時にリリース予定だ。 Source link

「Switch 2」初年度売れ行き予想は1500万台 初動品薄でも生産可能? 任天堂・古川社長が回答

「Switch 2」の初年度販売台数の予想は全世界で1500万台──。任天堂が5月9日に行った決算説明会で、新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」についてこのように言及する場面があった。同社の古川俊太郎代表がその理由を説明した。 Source link

名古屋港へのランサムウェア攻撃で知られる「LockBit」がハッキングされ5万9975個のBTCアドレスと4442件の被害者との交渉内容がダークウェブ上に流出 – GIGAZINE

名古屋港のコンテナターミナルへのランサムウェア攻撃で知られる悪名高いランサムウェア集団「LockBit」が、ハッキング被害にあったことが明らかにありました。流出したのはLockBitが使用していたビットコイン(BTC)アドレス5万9975個や、ランサムウェア攻撃の被害者とやり取りした交渉内容4442件などです。LockBit ransomware gang hacked varchar varchar" varchar" varchar" ...

最新デーティングトレンド5選「Tinderレポート」から読み解く、新しい出会いのカタチ | TABI LABO

デーティングアプリが浸透し、出会いの選択肢が格段に増えたいま、人々はどんな恋愛模様を描いているのでしょう。デーティングアプリ「Tinder」が公開した年次レポート「Year in Swipe 2024」は、世界中のシングルたちの恋愛観の変化を鮮やかに映し出しています。とくに注目したいのは、グローバルで共通して見られた5つのデーティングトレンド。それは、もはや「誰かと出会うこと」そのものよりも、「どう出会い、どう関係性を育むか」に重きが置かれ始めたことの証でもあります。©MG Japan Services 合同会社01.「ラウド・ルッキング」理想を“声に出して言う”勇気「ラウド・ルッキング(Loud Looking)」とは、理想のパートナー像をはっきりと明言し、相手にもオープンに伝えるスタイルのこと。かつては「理想が高い」「重たい」と見なされがちだった自己開示が、むしろ誠実さや意思の強さとして評価されるようになっているようです。この背景には、恋愛やジェンダーに関する価値観の多様化があります。「あいまいさ」や「駆け引き」が出会いの妨げになるなか、自分のニーズを明確にすることは、フィルターではなく“ナビゲーション”として機能しているとも考えられます。たとえば「結婚願望あり」「LGBTQ+フレンドリー」「子どもを持ちたい」など、核心を早い段階で共有することで、無駄なすれ違いを減らし、より本質的なつながりへと近づくアプローチ。理想の相手像や求める関係性を濁さずハッキリと伝える。駆け引きよりも、クリアなコミュニケーションが有効なようです。02.「キス・メット」偶然性を愛するセレンディピティ型恋愛「キス・メット(Kiss-met)」は「キス(kiss)」と「運命(kismet)」をかけ合わせた造語。直訳すれば「運命的なキス」、つまり偶然が導く出会いの美しさを象徴しています。GPSやアルゴリズムに支えられたマッチングが主流の今だからこそ、「計算されていない瞬間」に価値を見出す傾向が強まっているようです。背景には、オンライン化が進み“スワイプ疲れ”を感じるユーザーが増えたことがあるかもしれません。効率性よりも偶然の出会いや予期せぬ展開に惹かれる、セレンディピティ重視の姿勢。計画通りにいかない面白さは、AIの進化とともに生まれる非AI的な感情への回帰とも言えるでしょう。03.「ナノ・シップ」小さなきっかけを逃さない感度の高さ「ナノ・シップ(Nano-ship)」は、極小な接点に価値を見出す姿勢を示すトレンド。たとえば、「通勤中に目が合った」「同じ趣味のスタンプを使った」「朝の挨拶から始まった会話」など、ごく些細な出来事が恋の芽になるという考え方です。これはSNS世代に特有の“マイクロモーメント”感覚がデートにも持ち込まれた結果と言えます。ふとした瞬間の心の動きにも意味を見出し、関係を育むきっかけとする意識の高まり。Z世代やα世代にとって、「きっかけ」は大げさな演出である必要はなく、むしろ等身大の接点こそが信頼につながるのです。04.「チームスポーツ」恋愛を“個人戦”から“団体戦”へ「Team Sport(チームスポーツ)」型の出会いとは、友人や家族、コミュニティの力を借りて恋愛を楽しむスタイル。Tinderが提供する「Matchmaker」機能は、ユーザーの友人がマッチ候補を選ぶことができるユニークな仕組みで、このトレンドを体現したもの。出会いを“他人に任せる”のではなく、“一緒に探す”というスタンスは、恋愛のプロセスをよりオープンで健全なものにします。実際、若年層の間では「家族に紹介できる人と出会いたい」「親友の推薦が安心材料になる」といった声も多く聞かれます。周囲の人たちと出会いのプロセスを共有して楽しむ、「協力型デーティング」とも捉えられるこのトレンドに注目です。05.「コミュニケーション」関係性の土台は“正直さ”最後に紹介するのは、もっとも基本にしてもっとも重要な「コミュニケーション」のトレンド。Tinderの調査では、信頼・価値観の共有・安定性といった要素が重視されてお表面的な会話ではなく、信頼関係をベースに価値観の分かち合いや、精神的な安定性を基盤とした、オープンで正直な対話を求める傾向が明らかになりました。恋愛が“スペックマッチ”ではなく、人間性の相互理解にシフトしている証とも言えるでしょう。加えて、メンタルヘルスへの配慮や、個人の境界線(バウンダリー)を尊重する姿勢もこのトレンドを後押ししていると考えられます。恋愛「セルフブランディング」時代の到来これら5つのトレンドを俯瞰すると、2024年の恋愛観は「受け身ではなく、意志ある行動」「あいまいではなく、明快なコミュニケーション」「表層ではなく、本質的なつながり」へと進化していることが読み取れます。言い換えれば、自分の価値観やスタンスを明確にし、それを表現することで出会いの質が高まる──いわば、恋愛におけるセルフブランディングの重要性が増しているとも捉えられます。「いい人に出会う」よりも、「自分にとっていい出会いを見極める」。この意識の変化こそが、2024年のデーティングトレンドを形作った最大の要因かもしれませんね。Top image: © iStock.com / AleksandarNakic(function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s); ...

Genshin Impact 5.7リークは、キャラクタービルドに革命をもたらすためにエッセンシャルアーティファクトアップデートを誘惑します

新しいセット Genshin Impact 5.7リークが出現し、アーティファクトを中心に展開するものを含む、いくつかの質の高い(QOL)アップデートを示唆しています。情報が正確な場合、これはキャラクターの構築方法に革命をもたらす可能性があります。 Hoyoverseによる人気のあるアクションRPGは、バージョン5.6を入力しました。これは、プレイ可能な名簿にEscoffierとIFAを追加するだけでなく、Mondstadtで設定された新しいArchonクエストをもたらす重要な新しいパッチを入力しました。、プレーヤーがファボニウスの騎士団やそのようなテイバットを支配する力のいくつかをよりよく理解できるようにすることができます ヘキセンジルケルイン Genshin Impact。 Source link

14型ノートPC「LIFEBOOK WU2/J」がCore i5-1235U+512GB SSD搭載で17万円台!

富士通の直販サイト「富士通 WEB MART」では最新モデルを対象にセールを開催中。 Source link

猿でもわかるAIの倫理・リスクシリーズ 🐵⚠️AIによる意志決定の独占リスク

AIによる意志決定の独占リスクとその技術的対処法 1. はじめに:AIが「決める社会」がやってくる? 近年、AIは医療診断、与信審査、採用選考、裁判の量刑予測など、「人間が決断すべき」領域に深く関わ… Source link

絵文字を頻繁に使う人にはいくつか悲しい特徴があった

LINEやSNSのメッセージで、いつもカラフルな絵文字を欠かさない人、あなたの周りにもいませんか? 実はそうした「絵文字多用派」の人々には、ある共通した性格上の特徴が見られるかもしれません。 アメリカのオクラホマ州立大学(OSU)で行われた研究によって、SNS投稿で絵文字をたくさん使う人ほど、否定語が多く語彙が少なく抽象的な話題が少なく、新しい経験や物事への開放性が低い傾向があることが示されました。 絵文字の賑やかな様子から外交的な人が多用すると思われていましたが、最も関連性が強かったのは開放性の低さでした。 なぜ絵文字を多用する人はこのような特性があるのでしょうか? 研究内容の詳細は『Frontiers in Psychology』にて発表されました。 目次 絵文字で心を語る時代絵文字が暴くあなたの内面絵文字は言葉の省エネ──保守派のコミュ術? 絵文字で心を語る時代 スマートフォンやパソコンでのやりとりにおいて、絵文字は今や欠かせない存在です。 文章だけでは伝わりにくいニュアンスも、笑顔や涙の絵文字一つ添えるだけでガラリと変わることがあります。 まるでデジタル時代の「表情」や「身振り」のように、絵文字はテキストコミュニケーションに温度感や感情を加えてくれる「感情の句読点」とも言えるでしょう。 実際、日常的に多くの人がチャットやSNS投稿で絵文字を活用しています。 では、その絵文字の使い方には人それぞれ“クセ”があるものですが、そこに性格の違いは表れるのでしょうか? 心理学の分野では、文章表現や言葉の選び方にその人の性格が反映されることが以前から知られています。 たとえばSNS投稿で使われる語彙を分析すると、投稿者の外向性や内向性などパーソナリティの傾向をある程度予測できるという研究もあります。 ところが、絵文字の使用傾向と性格特性との関係については、まだ十分に調べられていませんでした。 絵文字は文字情報ではありませんが、コミュニケーション手段の一部です。 そこで米国の研究チームは、「私たちがコミュニケーション中に絵文字をどう使うかは、その人自身の性格的な特徴と関係しているかもしれない」と考えました。 つまり、絵文字の使い方の違いから投稿者のパーソナリティを読み取れるのではないかという着想です。 この仮説を検証するため、研究者たちはSNS上での絵文字使用頻度と性格5因子(いわゆるビッグファイブ:外向性、協調性、誠実性、開放性、神経症傾向)との関連を詳しく調べることにしました。 絵文字が暴くあなたの内面 研究はアメリカの大学生を中心とした2つのグループで行われ、それぞれ76名と245名の参加者が集められました。 (全体で約300名規模)。 まず参加者には性格特性を測る質問紙に回答してもらい、ビッグファイブ(加えて6因子モデルの誠実さ・謙虚さ要素も検討)における各自のスコアを取得しました。 次に参加者たちには、日頃利用しているSNSアカウント(X/旧Twitter)の投稿データの提供に協力してもらいました。 研究チームは提供された各参加者のSNS投稿を分析し、どれくらい絵文字を使っているか、そして何種類の絵文字を使っているかをプログラムでカウントしました。 さらに投稿の本文についてもテキストマイニングを行い、どのような単語が多く使われているか(例:感情表現に関する単語、分析的な語句の頻度など)を、心理言語学的な分析ツールLIWCを用いて分類・集計しました。 こうして集めたデータを性格検査の結果と照合したところ、絵文字を投稿に頻繁に使用する人ほど、開放性のスコアが低いことが明らかになりました。 研究チームは論文の中で「自己申告で開放性が低い人ほど、最も多くの絵文字を使っていました」と述べています。 開放性とは何か? 開放性とは性格特性の一つで、新しい経験や抽象的なアイデア、美的刺激への興味関心を示す指標です。スコアが高い人は好奇心旺盛で創造的、芸術や多文化にも寛容な傾向があります。逆に低い人は慣れ親しんだ環境や具体的な情報を好み、伝統や秩序を重んじやすいとされます。 この関連は、投稿者の性別要因を考慮した上でも有意に認められています。 また興味深いことに、一般に女性の方が男性より絵文字を多用する傾向があり(本研究でも女性参加者のほうが平均して絵文字使用量が多く、先行研究と一致する結果でした)、性別も絵文字使用頻度に影響していました。 しかしそれを差し引いても、開放性の低さが絵文字多用と結びついていたのです。 一方、ビッグファイブのその他の性格(外向的かどうか、協調性が高いかなど)については、絵文字使用量との間にはっきりした関連は見られませんでした。 外向的な人ほど絵文字で表現豊かかもしれない…といった直感的な予想も外れた形ですが、この点も興味深い発見です。 つまり、こと絵文字の使用頻度に関しては、「開放性」の高低だけが顕著に現れるもののようなのです。 開放性の低い人はどんな特徴があるのか? 開放性が低い人の特徴はこれまでの研究によってかなり詳しく調べられています。 ・知的な側面でわずかなハンディを背負っていることが多いようです。メタ解析によると、ビッグファイブの中で知能(IQ)ともっとも強く結び付くのが開放性で、その相関はおおむね0.20〜0.30程度と報告されています。つまり好奇心旺盛な人ほど平均してIQも高く、反対に開放性が低い人は知能テストの得点もやや控えめになる傾向があるのです。 ・創造性でも似た図式が見られます。発散的思考テストや芸術的達成に関するレビューでは、開放性と創造性の相関が0.40から0.70とかなり大きく、高開放性の人ほどアイデアが豊富で芸術的職業に就きやすいことが示されています。したがって開放性が低い人は、未知の概念を組み合わせるような「ひらめき型」の課題が少し苦手になりがちです。 ・メンタルヘルスとの関係は拍子抜けするほど弱く、一貫性もありません。外来患者を対象にした研究では開放性とうつ症状の間に有意な関連が見つかったものの、その寄与はごく小さく、他の性格因子や環境要因を加味すると独立した影響はほとんど消えてしまいます。縦断研究でも「開放性が低いほうが心の病に強い/弱い」という明確な結論は出ていません。 ・収入面を見ても、開放性の影響は驚くほど控えめです。年収と正の相関があること自体はメタ解析で確認されていますが、標準化係数は0.05前後とごく小さく、外向性や誠実性ほど強い効果はありません。言い換えれば、低開放性だから大幅に稼ぎにくいというより、好奇心旺盛な人が斬新なアイデア産業で少しだけ優位に立つ、というレベルにとどまります。 ・結婚や離婚との関連も微弱です。夫婦満足度を扱ったレビューでは、満足度を大きく決めるのは神経症傾向や誠実性であり、開放性はほぼ無関係という結果が繰り返し得られています ・政治的・社会的価値観では開放性が保守主義と最も強い負相関(約−0.18)を示すことを突き止めました。開放性が低いほど伝統と秩序を重視し、多文化や急進的改革には慎重な姿勢をとりやすいという傾向は、世界的にかなり再現性が高いようです。 (※開放性の低さとこれらの要素は相関関係にありますが、開放性の低さと直接的な因果関係があるかまでは断言されていません。) では、絵文字多用派と控えめ派では、文章の内容にも何か違いがあるのでしょうか? 研究チームは投稿内の単語の使われ方についても分析結果を報告しています。 その結果、絵文字を頻繁に使う人の投稿ほど、「家族」や「うれしい・悲しい」といった感情表現に関する言葉を多く含み、逆に分析的・抽象的な内容に関連する単語(例えば英語の冠詞の “the” や “a” に相当する言葉、物事の「洞察」に関する言葉など)が少ない傾向が見られました。 言い換えると、絵文字を多用する投稿ほど、人間関係や感情に焦点が当たり、抽象的な話題は少ないようなのです。 さらに2回目の大規模サンプルでは、絵文字を多く使う人ほど「あなた」「私」といった代名詞や、「no」「not(〜ない)」など否定を表す表現、過去・未来といった時間に関する言及が多い一方で、使用している語彙の種類(辞書語彙の豊かさ)が少ない傾向も確認されました。 興味深いのは、絵文字多用派はテキスト上で豊かな感情表現をしているようでいて、実は文章そのものの語彙はシンプルになる傾向がうかがえる点です。 これは「文章の一部を絵文字で置き換えている」ことを示唆しているのかもしれません。 絵文字が単なる飾りではなく言葉の代わりとして機能し始めていることを物語る結果とも言えるでしょう。 絵文字は言葉の省エネ──保守派のコミュ術? この研究から、「絵文字の多用」と「開放性の低さ(新しいものより慣れ親しんだものを好む傾向)」との関連が示されました。 ではなぜこうした傾向が生まれるのでしょうか? 筆者らは明確な因果関係までは断定していませんが、いくつか考えられる理由や示唆を述べています。 まず考えられるのは、絵文字という表現手段自体の性質です。 絵文字は直感的で分かりやすく、世界共通で通じやすい「具体的」なシンボルです。 高い想像力や抽象的な表現力を駆使しなくても、ニコニコマーク一つで「嬉しい気持ち」を手軽に伝えることができます。 新しい言葉をひねり出さなくても既存のアイコンから選ぶだけなので、ある意味「手堅い」コミュニケーションとも言えます。 こうした特徴から、普段から新奇な表現よりもお馴染みのやり方を好む人(開放性の低い人)は、文章を書く際にも絵文字という安定したツールに頼りがちなのではないか――そんな仮説が考えられます。 逆に開放性が高い人は、文章だけでユーモアを表現したり独自の言い回しを工夫したりする傾向があり、絵文字にあまり頼らないのかもしれません。 実際、本研究とは別に「開放性が高い人ほど長めの単語や専門的な語彙を使う」といった報告もあります。 絵文字多用派は語彙の豊かさがやや低い傾向があったという今回の結果とも照らし合わせると、開放性の高低で言語スタイルが異なる可能性が考えられます。 もう一つ、絵文字の役割についての示唆も興味深い点です。 絵文字というと一見、喜怒哀楽を直接表す感情そのもののように思われます。 しかし研究チームによれば、絵文字多用派の投稿から見られた感情表現の傾向はごく控えめで、必ずしも絵文字はストレートに感情を伝えているわけではないとのことです。 では人々は絵文字を何のために使っているのか? その答えの一端として、著者らは「ネガティブな内容を和らげるために絵文字を使っている可能性がある」と述べています。 例えば「あなたとはもう二度と一緒に行かないからね(ニッコリ)」といった具合に、本来きつく聞こえる否定的なセリフでも、後ろに冗談めかした絵文字を付け足すことでトゲを抜く効果が期待できます。 確かに、絵文字には文章のトーンを調整する「緩衝材」のような役割があると日々実感するところではないでしょうか。 研究では絵文字をよく使う人は否定表現も多い傾向があり、さらに絵文字多用派は開放性が低いことがわかりました。 そのため否定的な言い回しに絵文字を添えて柔らかく伝える――このようなコミュニケーション術が背景にあるのかもしれません。 本研究は主に英語圏の若者(大学生)のデータに基づいており、文化や年代が異なれば絵文字の使われ方も変わってくる可能性があります。 著者らも「我々のサンプルは女性が多数を占めた。将来的には性別や文化による絵文字使用の違いについても研究が必要だ」と述べ、結果の一般化には慎重さを示しています。 実際、日本語圏では顔文字やスタンプ文化も根付いており、英語の絵文字とはまた違ったコミュニケーション習慣があります。 こうした違いが性格特性との関連に影響するのか、今後さらに研究が進められるでしょう。 では、この研究結果にはどのような意味や活用が考えられるでしょうか。 例えば、人材採用やマーケティングの分野では、SNS上の言動からその人のパーソナリティを推測する試みが行われ始めています。 もし絵文字の使用頻度が一つの性格シグナルとなり得るなら、将来的にAIが応募者の投稿から開放性の高低を推定するといったことも理論上は可能かもしれません。 (もっとも、性格を読み取られることにはプライバシーや倫理の問題も伴いますが…)。 いずれにせよ、本研究はデジタルコミュニケーション上の何気ない振る舞いに、私たちの内面が表れている可能性を示した興味深い一例と言えます。 全ての画像を見る元論文Emoji use in social media posts: relationships with personality traits and word usagehttps://doi.org/10.3389/fpsyg.2024.1343022ライター川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。編集者ナゾロジー 編集部 Source link

『マフィア:オリジン 〜裏切りの祖国』8月8日発売決定。1900年代初頭のシチリアを舞台に“マフィアの起源”に迫るストーリーを描く

 2KとHangar 13は、『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』を2025年8月8日(金)に発売する。予約受付もスタート。  1900年代初頭のシチリアを舞台に、主人公のエンツォ・ファヴァーラがマフィアの一員となってドン・トリージの組織で成り上がっていく姿を描くアクション。シナリオは“マフィアの起源”に迫る物語が描かれるとのこと。 発売日の発表にあわせて、公式ゲームプレイトレーラーと開発者インタビュー動画が公開。広告.css-vubbuv{-webkit-user-select:none;-moz-user-select:none;-ms-user-select:none;user-select:none;width:1em;height:1em;display:inline-block;fill:currentColor;-webkit-flex-shrink:0;-ms-flex-negative:0;flex-shrink:0;-webkit-transition:fill 200ms cubic-bezier(0.4, 0, 0.2, 1) 0ms;transition:fill 200ms cubic-bezier(0.4, 0, 0.2, 1) 0ms;font-size:1.5rem;}『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』(PS5)を購入(Amazon).css-vubbuv{-webkit-user-select:none;-moz-user-select:none;-ms-user-select:none;user-select:none;width:1em;height:1em;display:inline-block;fill:currentColor;-webkit-flex-shrink:0;-ms-flex-negative:0;flex-shrink:0;-webkit-transition:fill 200ms cubic-bezier(0.4, 0, 0.2, 1) 0ms;transition:fill 200ms...

60歳以上限定! シニアプロeスポーツチーム「マタギスナイパーズ」が新メンバー募集 – GAME Watch

 エスツーが運営する「MATAGI SNIPERS(マタギスナイパーズ)」は、60歳以上のプロ志望選手を対象とした「MATAGI SNIPERS TRYOUT 2025」の募集を5月31日まで実施している。  「MATAGI SNIPERS」はタクティカルFPS「VALORANT(ヴァロラント)」の大会「VALORANT Challengers Japan」への出場および優勝を目指している。これに向け、新たに60歳以上の情熱に溢れた選手を発掘し、トレーニングを通じて共に大きな成果を達成することを目標に「VALORANT」部門の選手を募集する。  募集要項が公開されており、1966年4月1日(昭和41年)以前に生まれた60歳以上の方を対象とするほか、コーチや他者からの教えを素直に受け入れ、遵守できることなどが記載。「VALORANT」の経験は不問だが経験者を優遇し、必要ランクは不問。また、エージェントおよびロール指定は無しとしている。加えて秋田県内・外での長期間の活動が可能であることや、オンラインでの活動も可能といった内容が記載されている。  応募フォームより応募を受け付けており、トライアウトは6月中旬頃に実施を予定。会場は秋田県の秋田スカイプラザ7階の「株式会社エスツー内 MATAGI SNIPERS HEADQUARTER」となる。 □「MATAGI SNIPERS TRYOUT 2025」の応募フォーム-...
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