ソニーグループ、バンダイナムコホールディングス(BNHD)、Gaudiyは8日、エンタメとテクノロジー領域における戦略的パートナーシップを開始。協業の推進にあたり、Gaudiyは、ソニー及びBNHDを引受先として、総額100億円の資金調達をしている。Gaudiyは、ファンとIPをつなぐ共創型のコミュニティプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」を展開するほか、世界最大級のアニメ・マンガコミュニティサイト「MyAnimeList」を傘下に持つ。 世界のエンタメコンテンツ産業は力強い成長を続けており、世界のキャラクターIP(知的財産コンテンツ)のメディアミックス収益ランキングでは、TOP25のうち10を日本のIPが占めている。 さらに、テクノロジーの進化により、今後はエンタメコンテンツ産業の枠を超えて他産業へと波及していくことが予想される。また、IPとファンの関係性は、SNSやUGC(ユーザー生成コンテンツ)の台頭によって、生産者と消費者に留まらず、ファン自らが参加し、支援し、共創する時代へと移行している。 その中でGaudiyは「ファン国家」をビジョンに掲げ、ファンとIPをつなぐ共創型のコミュニティプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」を、大手エンタメ企業に提供。ブロックチェーンやLLMなどの先端テクノロジーを活用しながら、新しい体験をIPファンに届けている。 2025年には、会員登録者数1,950万人・海外利用率99%を誇る、世界最大級のアニメ・マンガコミュニティサイト「MyAnimeList」をグループ傘下とし、グローバルファンとの接続も強化している。 ソニーは、10年後の長期ビジョンとして「Creative Entertainment Vision」を掲げ、魅力あるIPの創出と育成に取り組むとともに、境界を超えてIPを拡張することでファンとのエンゲージメントを深め、IP価値の最大化を推進。 ゲームや音楽、映画などのエンターテインメントを展開するほか、アニメにおいては作品の企画製作や配信・配給も実施。2021年にはアニメ専門のストリーミングサービス「Crunchyroll」をグループ傘下に迎え、世界のアニメファンに向けて日本のコンテンツを届けている。 BNHDは、2025年4月からの3カ年の中期計画において、グループの最上位概念「パーパス"Fun for All into...