日曜日, 5月 18, 2025
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2025/05/17 『コーヒーが冷めないうちに』Alice

🧠 あらすじと概要:

映画『コーヒーが冷めないうちに』あらすじと要約

あらすじ

主人公の時田数(有村架純)は、叔父の時田流(深水元基)と共に小さな喫茶店「フニクリフニクラ」を経営している。この店には、不思議な都市伝説があり、店内の特定の席に座ることで過去のある時間に戻れるという特性がある。しかし、その過去に戻るには複雑なルールが存在し、結局現実は変わらない。客たちは過去の出来事を悔い、再会を望んで店を訪れる。彼らの心の変化と成長を描く物語が展開される。

記事要約

映画『コーヒーが冷めないうちに』は、暖かく品のある雰囲気が漂う作品で、コーヒーが冷めないうちに過去へ戻るという独自の設定が巧妙に使われている。過去の選択に向き合い、未来の生き方を見つめ直すことがテーマであり、主演の演技が印象深く、物語の感情が短い時間でしっかりと伝わる。またエンドロールも感動的で、見逃さずに確認する価値がある。映画を通じて、自分の人生や未来に対する考え方が変わるきっかけを得られる作品である。さらに、有村架純の魅力にも触れ、観る価値があると結論づけている。

2025/05/17 『コーヒーが冷めないうちに』Alice

Alice

 自分は今、DMM TVのサブスクに加入している。僕の調べでは、現在配信中の映画は1万3000本ときた。毎月550円払っているんだから、少しでも気になるんなら見ない手はないだろう。とはいえど、スマホやPC上で見ているときは2時間も集中力を保ち続けられないのだ。かくして僕は毎月200円分ぐらいのサービスを持て余していたのである。 しかし今日この日、とてもじゃないが天気が悪くて外に出られそうにない。勉学?資格?んなもん知らん。兎にも角にも暇だ。映画でも見るしかない。

 検索結果をスクロールしていき、目に止まったのが本作、『コーヒーが冷めないうちに』だった。中学の時『SUUNY ~強い気持ち・強い愛~』を観に行ったときに予告で流れていて、気になっていたのを思い出した。折角見るなら、少しでも集中力を保てるようにしなくては。少々手間がかかるが、HDMIケーブルでパソコンをテレビと繋いで、再生ボタンをクリックした。

時田数(有村架純)が叔父で店主の時田流(深水元基)と切り盛りする、とある街のとある喫茶店「フニクリフニクラ」。そこには、不思議な都市伝説があった。それは店内の【ある席】に座ると、望んだとおりの時間に戻ることができるというもの。ただし、そこにはめんどくさい…非常に面倒くさいいくつかのルールがあった。今日も不思議な噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる。どんなことをしても現実は決して変わらない。それでも過去に戻り、会いたかった人との再会を望む客たち。そこで彼らを待っていたものとは?そして、主人公・時田数に隠された真実とは?

DMM TV あらすじより引用

 簡単なあらすじは上記のとおり。もう7年前の作品だけど、一応此処から先はネタバレ注意で。

 全編見た印象としては、作品全体が暖かくて、品があって、優しい空気に包まれていたと思う。見ていて随分と心地良かった。
 コーヒーを【ある席】で飲んで、”それが冷めきるまでは過去に戻れる”というシステムが巧妙だった。いわゆるタイムリープのSFでは珍しく、過去に干渉しても、現在の時間軸にバタフライエフェクトを及ぼすことがない。イメージ的には、ドラえもんでいう「もしもボックス」を使用して、一時的なパラレルワールドを作るのに過ぎない。しかし、そのパラレルワールド内での出来事を通じて、登場人物たちが過去の悔いから踏ん切りをつけ、未来をどう歩んでいくかに目を向ける。それが、本作での主な流れとなる。

 2時間足らずでタイムリープ4回分。普通に考えたら尺が足りないどころじゃないんだろうけど、俳優さんたちの演技が素晴らしかったお陰で、登場人物たちが人生の中で背負ってきたものが、短い時間で、しかと心に響いた。2番目の松重豊さん・薬師丸ひろ子さんのパートが特に良かったと思う。夫婦ふたりの過去自体は鮮明に描かれなかったのに、過去に戻ったときの短い会話の中で、お互いを思いやる気持ちの強さが窺えた。実際他のパートに比べて、二人の過去についてざっとしか描かれてなかったけど、その分タイムリープ時の演出に気合が入っていたと思う。 喫茶店以外のシーンがあんまりないのも、主要人物以外のエキストラの描写がほとんどないのも、本作においては良い働きだったと思う。理由としては、場面転換や登場人物が入り乱れすぎると僕の集中力が切れるから。ここに関しては、物足りない印象を受ける人と、返ってスッキリしてて見やすいと思う人とで分かれそうだ。

 エンドロールの最後のシーンもめちゃくちゃ良かった。凄く微笑ましくて、和やかで。配信サービスだとどうしても、エンドロールを丸々スキップしてしまう人もいるだろう。もしこの記事を読んで興味を持った人がいるならば、本作は飛ばさずに見てほしい。本当に幸せな結末が待ってるから。

 中学時代に見てれば、何かしら自分の心情に変化か生じて、この7年間に生まれた後悔の1つや2つ、減らせたのかなぁとも思う。これもある種、コーヒー飲んで変えたい運命だ。そんな分かりきった机上論に縋っても時間の無駄。これからをどう生きるか、未来の自分の後悔を減らすための選択がよっぽど重要である。
 運命を変えることも、ましてや一時的に過去に戻ることすら出来ないのが現実。しかし経緯は何であれ、ちょっとしたきっかけで気持ちを前に向けられる人間という生き物の強さは、映画でも現実でもおんなじはずだ。一昨日自分のを見返したら、「今年は飲み会に積極的でありたい」と、すっかり忘れていた自分の心情が記されていた。遠方に住んでいる中学時代の友人と久々に話したい気持ちと、連絡取るのも久々だし、向こう方から怠いと思われないかという不安がせめぎ合っていたけど、映画とを見て、前に進む決心がついた。

 あと本編の内容とは全然関係ないのだけど、有村架純の可愛さにびっくりした。普通に彼女のご尊顔を拝むために見るのもアリだと思う。

Alice

未だにツイッターって呼んでる側の人間です。月3〜5本ペースで更新予定



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