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概要
この記事は、しおんさんという30代の在宅ワーママが、20代からの恋愛や職業人生の変遷を振り返りながら、復縁を経て結婚に至るまでの過程を描いたストーリーです。今年の人生観や選択がどのように変わったのか、さらには運命的な瞬間やライフイベントについても述べられています。
要約(箇条書き)
- 20代の決意: 結婚を諦め、仕事に生きることを決めて転職。
- 彼との別れ: 職場での彼との距離感に悩み、2度別れたが復縁を望む。
- 転職と自己成長: 新しい環境で仕事や友人との関わりを深め、彼を忘れようと努力。
- 予想外の再会: 再び彼と出かけるようになり、関係が変化する。
- プロポーズ: 彼からの突然のプロポーズを受け、改めて彼との人生を選ぶことを決意。
- 過去の振り返り: 結婚前に別れた理由や、互いの気持ちについての理解。
- 人生の変化: 結婚、妊娠、出産を経て人生が急激に変化。
- 感謝の気持ち: 人生の未来は予測できず、それが面白いことを実感。
- メッセージ: 誰にでも奇跡が起こる可能性があることを伝える。
こんにちは、しおんです。
わたしは20代の頃、結婚を諦めて仕事に生きると決意し、1度目の転職を果たしました。
そこには復縁にこだわっていたわたしはもうおらず、ただまっすぐにキャリアのことだけを見つめていました。
ですが、その日からわたしの人生は思いもよらない方向へ進み出します。
彼を振り返らないための転職
彼とは同じ職場でした。部署は違ったので普段遭遇することはほとんどなく、たまに見かける程度です。それでもわたしは、同じ職場にいたら彼を忘れることができないと思い、離れる決意を固めます。“友だち以上恋人未満”のような関係で、でも深くは踏み込めない、時には友だちよりも遠い存在に感じることすらある…
2度の別れを経てもなお復縁を望んでいたけれど、そんな距離感に疲れてしまったのです。
退職日、彼からのメッセージ
退職日の退勤間際、上司とともに各部署を回り、退職の挨拶をしました。もちろん彼の部署にも行きましたが、幸か不幸か彼は不在。
「最後はあっけないもんだな〜避けられたのかな〜」なんて自嘲しながら帰路についてすぐ、そのメッセージは届きました。
『忙しくしててごめん。落ち着いたらまた会おうね』
このメッセージを見て、喜んでしまう自分がいたのも事実です。それまで約束が流れたことなんて何度もあったし、許せない裏切りもありました。だからこんな軽いメッセージ、社交辞令の確率の方が高いんです。そんなこと、わかっているのに。期待しては叶えられなくて傷ついて…その繰り返しに疲れたくせに、彼以外を好きになる未来も見えなくて…
だからこそ仕事に生きると決めて転職に踏み切ったのに…
結局わたしのなかで、彼の存在は大きいままなのだと思い知らされました。
振り返らないと決めたから
そのメッセージに、なんと返事をしたのかは覚えていません。
ですがその後、彼を忘れるために友だちとの予定や転職先での研修を詰め込み、ひたすら前を向いて走り続けました。
彼からのメッセージはたまに届いていたし、いちいち嬉しかったけど、わたしからは送らず。
こうして少しずつ薄れていくものなんだと覚悟していたし、未来の自分のためにそう望んでいるつもりでした。
とにかく必死に仕事して、友だちと遊んで。休日はどうしてもしんどくなりがちだから、予定がなければひとりでドライブして。平日も休日も彼のことは考えないようにして。
自分の気持ちに蓋をして、なんとか息をする日々。
お別れ直後もつらかったけど、この頃もなかなか痛々しいなと思います。
未来への期待と過去の懐かしさの狭間で、なんとかして前を向き続けようともがいていた時期です。
運命の日は突然やってきた
そんな日がどれくらい続いたのでしょう。
もうはっきりとは覚えていませんが、いつのまにかまたふたりで出掛けるようになっていました。
週末に一緒に過ごすのは当たり前の関係。だけど手も繋がない、腕も組まない、ふしぎな関係。
友だちなのか、友だち以上なのか、友だち未満なのか…名前も付けられない関係。
だけど今度は、その距離感に悩むことはなくなっていました。
ふたりでいることが心地よい――。
そしてその瞬間は、なんの前触れもなくやってきました。
彼からプロポーズを受けたのです。
まさかまさかのまさかすぎて、涙も出ないわたし。「結婚って、交際期間を経て行き着くものでは…?」とお口ぽかん。たしかに過去、このことばを心待ちにしていた自分はいました。
でも、今はどうだろう………………………………………?
……………………………………………………。
やっぱり、人生をともに歩むなら、彼がいい。
彼がいなくても生きていけます。仕事も楽しいし、この頃は趣味も充実していて、占い依存からも抜けていました。
自分で自分の人生を楽しめている自覚だってありました。
だけど。
彼と一緒なら、きっともっと楽しい。
人生が豊かになる。
そう思いました。
だから、彼と結婚することを決めました。
後から知った彼の決意
その後だいぶ経ってから、いつから結婚を意識していたのか尋ねたことがあります。
なんと驚くことに、プロポーズの1年以上前から考えてくれていたそうです。
プロポーズを受けた年の前年、わたしたちは海外にも一緒に行っていました。
ほんとうはそのときに言いたかったけれど、勇気が出ず…と。
その後も出掛ける度に「今日言おう!」「今日こそ言う!」と意気込んでいたものの、結局言えなかったとか。
プロポーズ決行の日はふたりにとって特別なイベントの日でもあったので、「今日言わなかったらまた後悔する!」と覚悟を決めてくれたそうです。
そんな決意をしている彼に1年以上も気付かなかったわたしもわたしですが、彼もよく耐えたなぁと思います。
お互いに傷つけあい、憎しみあい、2度も別れを選んだふたりです。勇気がしぼんでしまうのも理解できます。怖くなるのもわかります。
『何度くっついても結局離れる』方に転がるのか、
『何度離れても結局結ばれる』方に転がるのかは、
わたしたちでさえわからないのですから。
人生の転機
その後のわたしの人生は、怒涛のライフイベントラッシュを迎えます。
30歳▶プロポーズ・入籍・妊娠31歳▶第一子出産32歳▶まさかすぎる双子妊娠
33歳▶第二子・第三子出産
たしかに20代も、国家資格を取得して夢を叶え、恋をして失恋をして、転職もして、趣味にも没頭して…
振り返ればたくさんの思い出があります。
でもそれらが軽くかすんでしまうくらい、わたしの30代のスタートは目まぐるしい変化に見舞われていました。
結婚し、子どもをもうけ、どんどん遠くに行ってしまうと感じていた友人にも、「こないだまで独身だったのに、だれよりも子だくさんじゃん!」と笑われるくらい。
一時は結婚を諦め、仕事に生きると決意しました。
「結婚がしたいのか、彼といたいのか」と周りに問われ、返答に詰まることもありました。
そんなわたしでも、肩のちからを抜いて心地よい日々を楽しんでいたら、水面下で(1年かけて!笑)結婚が近付いてきていました。
「人生なにが起こるかわからない」
「これだから人生はおもしろい」
そう実感しています。
そんな奇跡があなたに舞い降りる日は、明日かもしれません。
彼とわたしが8年越しに復縁婚に至るまでのリアルストーリーは、マガジンにまとめています。
よろしければどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。また次回、あなたに寄り添える記事を書いてお待ちしています。
よろしければお立ち寄りくださいね。
いつもスキやフォロー嬉しいです。コメントも大歓迎 ♡ /
わたしに喜びを運んでくれたあなたにも嬉しいことが起こる1日でありますように。
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